地球温暖化と低炭素社会への疑問 (自己検証)

毎度のお付き合いをありがとうございます。
前回、ご紹介した記事に関連して「黒点と気候変動」の関連性に触れましたが、実際のところ
どうなのか調査(自己検証)してみました。
データの諸元は、主に以下の論文から参照させていただきました。
中世の温暖期と近世の小氷河期における太陽活動と気候変動
-樹木年輪中の炭素同位体の分析から- 東京大学宇宙線研究所 宮原ひろ子氏
まずは、次のグラフを見てください。
宇宙線(高エネルギーの素粒子)と雲の量の関係についての時系列データですが、
これはもう、疑いの余地もなく直接的な関係が存在するとしか考えられない。
なお最近の研究によると、
雲の被覆率が1%変わると全球温度は3度変わると見積もられているそうだ。
宇宙線と雲.jpg
これを踏まえて、太陽活動(黒点数)と気候変動の関係について、以下の図にまとめた。
気候変動については、比較のため日本とヨーロッパのものを並べて記載した。
黒点氷河期.jpg
いかがだろうか、どう見ても気候変動の多くの要因は、太陽活動(黒点数)に他ならないと思えてくる。
いや、別の要因を差し挟む必要性を全く感じない。
さらに、近代における気温の上昇の程度も、過去の記録から見れば、自然の揺らぎの想定内と。
繰り返しになるが、太陽黒点と気候変動の因果関係は、
常に降り注ぐ宇宙線を太陽風(黒点が多い=磁気嵐が強い)が吹き飛ばし、地球への到達量を減らすと、
地表の雲量(による反射)が少なくなり、地表に届く熱量が増加するので、地球の平均気温が上がる。
更に、近年の太陽活動は、過去を1000年単位で見ても、中世の温暖期に並ぶ活発さとなっている。
ちなみに、
現在の温暖な気候は、約一万年前に氷河期を終えた間氷期に当たり、氷河学的に「氷河期」とは、
南半球と北半球に氷床がある時期を意味する事が多く、この定義によれば、グリーンランドと南極に
氷床が存在する現代において、我々は未だ氷河期の中にいることになる、らしい。
最後に、氷河による気候変動が過去の地球平均気温を10度前後も揺さぶっていることを考えれば、
今騒がれている人類の出すCO2の多いの少ないのと、どうでも良いファクターであり、誤差の範疇
と考えてしまうのは些か乱暴であろうか。
どう考えても、アラブ権力封印、原子力推進、炭素税、炭素排出権なるマーケット創設などによって
得をする大勢の人間の存在があり、全てがそれらの思うつぼに向かっているようでならない。
この辺りのモヤモヤは、
同じ楽天ブログ内の、「ジョーカー7883さま」による、
地球温暖化回避CO2削減世界音頭/三波春夫でございます
の回で、痛烈に解説されております。
では、また。