世界の地震発生におけるM6超地震の空白時間の考察について

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
昨晩の記事「【重要】予測A,Bロジックが秒読みに入りました」では、さぞかし驚かれた読者は
少なくないと思います。
なぜに、昨晩の記事になったか、
ここ数週間のことですが、私がこれまでのデータ解析で身に付けてきた地震発生の感覚と、実際に
起きている地震との間で、どうも感覚的な乖離(ずれ)を感じるようになったことによります。

そこで、現在の静けさが、
過去40年間のデータから見て、どういう位置付けなのか確認してみる事にしました。

まずは、以下のグラフをご覧ください。
震度の予測233
これは、USGS(アメリカ地質調査所)で検索可能な、1973年から現在(2011/8/26)までの約40年間で、
M6以上の地震が発生する際の時間間隔の分布を調べたものです。
これによれば、100h(約4日間)をピークとして、
最長は1978/9/23~10/30の37日間で、その5日後の11/5にソロモン諸島でM7.4が発生しています。
さて、現在の状況ですが、
2012/08/20 7:41(JST)ニューギニアM6.2を最後に、既に149h(8/26 13時現在)と6日以上が経過
しております。
更に、過去のデータで空白期間が6日間を超えた場合、その後はどうなっているのか調査したのが
以下のリストです。
(時間の関係上、直近1年間のみの調査です)
2011/08/04~08/10 (6日) → 10日後08/20バヌアツM7.2とM7.1の2回
2011/09/22~10/07(15日) → 14日後10/21トンガM7.4、同日トルコM7.1
2011/11/30~12/07 (8日) → 7日後12/14ニューギニアM7.1
2012/03/09~03/20(11日) → 同日03/20メキシコM7.4、5日後03/25チリM7.1
2012/03/27~04/02 (6日) → 9日後04/11スマトラM8.6とM8.2の2回
2012/08/02~08/10 (8日) → 4日後08/14オホーツクM7.3

これらのデータから、
M6の空白期間が6日を超えてくると、その後2週間以内にM7超が発生しています。
いかがですか。このリストから、昨晩の秒読み記事も現実味を帯びて見えて来ませんか?
私に出来るのは、この後の災害が最小限になるよう祈る事のみです。
I pray for all the worlds.

【重要】予測A,Bロジックが秒読みに入りました[8/27 0:10更新]

先ほど、8/25 23:56十勝地方南部でM5.9(D50km)最大震度5弱の地震がありました。
(その後、M6.1(D=49km)に上方修正されております)
緊急地震速報では、一時M7.2という過大な情報も飛び出し、ただ事の収まるのを固唾を飲んで、
驚きと共に見ておりました。
震源に近かった皆さま、お怪我はありませんでしたでしょうか?
またしても発震時刻は、磁気嵐ロジック「魔のくぼみ」の中でした。
さて、今後の見通しとして、8/14の「予測A,Bロジックのリセットと今後の展望」では、
オホーツク海M7.3で予測ABロジックがリセットし、9月初旬に予測AB差が0.5となることから、
近々にM7級発生の可能性を指摘しました。

[8/27 0:10更新]
本日までの有感地震実績を入力し、それは 8/30(木)に最大M6.7の想定となりました。
以下は、現在の予測A,Bロジックです。
現在の予測ABロジック20120826PM
ご説明しますと、
これまでの実績から、予測Bロジックのリセットは、東日本震災の余震域での発震のみ対象としており、
残念ながら、本日の十勝地方南部地震ではリセットしません。
(ただし、予測Aリセットの場合は除く)
改めてグラフを見ると、
本日のM5.9は予測Bの上限にも見えますが、ほぼ予測Aロジックの中心値だった事が判ります。
(その後、M6.1に上方修正されました)

申し上げ難いのですが、
8/14のオホーツク海M7.3を前震と考えれば、次の震源域は8/24[海水温変化による震源域想定]
の通り、北海道の内陸部を含む強震度想定域が第一候補と考えるのが一番理に適っているのです。
なお、次点としては、三陸沖のアウターライズ域で、
この数週間の水温変化が激しい事から、要注意であることを付け加えておきます。

水温20120824W
そして最後に、
私のご提示する情報は、これまでの常識に依らず、全ての可能性を排除せず、これまでの実績データを
多方面から解析し、あらゆる可能性について試行錯誤を繰り返し、自然淘汰されてきた理論から導き
出されたものです。

だからと言って、
私としては、大自然を相手にして、そんな正確無比で確定的な予測まで出来るとは考えておりません。

しかしながら、その発生の可能性を広くお伝えする事は、大難を小難へと減災に資すると考えます。
私の発信する情報が、
これから起こる災難のほんの少しでも、皆さまの防災の一助となればと切に願っております。

では、本日は、これにて失礼いたします。