ベテルギウスが超新星爆発寸前? その2

毎度のお付き合いをありがとうございます。

先日のブログでご紹介した、ベテルキウス超新星爆発についてですが、
最近、撮影された映像からも、その変貌ぶりが伺えます。

まず、1枚目は、
1997年にハッブル宇宙望遠鏡が「ベテルギウスの直接撮影に初成功」した時の映像です。
この時の視直径は、0.047秒角あったそうです。
betelgeuse_hst_February 16, 1997.jpg

そして、次の映像は、
2004年からヨーロッパ南天天文台(ESO)が運用しているAMBER干渉装置によるもの。
南米チリ・パラナル天文台の複数の大型望遠鏡(VLT)からの観測データを干渉合成する
超解像技術により、口径130m相当の望遠鏡として機能させる装置だ。
その性能は、ハッブル宇宙望遠鏡の50倍の解像度に匹敵するらしい。
betelgeuse_AMBER.jpg

2009年8月の撮影だが、
見ての通り、ベテルキウスの周りにガスの流出が見られ、その規模は太陽系で言うと
海王星の軌道半径にまで及ぶそうです。

先日のベテルキウスの表面がみえる画像(2009年1月)では、視直径が0.040秒角でした。
確かに、1997年にハッブルが撮影した時より15%減少しています。

更に最近の観測では、その縮小が加速度的になっているようなデータもあるそうだ。

これって、本当に自分が生きている間に、ベテルキウスの超新星爆発が見られるかも
知れませんね。

とにかく、長生きしたいものです。

では、また。

ベテルギウスが超新星爆発寸前?

毎度のお付き合いをありがとうございます。

宇宙関係でネットサーフィンしていたら、冬の大三角で有名なオリオン座の左肩
に位置するベテルギウスが、もう爆発寸前なのだという。

オリオン座.jpg
NASAの発表(2010年1月11日って、もう一年以上前の情報ですが)によると、
この15年で直径が15%も縮んでおり、非常に不安定な状態に陥っているそうな。

ベテルギウスと言えば、
全天で9番目に明るいメジャーな星だが、地球から640光年の距離にあって、
その大きさが太陽の約1000倍もあるため、恒星では2番目に視直径が大きい
のである。(1番はもちろん太陽)
仮に太陽系まで持って来れば、木星の軌道まで埋まるそうだ。

下の写真は、パリ天文台の仕事によるもの。
複数の赤外線望遠鏡で同時に観測した画像を干渉処理することで、超巨大望遠鏡と同じ性能
を引き出す超解像技術により、表面の模様も判るようになったそうだ。
画像では2本の白いバンドが見えるが、これは活発な熱対流による表面のでこぼこらしい。
ちなみに、右下の10masとあるのは角度の10ミリ秒=0.01秒相当で、これによりベテルギウス
の視直径は約0.04秒となる。
つまり、50km先にあるパチンコ玉(1cm)の模様が判る精度ですよ。凄い技術ですよね。
ベテルギウス.jpg

もし、
太陽の20倍の質量を持つベテルギウスが超新星爆発をすれば、満月ほどの強烈な
明るさの点光源が、約2週間にわたり輝き続けることになるらしい。
いわば第二の太陽が出現すると言っても過言ではなさそうだ。
(最後は、あのブラックホールになるらしい)

地球への影響としては、
ガンマー線バーストや衝撃波、強力なX線や磁気嵐などが考えられるが、通常の影響
範囲は25光年程度までらしいので、特に心配ないらしいが、本当かなぁ。。。

この現象、
640光年先で起こることなので、今見えているのは640年前のベテルギウス。
宇宙的スケールで言うと、もう爆発寸前で、一説には既に爆発したとも言われており、
明日にでも、この天体ショーが見られるかも知れない。

本当、宇宙って、色々なことがあるんですねぇ。

がんばって、長生きしたいです。

では、また。

太陽系に超巨大惑星発見か?

毎度のお付き合いをありがとうございます。

今日の朝日新聞に「太陽系に未発見の巨大惑星か 米大チーム、専門誌に論文
と言う記事が載りました。

太陽系.jpg
つい先日、太陽の伴星「ネメシス」について書き込みましたが、この惑星が超巨大で、
少なくとも、これまで太陽系で最大とされてきた木星の4倍の重さだそうです。
軌道半径は、地球の約1万5千倍なので、オールトの雲の中に位置しているものと
思われます。
今回「テュケー」って呼んでるようだけど、それって「ネメシス」じゃないのかなぁ?

