また。北イタリアでM5.8直下型地震発生!

速報です。
本日 5/29 16:00(JST)北イタリアでM5.8(D=10km)の浅発の直下型地震が発生しました。
USGSによると、震央に近いMirandolaなどで人口52,000人がメリカル震度7の衝撃に襲われたようです。
ちょうど今日の魔のくぼみに差し掛かかる時間帯での発震でした。
ここは、5/20にもM6.0(D=9km)の地震で7人の死亡者を出した震源地から、西に12kmの場所です。
USGS82.jpg
私の知る限りでは、一番情報の早い下記のリンクでも、まだ断片的な情報しかありませんが、
強い揺れは30秒ほど続き、既に9人の死亡者と200人以上の負傷者が確認されているようです。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
[5/30 7:00(JST)現在 17人死亡、12人行方不明、350人負傷]
私の考案した簡易震度計算では、
S=Log10(10^(1.5*M5.8)/(10km/5)^2)/1.5 = 5.40 は、日本の震度5強~6弱に相当
先の震災に追い打ちをかけられ、深刻な被害が予想されます。
その後も、17:25,17:40(JST)と立て続けに、震度4程度の余震があったようです。

[5/29 19:55(JST)震度5強、20:00(JST)震度5弱、5/30 3:28震度4の余震あり]
◆先日来申しておりますが、私が今一番危惧しているのは、
 ここ数週間は、磁気嵐ロジック確率に相当する地震が、世界的にも殆ど発生していない事です。

磁気嵐によるエネルギーは必ずどこかに歪みとして蓄積され、今や遅しとトリガーを待っています。

今般の犠牲者に追悼の意を表すると共に、この後大きな余震が来ない事を祈ります。
I pray for all the worlds.

[緊急情報] 海水温変化による次の震源域想定(至近データ)

昨晩1:36千葉県北西部M5.2(D80km)震度4の発生を受けて、海水温の変化を確認したところ、
やはり、太平洋側の広範囲に急激な温度上昇がありました。
以下の図は、至近1週間データから次の震源域を想定したものです。(要注意範囲を拡大しております)
水温20120529D
注目は、先週の週間想定と違っている部分ですが、
福島沖~茨城~房総~東京湾、伊豆~東南海~紀伊半島~四国~九州北西部
など、ほぼ太平洋側全域で内陸部も含む、強震度想定域となっております。
本日は、予測表でも 16:38 19:37 22:56魔のくぼみがあります。
磁気嵐ロジックでは確率20%台なので、想定規模はM5~6ですが、内陸直下型の場合は、
震度が大きくなります。
試算として、昨晩の千葉内陸と同震源域でM6の場合
簡易震度計算 S=Log10(10^(1.5*M6.0)/(80km/5)^2)/1.5 = 4.39 は、震度4~5弱となります。
更に、千葉震源の動きを時系列で見てみると、
5/29 1:36 千葉県北部 M5.2 80km
5/29 1:42 千葉県北部 M3.4 72km
5/29 2:00 千葉県中部 M2.9 73km
5/29 2:19 千葉県北部 M3.6 80km
5/29 9:29 千葉県中部 M2.7 65km
少しずつ、震源域が浅くなっていく傾向が見えます。
引き続き、警戒モード継続でお願い致します。

またです。 小惑星(2012-KT42)の接近について

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。(本日は大事を取って休暇を戴きました)
またもや、連日の小惑星超接近です。
米アリゾナ州マウントレモン天文台で、昨日5/28に発見された小惑星2012-KT42が、
本日5/29 7:06(UT)=16:06(JST)に 地球の僅か14,500km脇を17.3km/sで通過することが判った。
USGS81.jpg
小惑星の直径は推定約10mで、質量は3,000t程度と考えられている。
既に精密な軌道計算の結果、地球へ衝突する可能性は無いとされているが、
仮に衝突コースでも速度が大きいため、10mクラスは大気圏で燃え尽きるらしい。
◆ただし、完全に安心は出来ないようだ。
 この小惑星、あまりにも軌道が近いため、静止軌道(約35,800km)の40%の位置を横切り、
 最悪は、観測衛星等に衝突し、その衛星が落下してくる事は十分に考えられるからである。

でも、連日こんなのが飛ん出来て、しかも前日に判っても、避難も厳しいだろうな。
[5/31 20:00追加]
小惑星2012-KT42ですが、観測値が発表されました。ほぼ事前の計算通りだった様です。
直径は8m、5/29 16:07(JST)に地球の14,400km脇を17.04km/sで無事に通過しました。
この距離は、地球近傍を通過する小惑星の監視が始まって以来、歴代6位の近さだったそうです。

USGS84.jpg