今日3/9の衛星画像(動画付き)

いつもは、当日のうちにアップするのですが、昨日は色々とあって手付かずでした。
昨晩は、2時25分茨城県北部M5.5震度5弱の地震がありました。
その後も、これの余震とみられる震度1~2の地震が続いております。
一方、[Hi-netによる震源情報]では、
24hの地震回数N=398と、至近平均450回を12%下回っております。
では、昨日の気象衛星の画像をアップします。(3/9 8:30-16:30) [やはり動画にすると揺れます]
20120309anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
20120309定在波
(緑の線はプレート境界です)
◆今日も雲は多いのですが、特徴的な箇所が数多くあります。
オレンジの線(点線)は、季節風に逆らって、定在波として残っている部分ですが、
日本全国に多数の境界が見られます。(点線は季節風との識別が微妙な海域です)
今日の注目は、水色で囲んだ空白域の多さです。
特に太平洋側では、アウターライズに500km超サイズが居座っています。
昨日の雲の状態が、今日起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
今日は全国的に曇天だったため、怪しい雲はありませんでした。
ソース元は[ウェザーニュース]です。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
では、今後 地磁気の反応があり次第、お知らせ致します。バイバイ

M6.4フレアのCME到達予測について

今になって地磁気の変化を確認したら、HAARP観測点で軒並み 1000nTを超えてます。
磁気嵐解析355
まさに、異常事態の連続です。
そして、昨日3/9 12:22(JST)にM6.4の中規模フレアが発生しました。
画像は、NASAの太陽観測衛星SDO(Solar Dynamics Observatory)が捕えた、
M6.4フレア発生直後のフレアループの詳細な構造です。
磁気嵐解析357
ほぼ地球の真正面で発生したフレアに伴うCMEは、Xクラスの磁気嵐に匹敵するでしょう。
さて、問題は地球への到達時期ですが、
[NASA惑星間の太陽風シミュレーション] によれば、3/11 16:00(JST)頃を予測しております。
磁気嵐解析356
今回のシミュレーションでも、完全にCMEの直撃を受けることになりそうです。
また、CMEの地球到達時の速度は 650km/sに達しています。
今回のX5.4フレアは、いまだに1000nTを超える地磁気変動を残しています。
そして、昨日3/9には、バヌアツでM6.7の地震が発生しました。
とにかく、今回も、大規模災害が起こらないことを祈ります。

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その14)

笑顔また、こんな時間になってしまいました。 
このシリーズも第14回目です。
(第1回は昨年12/17で約3月続いており、先々週からはM4.0までを対象に ほぼ7割の正解率です)
解説:[気象庁の海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
以下は、先週3/2ご紹介した震源域の想定図に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
温度低下20120301A
この間M4.0超の地震は計25回、内17回が想定範囲に入っておりました。正解率68%でした
予想から外れた8回中2回は沖縄群発、他の6回は房総・茨城・福島のはるか沖での地震でした。
今週は、3/2房総沖M5.1震度2、3/5岩手沖M5.0震度3、3/7沖縄M5.2震度2の地震がありました。
◆沖縄以外は想定域内でした。今回も海水温からほぼ1週間以内の震源域が見えたようです。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
温度低下20120308
強震度を想定する範囲は、北海道~青森~岩手、四国~北九州の沿岸と内陸、房総沖です。注意
今週は、東京直下がリストから外れました。
また、黄色の点線は、周囲より温度の低下している範囲で、M4クラス発生の可能性があります。
こちらも、範囲が日本全国で、内陸部を含むため、注意が必要です。
また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

予測ABロジックの気になる曲線(その3)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
また、性懲りも無く、と思われる読者も多いことでしょうね。
このシリーズも3回目ですが、どういった訳か、予測ABロジックに不思議な曲線が現れます。
(前回想定した、Z2、Z3曲線での発震は、幸いにもありませんでした)
今回も同様にして、2/29房総沖M5.8と3/1茨城沖M5.4を中心としたZ4曲線を引くと、
下図の通り、2本ともに 3/12にM7.05±0.55で一致しました。
震度の予測183
これまでの実績から、これに符合した発震があるとすれば、
想定誤差は3日程度ですので、3/12(月)~3/15(木)の間にM7.6~M6.5が想定されます。
また、3/12は月齢相関★(特異日)と「魔のくぼみ」も重なっております。
私としては、今回の磁気嵐に伴う地磁気反応にかなり大きな逆位相の成分があることから、
ロシア南部M6.8やセブ島M6.7のような、新たな震源域が活性化することを危惧しております。
もし想定通りの事が起こるなら、どうか遥か沖合の底深い震源域であることを祈ります。

余震はいつまで続くのか?その289(磁気嵐スパイラル78)

やはり、今回の地磁気の変動をトリガーとして待っていたかのように、
本日3/9 16:10(JST) バヌアツでM7.1(D=37km)の地震が発生しました。(先ほどM6.7に下方修正されました)
ちょうど 「魔のくぼみ」での発震でした。
昨晩から続いていたX5.4フレアに伴う磁気嵐は、約10hでひとまず終わったようですが、
たった6h後の 本日3/9 12:00(JST)から、昨晩の約3倍の猛烈な磁気嵐が発生中です。
現在の地磁気圏の様子を[NICT:リアルタイム磁気圏シミュレーション]で確認すると、地磁気の変動量とは
全くリンクしないシミュレーション結果のため、やはり昨晩想定した通り、強烈な太陽放射線の影響で、
プラズマ密度や太陽風速度が計測できず、地磁気シミュレーションがうまく機能していないものと考え、
今回は、太陽放射線に強い[SOHO衛星プロトンモニター]による計測値と、地磁気の変動量の両面から
磁気嵐発生時間帯を推定
する手法を取りました。
そして、何と、現在の太陽風は、ほぼ1000km/sという猛烈な速度にまで達しております。
磁気嵐解析353
では、磁気嵐ロジックの計算結果です。
磁気嵐解析354
ご覧のように、「ピーク」が3回、「魔のくぼみ」は3回、「急降下」は3回です。
総じて見れば、磁気嵐の影響は3/16午後まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
△ 3/ 9(金)12:13 15:15 18:17 20:59
-----23:59 2:39 05:29
 08:30
△ 3/10(土)13:16 16:16 19:16 21:39
-----–:– 02:59 05:45 08:45

◇ 3/11(日)14:13 17:13 20:13 22:22
-----00:39 03:39 06:10 09:10

★ 3/12(月)15:09 18:09 21:09 23:08
-----01:22 04:22 06:39 09:39

◇ 3/13(火)16:04 19:05 22:05 23:59
-----02:08 05:08 07:15 10:15
△ 3/14(水)17:03 20:03 23:03 –:–
-----02:59 05:59 08:00 11:00

△ 3/15(木)18:09 21:09 –:– 01:02
-----04:02 07:02 09:03 12:02

△ 3/16(金)19:09 22:09 00:09 02:10
-----05:10
 08:10 10:16 13:15
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
凡例:文字色の意味
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  その後の実績との比較により、ほぼ以下の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
青字は、確率15%以上を表わし、M5クラス発生の可能性があります
緑字は、確率20%以上を表わし、M5~6発生の可能性があります
紫字は、確率30%以上を表わし、M6クラス発生の可能性があります
赤字は、確率40%以上を表わし、M7クラス発生の可能性があります
◆黒太字は「魔のくぼみ」で要注意時間帯を表わします。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
では、また。バイバイ

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