まだ、彗星の軌道のブレ具合から、統計的に推定される程度の話のようですが、直接的な
観測データとして、その存在が確認されるまで、あと2~3年はかかるそうです。
NASAのHPでWISEミッション[赤外線宇宙望遠鏡]を覗いたら、2012年3月までに
全てのデータが公開されるが、その膨大なデータゆえ、解析には数年かかるらしい。

しかし、人類の英知は、ますます進化が加速度的になっているような錯覚を覚えます。

あと、50年もしたら、本当に映画「アバター」に出てくるような知的生命の住む惑星系
でも発見しているのではないでしょうか。
それとも、もっと近い将来か。。。

がんばって、長生きしたいものです。

では、また。

太陽には未発見な伴星『ネメシス』がある?

毎度のお付き合いをありがとうございます。

今日は、宇宙生物学という新しい分野の研究が進んでいるらしいこと調べて
いるうちに、私の古い記憶と重なった記事があったので、ご紹介します。

それは、古代生物の大量絶滅がほぼ2700万年周期であり、その原因の可能性
として考えられているのが、太陽に伴星『ネメシス』があるというもの。
これって、私が数十年前にも、聞いたような気がします。

全宇宙規模で見れば、恒星の約60%以上には伴星があるため、太陽も例外では
ないというものである。
ちなみに、恒星の誕生直後は2~4重の連星系を形成する場合が多く、連星系では
一般に軌道が不安定なため、時間の経過とともに、2重連星(軌道が安定する)となる
割合が増えるそうだ。ここから、弾き飛ばされた一匹狼が単独恒星という見方もある。

今回ご紹介する記事の主なものは、以下のリンクからの引用です。
「周期的な大量絶滅の原因、死の星ネメシス」説を検証

付け加えれば、この伴星に限らず、太陽系に接近する恒星は、数例あるらしく、
140万年後には、太陽の0.4から0.6倍の質量を持つ恒星『グリーゼ710』が太陽系に
1光年の距離まで接近し、オールトの雲に影響を与えると推測されているようだ。

オールトの雲とは、太陽系での惑星生成から取り残された、外遠の長周期微惑星群の
総称(或いは単純に彗星)であるが、太陽系にこのような恒星が接近することによって、
軌道が乱され、稀に地球への巨大隕石(直径数百メートル)となれば、生物の大量絶滅
は免れない。

近年、超大型望遠鏡の建設計画は目白押しである。
Muller氏によれば、伴星『ネメシス』は現在太陽から1-1.5光年離れた位置にあり、
うみへび座の方向に見えると推定。もし、ネメシスが褐色矮星の場合は、これらの
ミッションによって発見できる確率は高いものだろう。

宇宙って、
おそらく我々のような一般人の想像を超えた様々な事象が起こっているのだろうけども、
これらについて、まじめに研究している人々が居ることも事実のようだ。

では、また。

映画 [AVATAR] について

毎度のお付き合いをありがとうございます。

先日、CSのスターチャンネルで「AVATAR」をやっていたので、観てみました。

この映画は、
遠い将来に人類が他の生命系を持つ惑星(PANDORA)を発見し、その地下資源を巡って
先住民族(NAVI)との戦いについて映画化したもので、ストーリーとしては、極ありふれた
部類のものです。
しかしながら、その映像の精巧さには、正直、驚きました。
映像のほとんどにコンピュータグラフィックス (Computer Graphics)を駆使して製作されて
いるのでしょうが、架空の惑星の景色や未知の原生動物など(もちろんアバターそのものも)
が、あたかも本物の映像(実写というか)と見まがうほどの仕上がりでした。

本当、
この世の中は、私の想像以上に凄いスピードで進歩していることを実感いたしました。

先日も、もしかしたら
この宇宙は生命で満ち溢れているような気がする旨の書き込みをしましたが、この映画を
観てから、更にその想いが強くなりました。

まだ、「AVATAR」をご覧になってない方は、DVDも出ているし、レンタルその他で
観ることは可能でしょうから、是非ご覧になって見て下さい。

少なくとも私にとっては、これまでの宇宙感が変わるような、そんな映画でした。

wikipediaによる解説[アバター (映画)]

では、また。

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