惑星直列やスーパームーンは地震トリガーと成り得るのか?

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
昨年のことですが、
読者から表題についての、質問を受けたことがあります。
潮汐力とは、皆さまもご存じのように、
月や太陽から受ける引力が起因となって、潮の満ち引きを起こしますが、
それと同時に、地球も直径にして20cm~30cmの塑性変形を受けています。
その潮汐力は、対象となる天体の質量に比例し、距離の3乗に反比例します。
以前から、惑星直列によって地震が発生するような記事を見かけますが、
仮に全惑星を一直線上に並べても、その潮汐力の合計は、地球が月から
受ける潮汐力の1/17400
にしかなりません。

(一番大きい木星ですら、距離が遠く1/17万にしかなりません)
したがって、
「惑星直列」と地震との関連性は考えられないと言うのが私の結論です。
ちなみに太陽からは、月の0.454倍の潮汐力を受けますので、私の計算にも
反映しております。
それから、
月と地球の距離は一定ではなく、およそ13%ほど変動していますが、
特に、その距離が近付く時を「スーパームーンと呼んでおります。 (発生頻度は、年間3~4回です)
スーパームーン
同様に、その影響力を計算すると、月の潮汐力を最大25%程度増加させますが、
太陽との関係や色々な相関を取って、何とか地震との関係を探ったのですが、
結局は、明確な影響の有意性が見つからず、私の計算には反映しておりません。
したがって、私の考えでは、
「スーパームーン」も地震のトリガーに成り得ないと結論しております。
では、また。バイバイ

予測A,Bロジックの気になる空白(その6)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
昨晩の22時22分福島県沖M5.2震度4以降、東日本震源の地震が中心となっております。
さて、今日も予測ABロジックに有感地震の実績を入力していると、
またまた「気になる空白」が発生していることに気付きました。
震度の予測187
3/22-3/26の空白Rから、2/29前後の赤丸で囲む範囲のプロットを累積して規模を予測すると、
3/30にM5.54となります。 計算式は、以下の通り。
Log10(10^(1.5*M5.1)*3 + 10^(1.5*M4.9) + 10^(1.5*M4.8)*2 + 10^(1.5*M4.5)*2 + 10^(1.5*M4.3)*2
+ 10^(1.5*M4.2))/1.5 = M5.54
前回(その5)での発震誤差が1日ありましたので、今回は3/29~3/31ににM5.54とします。
なお、3/30は月齢相関の特異日★(確率3倍超)にもなっております。
また、何か変化があればお知らせ致します。バイバイ

3/26の衛星画像(動画付き)

今日の有感地震は9回で、ほぼ至近平均のペースですが、内4回がM3.5以上
やや大きめなのが気になります。
一方、[Hi-netによる震源情報]では、
24hの地震回数N=331回で、至近平均510回を35%下回っております。
では、今日の気象衛星の画像をアップします。(3/26 8:00-17:00)
◆だいぶ日が延びたので、昨日から解析時間帯を拡大しております。
20120326anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
20120326定在波
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
(緑の線はプレート境界です)
◆今日も雲量が適度で、特徴的な箇所が見易いと思います。
オレンジの線(点線)は、季節風に逆らって、定在波として残っている部分ですが、
房総始点の他、三陸沖に強い境界線が見られます。
(点線は季節風との識別が微妙な海域です)
今日の注目は、黄色(点線)で囲むベッタリと張り付く雲で、
房総から東に延びる帯は、3/19から連続しており8日目です。
また、三陸沖にも同様の雲が居座っております。
今日の雲の状態が、明日起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
今日は全国的に青天に恵まれ、怪しい雲も見当たりませんでした。
ソース元は[ウェザーニュース]です。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
では、また。バイバイ

南米チリでM7.1直下型地震発生

速報には少し遅いですが。
今朝 3/26 7:37(JST)南米チリでM7.1(D=35km)の直下型地震が発生しました。
USGSによると、人口275,000人がメリカル震度6の揺れに襲われたようです。
私の知る限りでは、一番情報の早い下記のリンクでは、既に1人の犠牲者が出ているようですが、
詳しい被害情報はまだ伝わってきておりません。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
私の考案した簡易震度計算では、
S=Log10(10^(1.5*M7.1)/(35km/5)^2)/1.5 = 5.97 は、日本の震度6弱~6強に相当します。
かなりの被害が予想されます。
大きな余震が来ない事と、
これ以上の死傷者の出ない事を祈ります。

311東日本震災はGR則で予見出来たのか?(その2)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
先ほど、22時22分福島県沖M5.2震度4の地震がありました。
震源に近かった皆さま、お怪我はありませんでしたか?
この発震ですが、3/20「予測A,Bロジックの気になる空白(その5)」で予測していた、
3/24にM5.45に符合するものと考えます。
(規模が若干小さいのが気になりますが、1日の遅れは誤差範囲と言う事でご容赦を)
3/24の記事「では、311東日本震災はGR則で予見出来たのか?」では、多くの反響を頂戴しました。
さて本日は、読者の方から大変貴重なご助言を戴きましたので、
本震前の3日間と、その1週間前とでGR則の変化を比較し、予兆の再検証をしたいと思います。
まずは、再度、本震までの前震の動向をご覧ください。
311M9前震10days2
前回、ご提示した計算は、図右側の本震前の3日間でGR則を適用したものでした。
次に、両期間でGR則を比較したグラフです。
311M9前震GR則グラフ2
ご覧のように、明らかに右側(本震前の3日間)の方が直線の傾斜が緩くなっています。
※この傾斜が緩いほど、直線右側の切片が上がり、大きい地震が起き易いことを表わします。
そして、上記の値を年間値に換算し、正規分布にしたものが以下のグラフです。
311M9前震GR則正規分布M9A
311M9前震GR則正規分布M8A
左のグラフに比べ、先日ご提示した右側の計算結果は、発生までの期間が約1/10になり、
これだけでも明らかに大地震が目前に迫っていることが、判断出来るものと考えます

ちなみに、
震災前における日本の大規模地震発生確率は、M8が10年に1度、M9はデータ無しでした。
そう考えると、
例えばM8の左側のデータですら、約1.5ヶ月以内でM8の発生を示唆しているのですから、
既に通常の80倍の発生確率であり、少なくとも本震3~4日前には、関係機関から緊急情報として
大規模地震発生の可能性を発信出来たのではないでしょうか?

結論
東日本震災は、関係機関が危機意識を持って対応していれば、少なくとも本震の3~4日前には、
十分に予兆を察知でき、2日前のM7.3の前震を以って、緊急避難情報を発信できた
と考えます。


いかがでしょうか?
私がこの計算に利用したものは、誰でも入手可能な気象庁一元化データのみです。
仕事を終えて、自分の時間を使い、何百億もするスパコンや観測機材など一切ありません。
しかも、一番単純な計算によって、これだけの結果を得ております。
異論のある方のコメントをお待ちしております。