今日2/11の衛星画像(動画付き)

今日も、10時27分茨城県南部M4.7震度3など、内陸部の有感地震が発生しております。
(今回の震源域が深さ50kmから10km以下になると、震度5弱は確実にあります)
また、[Hi-netによる震源情報]では、
24hの地震回数N=397と、至近一週間平均470回を15%下回っております。
では、今日の気象衛星の画像をアップします。(2/11 8:30-16:00)
20120211anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
20120211定在波
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
◆本日も、昨日の流れの延長線上といった印象です。
オレンジの線は、季節風や雲の流れに逆らって、定在波として残っている部分ですが、
今日は、太平洋側と日本海側の双方にクッキリと、しかも直角に交わる線として出ております。
黄色い線は、伊豆~房総沖に300km以上、異様にクッキリとした線で延びております。
これに沿う形で、水色で囲んだ雲の無い範囲は、伊豆から長方形に延びております。
そして、本日もまた、黄色い線で囲んだべったりと貼りつく雲は、
関東沖に、半径300kmの巨大さで扇方に居座っております。
ともかく、この広大な海域が次の震源域でない事を祈るのみです。
昨日も申しましたが、今日の雲の状態が、明日起こる地震の兆候を見ている可能性
ありますので、該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
今日は、怪しい雲が見当たりませんでした。
ソース元は[ウェザーニュース]です。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
また、何か変化があればお知らせ致します。バイバイ

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その10)

笑顔毎度のお付き合いをありがとうございます。
このシリーズも第10回目となりました。
解説:[気象庁の海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(前回から14日間全てのデータを使って演算処理しております)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、前回から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
以下は、先週2/4ご紹介した震源域の想定図に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
温度低下20120202A
この間M4.5超の地震は計10回、内7回が想定範囲に入っておりました。正解率70%でした
今週は、2/8佐渡M5.7震度5強が、この震源域では4年半振りとなる地震がありました。
九州では、2/6日向灘M4.6震度3の地震がありました。
◆衛星画像では判別できなかった、佐渡の震源域が、この図では読み取れたようです。
 これらから、海水温は1週間以内、衛星画像は数日内の想定域が見えると言えそうです。

そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
温度低下20120210
強震度を想定する範囲は、
北海道沿岸、青森~岩手・秋田の沿岸と内陸、能登、そして房総~東京直下、茨城沖です。注意
想定とは言え、東京直下がリストに入ったのは初めての事です。最も注目すべき事態です。
また、黄色の点線は、周囲より温度の低下している範囲で、M4クラス発生の可能性があります。
こちらも、日本の海岸線の殆どを埋め尽くしており、注意が必要です。
◆私は純粋に自分のセオリー通り想定をしております。当然、某大学教授の発言など考慮外です。
では、また。バイバイ

余震はいつまで続くのか?その268(磁気嵐スパイラル57)

笑顔 皆さま、お早うございます。
やはり昨晩のうちに、第2波が到達していました。
磁気嵐解析294
これによる、磁気嵐ロジックは以下の通りです。
磁気嵐解析295
ご覧のように、「ピーク」は5回、「魔のくぼみ」は4回あります。
また、「急降下」は5回総じて見れば、磁気嵐の影響は2/18早朝まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
◆本日2/11は月齢相関特異日★と予測ABロジックのZ曲線が重なっており要注意日です。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。それは内陸部も同じです。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
◆1/28から発生している、山梨県東部・富士五湖での群発地震については、
 CMT解が一定せず、A~Dグループに組み入れるのは、断念しました。

(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
★ 2/11(土)13:57 16:58 19:59 22:33
-----00:55 03:56 06:53 09:54

◇ 2/12(日)14:52 17:53 20:54 23:15
-----01:34 04:35 07:15 10:16
△ 2/13(月)15:51 18:52 21:53 –:–
-----02:16 05:17 07:43 10:44
△ 2/14(火)17:15 20:14 23:13 00:11
-----03:11 06:11 08:22 11:22
△ 2/15(水)18:32 21:31 –:– 01:19
-----04:18 07:16 09:18 12:17

◇ 2/16(木)19:45 22:44 00:30 02:29
-----05:28
 08:26 10:24 13:23
△ 2/17(金)20:54 23:52 01:42 03:40
-----06:39 09:37 11:36 14:35

△ 2/18(土)21:54 –:– 02:50 04:52
-----07:50 10:49 12:54 15:52
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
凡例:文字色の意味
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  その後の実績との比較により、ほぼ以下の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
青字は、確率15%以上を表わし、M5クラス発生の可能性があります
緑字は、確率20%以上を表わし、M5~6発生の可能性があります
紫字は、確率30%以上を表わし、M6クラス発生の可能性があります
赤字は、確率40%以上を表わし、M7クラス発生の可能性があります
太字はピーク、魔のくぼみ、急降下などの要注意時間帯を表わします。
◆特に、黒太字は「魔のくぼみ」で要注意時間帯です。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
では、また。バイバイ

有感地震と無感地震の回数差の考察について

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、
先日来 [有感地震が多い日=24h地震回数が少ない] という図式について、何度か触れましたが、
データを分析した結果、意外な事が判りました。
まずは、昨日までの4日間の地震をマグニチュード別の分布にしたものです。
ご覧のように、日々の差異はあまり見られません。
震度分布1
しかも、一日分の地震エネルギー総量を発生回数で割った平均Mw=3.18~3.32で、こちらも差異なし。
では、24h地震回数の違いは何に起因するのか。
対数目盛で少々判り難いと思いますが、グラフを良く観察すると、M3.0以下の回数が倍以上違います。
(Mw4.0以上での差異は数回程度で、24h地震回数に占める割合から、あまり関係ないと考えます)
更に、考察を深めるため、マグニチュードと震源深さの分布図を見てみます。
◆グラフに示す S≒Log(10^(1.5*Mw)/(D/5km)^2)/1.5 は、私が考案した気象庁震度を表わす簡易式です。
JMA震度
このグラフでは、左上になるほど震度が大きくなります。(これは、極々当たり前の関係です)
そこで、見て戴きたいのは、有感地震の少なかった2/6~2/7と、多かった2/8~2/9の違いです。
見ての通り、2/6~2/7と比較して、断然に2/8~2/9のプロットは左上にあることが判ります。
◆結論
24h地震回数の差異は、Mw3.0以下の微小地震の回数差であり、有感地震が多く感じるのは、
2番目のグラフで左上にプロットされる地震 (震度が大きくなる方向) が多くなるためである。

本日は、これにて就寝いたします。バイバイ