カナダ北西部でM7.7(D17.5km)の直下型地震発生!

ツイートでは、既にお知らせしておりますが、これまでの経過をここにまとめておきます。
10/28 12:04JSTカナダ北西部でM7.7(D17.5km)の直下型地震発生。
震央では震度6強で、半径35km以内の約1万5千人が震度6弱の中に居たと考えます。
現在も、アラスカ~北米西部一帯~ハワイなどの太平洋沿岸一帯に津波警報・注意報が発令中です。
ハワイのオアフ島東部の町、マカプでは最大予測41cmに対して90cmの津波が観測されたもよう。
USGS184.jpg
私の知る限り一番情報の早い[earthquake-report]でも被害状況は未だ不明なようです。
M7級のエネルギーの凄さは、言うまでもありませんが、
F-Netで確認すると、約6,800km離れた日本にも10分弱 11.4km/s(マッハ34)で地震波が届いていました。
USGS183.jpg
やはり、もの凄いエネルギーです。
カナダ地震の余震ですが、
M4以上が本震後7hで24回発生。これまでの最大余震はM5.3(10km)で、震央で震度4程度ですが、
GR則からはM-1なる、M6.7発生の可能性も残ります。

USGS185.jpg
それから、今回のM7超の発震については、
いつも、磁気嵐が来る度にデータ更新してご紹介している磁気嵐ロジックは一昨日で終息後しており、
正直、驚いている処です。
しかしながら、以前にも似たようなケースがありました。
前回は、磁気嵐ロジック確率が高い時期の発震が少なく、やはり磁気嵐ロジック終息後にM7超の発震
ありました。(10/1 コロンビアM7.3です)
磁気嵐解析806b
今回もこれと同様に、
磁気嵐ロジック確率が高い時期の発震が少なく、磁気嵐ロジック終息後にM7超の発震となりました。

磁気嵐解析806a
今はただ、大難を小難に祈るのみです。

余震はいつまで続くのか?その407(磁気嵐スパイラル-)

笑顔 皆さま、おはようございます。
今朝は早朝から、4:33福島沖M4.2 4:44高知中部M4.5 5:35宮城沖M4.0と、立て続けでした。
これらの発震については、以下の図から深発地震に連動した発震と考えます。
明日までは、深発連動から見ると要注意レベルですので、ご注意下さい。
震度の予測281
ただ、高知中部は、後発地震域の定義から外れるので、海水温(地殻温度変化)起因と考えます。

さて、本日は9/27以来ちょうど1ヶ月振りの磁気嵐ロジック終息となります。
今のところ地球直撃のCMEシミュレーションはありませんので、暫くは月齢相関のみの予測表です。
(若干の地磁気反応はありましたが、磁気嵐ロジック対象外でした)
現在の予測A,Bロジックです。 現在の最大値は 予測A=M7.53 予測B=M6.27です。
(日本で起こる地震規模のポテンシャルを、GR則と発震実績との乖離度合いから計算しております)
現在の予測ABロジック20121027am
◆予測AとBの差0.5となる注意日は、至近の若干多めの発震に伴って、11/26でM8.03となりました。

以下に、予測表を掲載します。(右サイドにも月齢相関のみの予測表を来年の5月まで掲載しております)
皆さまに於かれましては、引き続きの警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
  上(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
  下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
磁気嵐解析805
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  至近実績との比較により、ほぼ上記の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
◆赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
◆磁気嵐による地殻歪みは、必ずどこかに蓄積され、今もトリガーを待っています。
私に出来るのは、この後の災害が最小限になるよう祈る事のみです。
I pray for all the worlds.
何事もありませんように。。。

Post Script.
This message is a thing to you who are looking at my blog from overseas.
In this blog, although Japan Standard Time (JST) has indicated the prediction time
of an earthquake
occurrence, if time difference with your country is taken into consideration,
I will tell that it is a prediction table sharable all over the world.
Especially important,
Is that the earthquake occurrence time by a magnetic storm is sharable all over the world.

