今日3/7の衛星画像(動画付き)

今日の有感地震は現在までに7回で、至近平均12回には届きませんが、
内5回がM4超の規模で、北から南まで満遍なく揺れました。
一方、[Hi-netによる震源情報]では、
24hの地震回数N=362と、至近平均460回を21%下回っております。
では、今日の気象衛星の画像をアップします。(3/7 8:30-16:30) [何故か最近動画が揺れます]
20120307anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
20120307定在波
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
(緑の線はプレート境界です)
◆今日も雲量が多く、特徴的な箇所は あまり見えません。
オレンジの線(点線)は、季節風に逆らって、定在波として残っている部分ですが、
太平洋側の数か所に境界が見られます。(点線は季節風との識別が微妙な海域です)
今日の注目も、良~く見ないと判らないのですが 水色で囲んだ空白域です。
やはり、500km超サイズの三陸沖アウターライズの巨大な空白域があります。
今日の雲の状態が、明日起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
今日は全国的に曇天だったため、怪しい雲はありませんでした。
ソース元は[ウェザーニュース]です。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
また、何か変化があればお知らせ致します。バイバイ

X5.4フレアに伴うCMEの到達予測について

日中もお知らせした通り、本日3/7 9:01(JST)にX5.4の大規模フレアが発生しました。
画像は、NASAの太陽観測衛星SDO(Solar Dynamics Observatory)が捕えた、
X5.4フレア発生直後のフレアループの詳細な構造です。
磁気嵐解析348
まさか、Xクラスのフレアが、こうも続けて発生するとは驚きました。
さて、問題は地球への到達時期ですが、
[NASA惑星間の太陽風シミュレーション] によれば、明日3/8 19:00(JST)頃を予測しております。
磁気嵐解析345
X5超のフレアは 2011/8/9のX6.9以来、約7ヶ月ぶりですが、前回は地球に対して真横だったため
CME(コロナ質量放出)の直撃は回避されました。
今回のシミュレーションを見ると、どうやら完全にCMEの直撃を受けることになりそうです。
また、CMEの地球到達時の速度も 1000km/sに達しています。
前回 1/30発生のX1.8フレアは、2/1から9日間に亘り、毎日激しい地磁気変動を起こしました。
そして、2/2 バヌアツM7.1、2/6 フィリピン・セブはM6.7とM6.2が連続して発生しました。
明日のCMEは、1/30に対して規模3倍・速度2倍の強烈な磁気嵐が予想されています。
CMEの運動エネルギーε=1/2*m*v^2とすると、今回は 3倍*2倍^2=12倍のエネルギーです。
最悪ケースを考えておくのは、心の準備としては必要だと思います。
仮に、前回のX1.8フレアの12倍のエネルギーが、今後発生する地震規模と比例すると考えると、
計算上、バヌアツM7.1を基準に Log10(10^(1.5*M7.1)*12倍)/1.5=M7.8発生の可能性があります。
とにかく、大規模災害が起こらないことを祈ります。
p.s.
To the Mark which lives in Sydney.
Please send some messages, if you can found my blog.
And to Eric.
Cautions are required especially this weekend.

余震はいつまで続くのか?その287(磁気嵐スパイラル76)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
日中お知らせしたように、
X1.1フレアに伴う磁気嵐は12:40(JST)頃に到達し、約1.5h後の14:00から地磁気変動が始まりました。
磁気嵐解析346
やはり、Xクラスの磁気嵐は凄い迫力です。
また、明日にはX5.4フレアに伴うCME到達もあり、私としては、危機感を持っております。
現在の地磁気圏の様子は、[NICT:リアルタイム磁気圏シミュレーション]で確認できます。
なぜか、磁気嵐が18:30(JST)頃から静寂に戻っているのに、地磁気の変動は収まりません。
では、磁気嵐ロジックの計算結果です。
磁気嵐解析347
ご覧のように、「ピーク」が5回、「魔のくぼみ」は4回、「急降下」は4回です。
総じて見れば、磁気嵐の影響は3/14夜まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
△ 3/ 6(火)09:12 12:10 15:09 18:52
-----21:51 –:– 03:49 06:47

△ 3/ 7(水)10:35 13:33 16:32 19:59
-----22:57 00:49 04:40 07:39

△ 3/ 8(木)11:18 14:20 17:22 20:35
-----23:37 01:56 05:09 08:10

△ 3/ 9(金)12:13 15:15 18:17 20:59
-----23:59 2:39 05:29
 08:30
△ 3/10(土)13:16 16:16 19:16 21:39
-----–:– 02:59 05:45 08:45

◇ 3/11(日)14:13 17:13 20:13 22:22
-----00:39 03:39 06:10 09:10

★ 3/12(月)15:09 18:09 21:09 23:08
-----01:22 04:22 06:39 09:39

◇ 3/13(火)16:04 19:05 22:05 23:59
-----02:08 05:08 07:15 10:15

△ 3/14(水)17:03 20:03 23:03 –:–
-----02:59 05:59 08:00 11:00
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
凡例:文字色の意味
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  その後の実績との比較により、ほぼ以下の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
青字は、確率15%以上を表わし、M5クラス発生の可能性があります
緑字は、確率20%以上を表わし、M5~6発生の可能性があります
紫字は、確率30%以上を表わし、M6クラス発生の可能性があります
赤字は、確率40%以上を表わし、M7クラス発生の可能性があります
◆黒太字は「魔のくぼみ」で要注意時間帯を表わします。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
次は、X5.4フレアに伴う磁気嵐のシミュレーションをご紹介します。バイバイ

X5.4フレア発生!

本日9:01(JST)にX5.4の大規模フレアが発生しました。
しかも、ほぼ直撃に近い角度での発生です。
今日の午後から続くであろう磁気嵐に駄目押しです。。。
仮にCMEの速度がフレア規模の1/2乗に比例するとして、
X1.1フレアが50hで到達すれば、50h*√(X1.1/X5.4)=23h
早ければ、明朝にも地球到達です。
磁気嵐ロジックの結果が恐ろしいです。
[CME到達したようです]
12:40(JST)頃から、
太陽風速度とプラズマ密度が急激に上がりましたので、
NASA予測より2.5h早く、磁気嵐が到達したようです。
地磁気の反応もそろそろ出てくるでしょう。