海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その30)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第30回目となりました。
(昨年末から毎週末に約6ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週6/22にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20120622WA
この間M4超の地震は22回、内18回が想定範囲でした。正解率82%。(今週も合格です)
予想から外れた4回は、沖合2回、内陸部2回でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
(先週は小笠原海域で高かった水温が、急激に北上し北海道に移動しております)
水温20120629W
◆今週の注目は、北海道に広がる強震度想定域です。
 他に、紀伊水道、若狭湾、新潟沿岸にも強震度想定域があります。
東日本については、先週に引き続き警戒継続です。
 
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

津波で浸水する地域がシミュレーション出来ます

今朝のツイートでもお知らせしたのですが、ブログでもご紹介します。
まだご存知無い方の為に。
最近になって、各関係機関から数十m級の津波の可能性が指摘されております。
以下のサイトでは、実際に浸水する地域をシミュレーションして見られます。
[洪水シミュレーション]
震度の予測217
なお、このシミュレーションには、河川での遡上効果は計算に入っておりませんので、
河川に近い場所では、更に浸水域が広がります。
また、湾岸の入江等でも、津波のエネルギーが集中するため、浸水域が広がります。
是非一度、
ご自宅や職場、学校など、ご自身の目で確認しておく事をお勧め致します。