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その47)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第47回目となりました。
(昨年末から毎週末、約11ヶ月続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★既に8/22から北緯35度線から北の高温状態 (今までの経験則が全く通用しません)
   が約2ヶ月も継続
しており、
   これまでの演算方法だと、全く温度変化が抽出できず、正解率0%と惨敗を喫しました。
   試行錯誤の結果、何とか変化を抽出できたのが、8/21までの海水温データと8/22以降データ
   との差分を取る方法でした。今週もこの方法により演算しております。

以下は、先週10/19にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
◆良く見ると、想定域の外周(境界付近)での発震が多いことが見て取れると思います。
 これは、以前ご紹介した、温度勾配の大きい場所で発震し易い事を裏付ける結果です。

水温20121019W11dA
この間 M4超の地震は19回、内17回が想定範囲内でした。正解率89%(優秀です)
はずれた2回は何れも奄美大島沖合でした。
(海水温低下を示す青い範囲で、地殻収縮に伴う正断層地震(引張型)が起き易かったと考えます)
そして、上記の方法による次の震源域の想定は、以下の通りです。(使用データに注意)
やはり、先週とほぼ同じ想定となりました。
(全体に拡大方向です)
水温20121026W11d
◆今週も注目は、
 15週目に突入した、北海道の内陸部を含む強震度想定域です。

 三陸沖アウターライズも8週連続のランクイン。

◆他にも、先週と同様に、宮城・福島・茨城沿岸と豊後水道が強震度想定域です。
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

やはり、来てしまいました。。。そして

先ほど、19時32分宮城県沖M5.6震度5弱の地震が発生しました。
震源に近かった皆さま、お怪我はありませんでしたか?
本日は、深発地震と連動した発震想定が最高レベルの要注意日でした。
震度の予測279
もう嫌かも知れませんが、これで終わりと考えず、次が来る可能性も心に留めておいて下さい。
そして、次の可能性があるとして、想定される震源域は、北海道を含む東日本全域です。
◆この地図でオレンジの範囲は特に警戒が必要と考えます。

震度の予測271
現在の予測A,Bロジックです。
予測AのM7.3はさすがに今日は無いとしても、予測Bの最大ポテンシャルM6.2ならば、
今日から明日にかけて、十分に可能性があると考えます。

現在の予測ABロジック20121025pm
そして今、USGSで世界の地震発生状況を確認したら驚きました。
この地図にある赤い点(M5+)の3つの地震がたった23分の間に、ほぼ同時発震してました。
USGS180.jpg
◆磁気嵐ロジックの予測表には、明日まで「急変点」(青太字)があります。
磁気嵐解析802
私に出来るのは、この後の災害が最小限になるよう祈る事のみです。
I pray for all the worlds.
何事もありませんように。。。

では、今夜はこれにて失礼致します。
どうか、皆さまもお気を付けて、おやすみなさい。バイバイ

【重要かも知れない】 富士山の山頂は既に膨張が始ってる?

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
今日は、昨晩から茨城震源の有感地震が連続7回と、非常に居心地の悪い日でした。
深発地震から得られた明日10/25(木)が最大警戒レベルとリンクしない事を祈ります。

さて、話は突然「富士山」なのですが、
防災科学研究所の火山情報WEBでは、日々の各活火山での観測値がリアルタイムで
見る事が出来ます。(観測機器を持たない私の様な解析者には、本当に有難い事です)
ここに来て、気になる動きがありましたので、ご紹介致します。
以下は、現在の富士山について確認した内容です。
まずは観測点の位置ですが、線で結んだのはGPS観測値の対です。
震度の予測276
そして、私が気になっている「GPS観測値」がこれです。

震度の予測277
ご覧のように、富士山頂の北西斜面「FJ5」と南斜面「FJ6」の観測値が、9月頃から少しずつ上昇
しているのが判ると思います。

このグラフが、現在の富士山の何を現わしているのか。
観測点が水平方向に移動しないとすると、答えは観測点が垂直に動いている事になります。
ここからが重要です
山頂付近の観測点が垂直に動き、裾野の定点との距離が延びている事の答えは、ただ一つ。
山頂が膨張しているという結論になります。
この事は、既に読者の中にもお気付きの方もいらっしゃると思います。、
現在の富士山の不穏な動きは、テレビや週刊誌などでも色々な情報が飛び交っておりますが、
冷静に見ても富士山は火山活動のスタンバイ初期段階にあると私も考えます。
以下は、富士山近傍での至近一ヶ月間の発震状況ですが、
赤い点は「低周波地震」で、地下のマグマが移動する際に出る特有の振動だと言われております。
震度の予測278
ご覧のように、ちょうど「山頂の膨張」と思われる動きと連動して、低周波地震
の頻度が増している様子が伺えます。

では、今夜はこれにて失礼致します。バイバイ

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