予測表の見方と意味合いについて

笑顔毎度のお付き合いをありがとうございます。
ただ今戻りました。
さて、今日は読者の方から予測表の見方について問い合わせがありました。
折角の機会ですので、ここで、予測表のA~Dグループ分け(震源地)の見方と、
その成り立ちについて、ご説明したいと思います。
まず最初に知って戴きたいのは、地震は大きく分けて3種類の発生の仕方があることです。
(いきなり専門用語で申し訳ありませんが、以下のものをCMT解析による発震機構解とも呼んでおります)
正断層型 : 引張型とも呼ばれ、断層が互いに引っ張り合う方向に動いて「ドシン」と落ちるタイプ
逆断層型 : 圧縮型とも呼ばれ、断層が互いに押し合う方向に動いて「ニョキ」と持ち上がるタイプ
横ずれ断層型 : その名の通り、断層が互いに横方向にずれるタイプ
◆詳しくは、[気象庁のHP] に図解入りの解説がありますので、そちらをご参照下さい。
ここからが、私独自の視点となります。
これまで発生した地震について、どの種類の断層型だったかを調査し、更に各地震の発生時刻から、
その地震が月と太陽からの潮汐力(引力)の、どの方向と対応するかについて傾向を調査し、相関あり
と判断できたものを以下のような図に落とし込みました。
CMT解析8
ご覧のように、潮汐力の性質から、180度反対方向も同じ力が働きますので、各A~Dグループに
対応する時刻は基本的に1日2回あります
。そして、月は約1日(※)で一周して戻ってきますので、
毎日これの繰り返しとなります。 (※実際は一日で約50分ずつ遅れていきます)
予測表では、これらの性質を効率よく表示させるため、上下2段書きにしております。
あとは、上の図との関係を見比べながら、予測表の見方に慣れて戴くしかありませんので、
よろしくお願い致します。
予測表の見方
それから、地震を3種類に分けたのは、便宜上の事でありまして、実際には以下の図のように、
地震によって、断層のすべり角は様々です。
CMT解析9
予測時刻と実際の発生時刻に誤差が出るのは、このすべり角が3種類の中間の場合で、
すべり角から、1h/15度で補正すると、M4以上の地震では、ほぼ正確な時刻が出ます。
また、この図でも傾向は見えますが、一般に逆断層型の方がマグニチュードが大きくなるようです。
本震のM9も、逆断層型でした。
いかがでしょうか、この様な説明で、ご理解いただけましたでしょうか?
また何か不足の点がございましたら、どうぞ遠慮なく、メッセージを送って下さい。
ちなみに、私のいる茨城の震度が大きくなるのは、茨城沖、千葉東方沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸
あたりですので、A,B,C,Dの全てが該当時刻となります。
では、また。バイバイ

今回の磁気嵐について

笑顔毎度のお付き合いをありがとうございます。
昨日、予定外に到来した磁気嵐について、手元のデータから、私なりの解釈をしてみました。
磁気嵐解析254
これは、いつも参考にしている [NASA:惑星間の太陽風シミュレーション] の太陽風の速度について
シミュレーションした図ですが、右側扇形の図(垂直方向)を良く見てみると、地球の南側すれすれに
1000km/sの超高速域が通過
しています。
私は、この超高速域がほんの少しずれたために、地球を直撃したのではないかと考えました。
それから、昨晩から続いていた磁気嵐ですが、実に15時間以上も吹き付けていたようです。
地球が太陽からの猛嵐に必死で耐えている「けなげな様子」を、また動画にしてみました。
(注意深く見ると、地球到達の直前、一瞬ですが地球の左側に衝撃波が縦に見えます)
20120125mag_anime.gif
先日と同じコメントになり恐縮です。
ちょっと変に思われるかも知れませんが、この画像を見ていると、私は地球に感謝の念が湧いてきます。
我々は、この磁気シールドに保護されて、生かされているのです。(結果的に地震の発生源なのですが)
地震や火山、台風など、
時に恐ろしい牙を剥く存在ですが、我々にとって唯一無二(ゆいいつむに)の地球です。
大切なパートナーとして、上手く付き合っていきたいものです。
では、また。バイバイ

