海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その39)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第39回目となりました。
(昨年末から毎週末、約9ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週8/24にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
この間M4超の地震は16回、内13が想定範囲でした。正解率81%。(今週も合格です)
水温20120824WA
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
水温20120831W
◆今週の注目は、
 既に7週間も続く、北海道の内陸部を含む強震度想定域です。

 (想定域からは若干ずれましたが、十勝南部でM6.1もありました)
そして意外なのは、見ての通り、強震度想定域が他に無い事です。
 強いて言えば、東南海~東シナ海の広範囲で海水温の急激な低下があり、
 M4程度の発震リスクがあることでしょうか。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

【今度こそ重大かも知れない情報】 東南海沖地震計の微振動(その3)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
7月中旬頃にお知らせした、東南海沖地震計の微振動については、海洋研究開発機構による海底調査
のため、エアガン発振による人工振動が観測データに混入したものでした。
そして 昨晩、読者の方からの情報があり、再度調査してみると
8/19頃から、その微振動が顕著に現れ、現在まで続いていたのです。
Hi-net連続波形から[気象庁 JMA]→[中部地方]を選んで、以下の赤丸の波形をご覧ください。
震度の予測239
[24時間プレビュー]すると、以下の様な微振動が現れます。
今回は、海底調査などのアナウンスも特にありませんので、自然発生の微振動と考えます。
震度の予測238
特に「東海1」の観測点では、本日8/30の7~8時台の振動が顕著であり、
 Hi-netでも地震の実績が無いことから、この海底から微振動が発生しているものと考えます。

この後も、しばらく監視体制を取りたいと思います。

予測ABロジックの秒読み回避

笑顔 皆さま、お早うございます。
さて、今朝早朝4時05分宮城県沖M5.7震度5強の地震が発生しました。
震源に近かった皆さま、お怪我はありませんでしたでしょうか?
久々の震度5強は、5/24青森県東方沖M6.1以来の約3ヶ月振りになります。
朗報です。
今朝のM5.7は震災余震域につき、予測Bリセットとなり、本日のM6.7は回避されました。

現在の予測ABロジック20120830AM
今までの経過を辿ってみると、
なぜか、これまでも想定の手前でうまくリセットがかかり、何とか難を逃れて来ました。
・4/8の想定では 5/15にM7.5 → 17日前にBリセット
・6/1の想定では 6/27にM7.5 → 9日前にBリセット
・8/8の想定では 9/11にM8.6 → 25日前にA,Bリセット
そして今回、当日朝にBリセットとなりました。

これで、予測ABロジックの0.5差想定は遠のきましたが、一応お知らせしておきます。
次は、10/9に最大M7.4の想定となりました。
ただし、本日は磁気嵐ロジックで「急変点」10:35,16:36「魔のくぼみ」19:16,22,15,翌0:15
と続き、何れも想定は確率30%(M6+対応)です。

どうか、今しばらくは、警戒モード継続でお願い致します。
そうそう、昨晩の記事で日本の現状をGR則で試算した結果、M7級までまだ1ヶ月以上
ありそうな結果となりましたが、結果、昨晩の試算が正解となりましたね。

では、また。
今日も「お気を付けて、いってらっしゃい!」

運命の8/30を目前にしてGR則で日本を見てみました

8/26「【重要】予測A,Bロジックが秒読みに入りました」では、
8/30(木)に予測ABロジックの差が0.5となり、元旦のM7発生時と同条件になるため、
最大でM6.7が見込まれる事をお伝えしました。
その、8/30を目前にして、
日本の現状をGR則で試算してみましたので、以下にご紹介致します。
今回のデータ分析対象ですが、
至近4日間(気象庁一元化で検索可能な8/25-8/28)について、全国の地震を総じて見ることにしました。
まずは、地震発生状況の時系列データです。(十勝南部M6.1も含まれます)
震度の予測235
次は、このデータをGR則のプロットに落とし込んだグラフです。
(M1以上の地震が、4日間で1041回発生しております)
震度の予測236
最後に、これを正規分布にしたグラフです。(今回はM6.7の発生確率を試算しました)
震度の予測237
意外にも、これらのデータからは、さほどの切迫度は感じられません。
単純に見て、先の最大予測値M6.7の発生までは、まだ1ヶ月以上ありそうな結果となりました。

果たして、結果は如何に。
先日と同じ言葉の繰り返しですが、
私としては、大自然を相手にして、そんな正確無比で確定的な予測まで出来るとは考えておりません。

しかしながら、その発生の可能性を広くお伝えする事は、大難を小難へと減災に資すると考えます。
私の発信する情報が、
これから起こる災難のほんの少しでも、皆さまの防災の一助となればと切に願っております。

では、本日は、これにて失礼いたします。

余震はいつまで続くのか?その383(磁気嵐スパイラル50)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
一昨日8/26のHAARPデータが欠測しており、見逃していたのですが、
別の観測点と照合の結果、一昨日8/26 21時(JST)から8hの地磁気反応を確認ました。
磁気嵐解析703
今回はACE観測データでも、
太陽風速度が600km/s~700km/sへ急上昇し、コロナホールの影響が出たものと考えます。
以下、磁気嵐ロジックの計算結果です。
確率40%台(M7+対応)が明日8/29夕方まで続き、今夜は「魔のくぼみ」です。

磁気嵐解析704
ご覧のように、「ピーク」は2回、「魔のくぼみ」は4回、そして「急変点」は13回あります。
そして、磁気嵐の影響は9/2夕方まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
磁気嵐解析705
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  至近実績との比較により、ほぼ上記の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
◆赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
◆磁気嵐による地殻歪みは、必ずどこかに蓄積され、今もトリガーを待っています。
私に出来るのは、この後の災害が最小限になるよう祈る事のみです。
I pray for all the worlds.

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