余震はいつまで続くのか?その290(磁気嵐スパイラル79)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
昨日から続いていたX5.4フレアの3倍という猛烈な磁気嵐は、約15hで収束したようです。
(もしかすると、こちらが本体だった可能性もありますが)
そして、本日3/10 13:00(JST)から再び地磁気の反応が出始めました。
現在の地磁気圏の様子は[NICT:リアルタイム磁気圏シミュレーション]で確認できます。
(やっとが機能が正常に戻ったようです)
そして、現在の太陽風ですが、まだ 500km/s超という猛烈な速度を保っております。
今回から、地磁気データをHAARP観測値にしてみました。(一度に6地点が確認できるので便利です)
磁気嵐解析360
北極圏に近付くほど変化が大きくなり、最大は [Kaktovilk]で 700nTを超えております。
磁気嵐解析358
では、磁気嵐ロジックの計算結果です。
磁気嵐解析359
ご覧のように、「ピーク」が5回、「魔のくぼみ」は3回です。
(急降下については、地震との相関が薄くなったので今回から表記をやめました)
総じて見れば、磁気嵐の影響は3/18早朝まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
△ 3/10(土)13:16 16:16 19:16 21:39
-----–:– 02:59 05:45 08:45

◇ 3/11(日)14:13 17:13 20:13 22:22
-----00:39 03:39 06:10 09:10

★ 3/12(月)15:09 18:09 21:09 23:08
-----01:22 04:22 06:39 09:39

◇ 3/13(火)16:04 19:05 22:05 23:59
-----02:08 05:08 07:15 10:15
△ 3/14(水)17:03 20:03 23:03 –:–
-----02:59 05:59 08:00 11:00

△ 3/15(木)18:09 21:09 –:– 01:02
-----04:02 07:02 09:03 12:02

△ 3/16(金)19:09 22:09 00:09 02:10
-----05:10 08:10 10:16 13:15

◇ 3/17(土)20:06 23:05 01:08 03:18
-----06:18
 09:17 11:31 14:31

△ 3/18(日)20:56 23:56 02:05 04:24
-----07:24 10:23 12:48 15:47
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
凡例:文字色の意味
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  その後の実績との比較により、ほぼ以下の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
青字は、確率15%以上を表わし、M5クラス発生の可能性があります
緑字は、確率20%以上を表わし、M5~6発生の可能性があります
紫字は、確率30%以上を表わし、M6クラス発生の可能性があります
赤字は、確率40%以上を表わし、M7クラス発生の可能性があります
◆黒太字は「魔のくぼみ」で要注意時間帯を表わします。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
では、また。バイバイ

今日3/10の衛星画像(動画付き) と太陽柱

今日の有感地震は現在までに16回で、内8回が茨城北部が震源です。
また、真夜中の2時25分茨城県北部M5.5震度5弱には、久々に驚かされました。
一方、[Hi-netによる震源情報]では、
24hの地震回数N=430と、ほぼ至近平均450回に近付きました。
では、今日の気象衛星の画像をアップします。(3/10 8:30-16:30) [やはり動画が揺れます]
20120310anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
20120310定在波
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
(緑の線はプレート境界です)
◆今日も雲量は多いですが、特徴的な箇所が数多くあります。
オレンジの線(点線)は、季節風に逆らって、定在波として残っている部分ですが、
日本全国に10箇所以上の境界が見られます。(点線は季節風との識別が微妙な海域です)
今日の注目は、また出た黄色で示したベッタリと張り付く雲と、水色で囲んだ空白域です。
特に太平洋側では、ベッタリと張り付く雲が1000km超サイズと巨大化しています。
今日の雲の状態が、明日起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
最後に、今日の太陽柱です。 日本の北と南で出現しました。
20110310雲1
ソース元は[ウェザーニュース]です。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
また、何か変化があればお知らせ致します。バイバイ

今日3/9の衛星画像(動画付き)

いつもは、当日のうちにアップするのですが、昨日は色々とあって手付かずでした。
昨晩は、2時25分茨城県北部M5.5震度5弱の地震がありました。
その後も、これの余震とみられる震度1~2の地震が続いております。
一方、[Hi-netによる震源情報]では、
24hの地震回数N=398と、至近平均450回を12%下回っております。
では、昨日の気象衛星の画像をアップします。(3/9 8:30-16:30) [やはり動画にすると揺れます]
20120309anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
20120309定在波
(緑の線はプレート境界です)
◆今日も雲は多いのですが、特徴的な箇所が数多くあります。
オレンジの線(点線)は、季節風に逆らって、定在波として残っている部分ですが、
日本全国に多数の境界が見られます。(点線は季節風との識別が微妙な海域です)
今日の注目は、水色で囲んだ空白域の多さです。
特に太平洋側では、アウターライズに500km超サイズが居座っています。
昨日の雲の状態が、今日起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
今日は全国的に曇天だったため、怪しい雲はありませんでした。
ソース元は[ウェザーニュース]です。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
では、今後 地磁気の反応があり次第、お知らせ致します。バイバイ

M6.4フレアのCME到達予測について

今になって地磁気の変化を確認したら、HAARP観測点で軒並み 1000nTを超えてます。
磁気嵐解析355
まさに、異常事態の連続です。
そして、昨日3/9 12:22(JST)にM6.4の中規模フレアが発生しました。
画像は、NASAの太陽観測衛星SDO(Solar Dynamics Observatory)が捕えた、
M6.4フレア発生直後のフレアループの詳細な構造です。
磁気嵐解析357
ほぼ地球の真正面で発生したフレアに伴うCMEは、Xクラスの磁気嵐に匹敵するでしょう。
さて、問題は地球への到達時期ですが、
[NASA惑星間の太陽風シミュレーション] によれば、3/11 16:00(JST)頃を予測しております。
磁気嵐解析356
今回のシミュレーションでも、完全にCMEの直撃を受けることになりそうです。
また、CMEの地球到達時の速度は 650km/sに達しています。
今回のX5.4フレアは、いまだに1000nTを超える地磁気変動を残しています。
そして、昨日3/9には、バヌアツでM6.7の地震が発生しました。
とにかく、今回も、大規模災害が起こらないことを祈ります。

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その14)

笑顔また、こんな時間になってしまいました。 
このシリーズも第14回目です。
(第1回は昨年12/17で約3月続いており、先々週からはM4.0までを対象に ほぼ7割の正解率です)
解説:[気象庁の海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
以下は、先週3/2ご紹介した震源域の想定図に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
温度低下20120301A
この間M4.0超の地震は計25回、内17回が想定範囲に入っておりました。正解率68%でした
予想から外れた8回中2回は沖縄群発、他の6回は房総・茨城・福島のはるか沖での地震でした。
今週は、3/2房総沖M5.1震度2、3/5岩手沖M5.0震度3、3/7沖縄M5.2震度2の地震がありました。
◆沖縄以外は想定域内でした。今回も海水温からほぼ1週間以内の震源域が見えたようです。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
温度低下20120308
強震度を想定する範囲は、北海道~青森~岩手、四国~北九州の沿岸と内陸、房総沖です。注意
今週は、東京直下がリストから外れました。
また、黄色の点線は、周囲より温度の低下している範囲で、M4クラス発生の可能性があります。
こちらも、範囲が日本全国で、内陸部を含むため、注意が必要です。
また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