昨日1/25の衛星画像 (動画付き) [15:30追記]

笑顔皆さま、お早うございます。
本日は所用のため休暇を戴き、その空いた時間で作業をしております。
(本来なら、昨日のうちにアップしたかったのですが、睡魔には勝てませんでした)
と言う訳で、昨日の気象衛星の画像です。(1/25 8:30-16:30)
20120125anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
20120125定在波
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
オレンジの線は、季節風や雲の流れに逆らって、定在波として残っている部分です。
東日本震災の余震域については、常に可能性がありますので説明はしませんが、
今回、特に黄色い線で示した箇所は、内陸部にかかっており、注目しております。注意
水色で囲んだ雲の無い範囲は、岩手の沿岸に広がっております。
[15:30追記]
初見で見逃していましたが、日本海側に赤い線で示した不穏な雲があります。
明らかに、周囲の雲を無視するかのように、少なくとも8時間も固定化しています。
この海域は、通常、深発地震のみですが、今の日本では、何が起こるか判りません。

これまでの実績からも、
昨日の雲の状態が、本日発生する地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
昨晩から今朝にかけての震源域も、ちょうど今回の解析結果に符合しております。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
磁気嵐の影響は2/1まで残るようです。
皆さまに於かれましては、引き続きの警戒をよろしくお願い致します。
では、また。バイバイ

余震はいつまで続くのか?その255 (新たな磁気嵐到達です)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
全くの予定外ですが再び磁気嵐が到達しました。 今回はNASAも予測外だったようです。ブーブー
嘘か誠か、現在の様子は、[NICT:リアルタイム磁気圏シミュレーション]で見ることが出来ます。
磁気嵐解析252
M8.8フレアにしては、やけに地味な磁気嵐だと違和感を覚えていた矢先の磁気嵐です。
本当に、嫌な予感と言うものは、都合の悪い方には良く当たるものです。。。

これに基づく磁気嵐ロジックを計算すると、以下の通りとなります。
磁気嵐解析253
ご覧のように、
「ピーク」は確率40%台1回と30%台2回、20%台1回、「魔のくぼみ」は5回もあります。
先日より採用の「急降下」は2回総じて見れば、磁気嵐の影響は2/1まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。それは内陸部も同じです。
◆そして予測表は、今夜~2/1の昼過ぎまでの約6日半がほぼ連続で、要注意となります。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
△ 1/25(水)00:59 03:59 06:59 09:43
-----12:43 15:44 18:33 21:33

△ 1/26(木)01:15 04:16 07:16 10:13
-----13:14 16:14 19:18 22:19

△ 1/27(金)01:30 04:31 07:31 10:42
-----13:43 16:43 20:02 23:03

△ 1/28(土)01:43 04:44 07:44 11:11
-----14:11 17:12 20:45 23:46

△ 1/29(日)02:01 05:01 08:02 11:42
-----14:42 17:43 21:30 –:–

◇ 1/30(月)02:25 05:25 08:25 12:19
-----15:19 18:19 22:18 00:31

△ 1/31(火)03:04 06:03 09:03 13:07
-----16:07 19:06 23:26 01:18

◇ 2/ 1(水)03:50 06:50 09:50 14:04
-----17:04 20:03 –:– 02:25
強調文
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
凡例:文字色の意味
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  その後の実績との比較により、ほぼ以下の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
青字は、確率15%以上を表わし、M5クラス発生の可能性があります
緑字は、確率20%以上を表わし、M5~6発生の可能性があります
紫字は、確率30%以上を表わし、M6クラス発生の可能性があります
赤字は、確率40%以上を表わし、M7クラス発生の可能性があります
太字はピーク、魔のくぼみ、急降下などの要注意時間帯を表わします。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
では、おやすみなさい。バイバイ

地磁気の変動幅

速報です。
M8.8CMEで1500km/sなら、凄い磁気嵐になると思って、
警戒していましたが、今のところロシア観測点(Tixie Bay)
で最大変動幅1.6%で前回と同じレベルで収まりそうです。
ただし、磁気嵐の地震への影響は、今から本番です。
皆さまに於かれましては、今一段の警戒をお願い致します。

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