海水温度の変化3 (温度勾配)

毎度のお付き合いをありがとうございます。

急に日本全体が騒がしくなってきました。

今朝の9:06福島県沖M4.6をかわきりに、既にM4クラスが計4回です。
沈黙の後の堰(せき)を切ったような、立て続けの中規模地震の発生です。

何かが変化している予兆であることは、ほぼ間違いないでしょう

次の大規模地震M6クラスの候補地として、色々と想いを巡らせているうちに、ふと気が付いたのが、
海水温度の温度勾配です。

温度が上昇している海域と低下している海域、その境界では、地殻の歪みに何らかの影響があるのではないか、
と言う訳です。
海水温解析15.jpg

この考えが正しいとすれば、次の候補地は九州の300km西で沖縄の600km北、東シナ海になります。

この海域での地震を過去に遡って調査してみると、少なくも過去15年ではM5クラスが最大で、大規模震は発生
していません。(悪く考えれば、エネルギーを溜め込んでいる可能性があり)

しかも、震源域は10~15kmと意外に浅く、仮にM6クラスが発生すれば、九州や沖縄、トカラ、奄美諸島などに
津波が及ぶ可能性が十分にあります。【要注意です】

また、何か変化がありましたら、お知らせしたいと思います。

では、また。

海水温度の変化2 (逆の見方)

毎度のお付き合いをありがとうございます。

次の震源域が一体どこになるのか、色々と考えているうちに、逆転の発想をしてみました。
今までは、海水温度の上昇=地殻活動の活発化として、温度の高くなった所をだけを見てきましたが、
そもそも、海水温度の低下でも地殻活動に何らかの変化があるのではないのか、という訳です。
海水温解析14.jpg

これは、海水温度の低下した部分が白くなるようにした図です。(いつもの演算を逆にしただけ)
すると、見えてきたのは、北九州の北西方向の海水温度が極端に低下していることです

調べてみると、この海域では、
1997年からの記録ではM3~4クラスが殆どですが、意外にも震源深さは10~15kmのものが多く、
2004/12/12にM5.1、2004/12/14にM5.3の中規模地震が続けて発生しています

今後、M6クラス以上の地震が発生しないと保証のできる地域は、おそらく日本国中ないでしよう。

何となくですが、次の震源域の候補として、内陸部(位置は不明)とこの海域を挙げておきたいと思います。

また何か、気が付いた事があればお知らせしたいと思います。

では、また。

海水温度の変化

毎度のお付き合いをありがとうございます。

気象庁の海水温度の発表がAM11:00のため、これを待っておりました。
結果的に、あまり変化はありませんが、沖縄北西250km沖合の東シナ海にホットスポット出現です
海水温解析13.jpg

ここは、アジアプレートの奥まった場所なので、仮に地震が発生しても深さ50km程度の震源域となり、
一番近い沖縄本島でも、影響は軽微と思われます。

さて、次にM7があるとしたら、震源域は一体どこになるのでしょうか。
日本の周りの海水温度からは、震源域の候補が見当たりませんので、やはり、内陸部の可能性を覚悟して
おいた方が賢明なのでしょうか。

ますます、分らなくなってきました。

また何か変化がありましたら、お知らせ致します。

では、また。

余震はいつまで続くのか?その110 (地震注意報発令2)

毎度のお付き合いをありがとうございます。

昨日、今日と地震の回数が比較的少なくなっていますが、やはり8/22M6.0の影響と思われます。
グラフの方も、地震の少なさが影響して、若干上昇ぎみです。
震度の予測91.jpg

予測Aの現在値(19:20)はM6.307で+誤差0.65を加えると、最大M6.96とほぼM7となりました

海水温度の方は、
特に変化はありませんが、やはり、沖縄の東側から南海トラフに向かう動きは拡大しております。
海水温解析12.jpg

図のオレンジの点ですが、実は、今日の11:45に本州中部はるか沖でM5.0の中規模地震がありました。
幸いにも、茨城沿岸から250km沖合で深さ45kmだったため、有感地震にもなりませんでした。
震源域としては、日本海溝より東側なので、この先、仮にM6クラスでも影響は軽微と考えられます。

それから、ここ最近の予測精度ですが、
以下のグラフように、全有感地震に対して、±40分以内が23/35回=66%と、なかなか優秀な成績です。
震度の予測92.jpg

たまに予測時刻を大きく外れる地震は、CMT解析で見ると、大抵は中途半端な横ずれ断層型です。
これを予測しようとすると、一日の予測時刻が更に8点増えてしまうため、現状の予測で限界ですね。

以下、今後の予測日時です。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります。

浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖
秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部、
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖

(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)

☆8/25(木)19:01 22:00 –:– 04:07
-----07:06 10:05 14:25 17:24

◇8/26(金)20:23 23:22 00:59 05:15
-----08:15 11:14 15:23 18:22
◇8/27(土)21:49 –:– 02:21 06:24
-----09:24 12:23 16:19 19:18
◇8/28(日)22:46 00:48 03:47 07:35
-----10:34 13:33 17:12 20:11
△8/29(月)03:54 01:46 04:46 08:18
-----11:18 14:18 17:40 20:40
△8/30(火)–:– 02:54 05:54 09:08
-----12:08 15:09 18:13 21:13
△8/31(水)00:48 03:49 06:50 09:44
-----12:45 15:45 18:32 21:32
凡例
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
※予測誤差はこれまで±40分目安としております。 一時期、誤差が1時間超のケースが増えましたが、
 ここに来て、やっと予測時刻に符合するようになってきました。

毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、強い揺れへの備えと、就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)

では、また。

追加情報です。

この情報は、最初「余震はいつまで続くのか?その109」の追伸としてお知らせしましたが、
追伸として記事を追加しても、更新されたことが分らないと思いましたので、改めて別件として
掲載することにしました。

以下、追加情報です。

追伸1
やっと、20:38に茨城県北部M3.4の地震がありました
先ほどの仮定よりも若干規模が大きかったため、予測Aの現在値(20:50)はM6.259で
+誤差0.65を加えると、最大M6.91となりました。

追伸2
次の震源域を考える際に、海水温度を参考にしておりますが、今更で申し訳ありませんが、
海水温度の変化ですので、当然内陸部についての情報は得られない訳です。
したがって、次の震源域が内陸部であることは否定出来ないことになります。

1 3 4 5 6 7 13