磁気嵐の到達は早まったのか (その後)

昨晩は、体調不良(心臓)のため、そのまま休んでしまいました。
申し訳ありませんでした。
いつもの13,000Hzの耳鳴りは、今朝になって、更に強くなっております。
さて、気になる磁気嵐の方ですが、
各観測値を並べてみると、どうやら今からが本番の様です。
磁気嵐解析513c
ご覧のように、
昨晩18:00(JST)に対応する地磁気反応は、セオリー通り3h遅れの21:00(JST)にありましたが、
磁気嵐ロジックの更新条件(3観測点以上で100nT超)には至っておりません。

そして、ACE観測値では、今朝6:00(JST)から更にプラズマ速度が急上昇しており、
これまでの実績から、3h遅れの9:00(JST)から本格的な地磁気反応が出るものと考えます。
ただ、本日は、その時間に外出予定がありまして、リアルタイムでの更新ではなく、
帰宅後の確認作業になりますことを、お伝えしておきます。
以下は、9:00(JST)から地磁気反応があった場合の試算です。大体の時間帯はこちらで。
磁気嵐解析513d
では、また。

磁気嵐の到達は早まったのか

Spaceweather.com最新シミュレーションによると、NASAが明朝4時(JST)に到達予測していた
磁気嵐が、今夜19時にも1360km/sという猛スピードで到達するらしい。
磁気嵐解析513
そこで、ACE観測衛星データを見ると、
確かに18時(JST)からプラズマ速度・密度が急上昇している様子が確認できます。
磁気嵐解析513b
ACE観測衛星は、地球から約150万km離れたL1-ラグランジュ点にあり、
プラズマ速度1360km/sとすれば、地球への磁気嵐到達は20分遅れなので、
ほぼ誤差範囲と言ったところ。
これまでの実績から、ACEでの磁気嵐観測から、地磁気反応まで約3hなので、
最新シミュレーション通りならば、今夜21時(JST)から本格的な磁気嵐になる
ものと考えます。
もう少し様子を見ることに致します。

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その28)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第28回目となりました。
(昨年末から毎週末に約6ヶ月続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週6/2にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20120608WA
この間M4超の地震は25回、内14回が想定範囲でした。正解率56%でした。(また赤点です)
予想から外れた11回は、2回が沖合深発、1回は静岡内陸、2回は九州南部、
残る6回は水温の変化では読み取れなかった宮城北部~岩手沿岸、三陸沖での発震でした。
6/9静岡中部M4.1(D30km)での発震は、1995/4/18のM4.8(D26km)以来、実に17年振り。
 新たな動きとして、今後の推移に要注意です。

そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
(先週から更に、太平洋側プレート境界に沿って水温が急激に低下しております)
水温20120615W
◆今週の注目は、
 新たに出現した伊豆半島沖の強震度想定域です。
 他にも、北海道南部と九州南西部にも強震度想定域があります。

豊後水道(四国~九州)の強震度想定域を見逃しておりました。(1週空けての出現です)
 
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

次の磁気嵐は地球の真正面に到達

昨日のトルコと台湾の浅発直下型地震の情報が何故か伝わってきません。
私の知る限りでは、一番情報の早い下記のリンクでも、
トルコで23人負傷という意外は、まだ詳しい情報がありません。
一方、6/11発生のアフガニスタン地震では、大きな地滑りがあり、いまだ80名が行方不明です。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
何れの地震も、私の試算からは日本の震度5弱~5強あり、相当の被害が想定されます。
さて、磁気嵐ですが、
NASAの予測によると、次の磁気嵐は、2つのCME(6/13C6.8+6/14M1.9)が金星の軌道辺りで
合体して、超強力なプラズマ塊に成長しながら、地球の真正面に到達するようです。速度700km/s

磁気嵐解析512
◆到達予想日時は、6/17 4:00(JST)で、約14hも続きます。
以下は、この磁気嵐が来たとして試算した、磁気嵐ロジックです。
磁気嵐解析512b
6/16深夜から翌午前中が「魔のくぼみ」となり、6/18昼頃に40%ピークが来ます。
この後、大きな余震が来ない事を祈ります。
I pray for all the worlds.

トルコ東部国境付近でM5.3の直下型地震発生!

速報には遅いですが。
本日 6/14 14:52(JST)トルコ東部国境付近でM5.3(D10km)の直下型地震が発生しました。
何故かUSGSからメリカル震度の発表がないので、EMSC(欧州・地中海地震センター)の図を添付。
USGS94.jpg
私の知る限りでは、一番情報の早い下記のリンクでも、
少なくとも18人の負傷者が出たという意外は、まだ詳しい情報がありません。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
私の考案した簡易震度計算では、
震央の真上にある都市Silopiで、少なくとも人口約7万人が、
Log10(10^(1.5*M5.3)/(10km/5)^2.5)/1.5=s4.80 は日本の震度5弱相当に襲われたものと思われます。
したがって、相応の被害が出ているものと考えます。
◆磁気嵐によるエネルギーは必ずどこかに歪みとして蓄積され、ずっとトリガーを待っています。
この後、大きな余震が来ない事を祈ります。
I pray for all the worlds.

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