余震はいつまで続くのか?その435(磁気嵐スパイラル16) [2/9 22:30更新]

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。

◆本日2/9 13:43JST茨城沖M5.4震度4は、久々に驚きましたが、
 何事も無く「ホッ」としております。
◆さて、本日の深発が、以下の4回発生しました。

 < 東日本連動分>
 2/9 20:14滋賀南東部M3.5/355km
 < 北海道連動分>
 2/9 6:07胆振地方M3.6/141km,15:10青森東部M2.9/96km,21:17渡島半島M3.7/129km
 
(注:十勝の余震はカウントに含めず)
 < その他>
 発震なし
これにより、東日本域 本日2/9(土)「超警戒」 2/10(日)「要注意」 2/11(月)「要警戒」は継続
 最新の深発連動グラフは、
 最近の記事◆現在の深発地震連動の後発地震想定 [2/9PM更新]からご確認ください。

予測表は、変更ありません。

 参考ですが、北海道東方沖は 本日9(土)「要警戒」 2/10(日),12(火)「要注意」です。
   ◆現在の深発地震連動の後発地震想定(北海道) [2/9PM更新]からご確認ください。

皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
以下、磁気嵐ロジックの計算結果です。
確率30%台(M6+対応) が 2/10(日)宵~午前中に出現です。

磁気嵐解析960
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
  上(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
  下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)

磁気嵐解析961a
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
磁気嵐ロジック確率についての解説。
 元々は磁気嵐によるM6超クラスの発生確率(遅延特性を含む)をUSGSデータ39年分から調査
 したもので、実績との比較から地震規模との相関関係(M5-~M7++)があり表記に採用したものです。
 
赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
月齢相関に基づく記号の解説
 これは、311震災後の月齢とM5以上(N=5885)の地震発生確率の相関を取ったもので、以下に分類。
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日

※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
地震は時間を選びません。皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認を推奨しております。
(※近くに落下物や崩れる物が無いないか、照明類や履物を手の届く範囲に置くなど)
また、いつ大きな揺れに遭っても慌てないよう、その場に応じたイメージトレーニングも推奨致します。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その62)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも 第62回目を迎えました。
(一昨年末から毎週末、1年2ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★この演算には、以下の理由から海上保安庁のデータを使用しております。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週2/2にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20130202WA
この間 M4超の地震は26回、内22回が想定範囲内でした。正解率85%(優秀です)
外れた4回は、何れも海水温変化の無い範囲でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
先週と比較すると、再び日本海側の水温が上がっております。
水温20130209W
◆今週の強震度想定域は、
 22週目に突入した、三陸沖アウターライズ。
(更に南下し縮小)

 (ここは数カ月の前兆があり、遂に12/7にM7超が発生し、次はM8超が危惧されます)
 また、8週目となった九州西部は豊後水道と再度一体化、東海は伊豆半島中心に移動。
 更に、6週目となった山陰~北海道の西は、再び拡大方向
 3週目となった宮城・福島沖は、内陸側に移動。
 2週振りに秋田・山形境界、大阪3週振りにに九州南部に強震度想定域が出現。

 能登半島の強震度想定域は消滅しております。
 今週も全体的に、強震度想定域が日本を取り囲むようにに点在しております。
解説:強震度想定域とは、
   海水温が急激に上昇した範囲で、過去の実績からM5超発震の可能性がある事を意味します。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

ソロモン地震は未だ終わっていない可能性がある

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
2/6 10:12JSTソロモンM8.0/D28.7kmの巨大地震が発生し、その後も余震は一向に収まる事無く、
 2/9現在までにM4以上の余震が150回以上 内 M5超101回、M6超9回、M7も2回発生
 しております。
USGS253.jpg
 ご覧のように、直近のネンドー島(人口2万人)は最大震度5強相当に見舞われたものと考えられます。
◆一番情報の早い [earthquake-report] によれば、
 これまでに、少なくとも 13人の死亡が確認され、行方不明者は数百人になるとの事です。
 そして、現在3000人以上の方が、津波で家を失い、避難生活を余儀なくされております。
 ここに、犠牲者ならびに行方不明者の方々に黙祷を捧げたいと思います。
ツイッターでは、既にご紹介しておりますが、
 私のこれまでの経験から、「ソロモンでのM8.5クラスの発生」を懸念しております。
◆以下は、1/31~現在までの発震状況ですが、M8発生以降も余震が一向に衰える気配が無い事。
 また、余震域の面積から宇津則で計算すると、想定される地震規模はM8.47となります。
USGS253solomon2.jpg
◆実はM8.47とM8.0とでは、エネルギー差で5倍もの開きがあります。
 また、M8を除くソロモンの地震で発散されたエネルギーを全て足し合わせると M7.39でした。
 USGS253solomonCAL1.jpg
◆然るに、これまでソロモンでの地震で発散されたエネルギーを余震域面積からの想定される地震規模
 M8.47から差し引くと、まだ「M8.4」ものエネルギーが残されている可能性があるのです。
 USGS253solomonCAL3.jpg
◆GR則によるM8.5発生時期の解析では、この後 約1ヶ月と、かなり逼迫した結果です。
USGS253solomonGR2.jpg
◆最後に 「これは現在考えられる最大リスクでの評価」 です。
 したがって、このまま長期に亘る余震の後、巨大地震は発生せず終息する事も十分に考えられます。
 しかし、仮にソロモンでM8.5の地震が発生すれば、日本にも最大1.4mの津波が押し寄せます。
 決して「対岸の火事」では無い事を忘れずにいて下さい。
USGS253solomonM85Tm.jpg
◆私のこの予測が外れることを祈ります。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