海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その67)

このシリーズも 第67回目を迎えました。
(一昨年末から毎週末、1年4ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
【お知らせ】
これまで毎週土曜日にご紹介しておりしたが、先々週からの体調不良で一日遅れてアップのため、
今週以降も、毎週日曜日のご紹介にさせて戴きます。

解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★この演算には、以下の理由から海上保安庁のデータを使用しております。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週3/10にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20130310WA
この間 M4超の地震は14回、その全てが想定範囲内でした。正解率100%(久々です)
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
先週と比較して、全体的に先週と傾向は同様の様です。
水温20130317W
◆今週の強震度想定域は、
 27週目となった三陸沖アウターライズは拡大方向。

 (ここは数カ月の前兆の後、昨年12/7にM7超が発生。次はM8超が危惧されます)
 4週目となった日本海域は変わらず。
 2週目の淡路~紀伊~石廊崎は紀伊水道のみに縮小、九州南部も縮小。
  また、岩手沿岸は三陸沖アウターライズと宮城沖まで拡大しております。

 5週振りに北海道 内浦湾、6週振りに北九州にも強震度想定域が出現。
 先週一端は消えた、山形・秋田境界の強震度想定域が復活しております。
解説:強震度想定域とは、
   海水温が急激に上昇した範囲で、過去の実績からM5超発震の可能性がある事を意味します。
   (黄M4、紫M5超を示唆)

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

余震はいつまで続くのか?その449(磁気嵐スパイラル30)

本日3/17 15時からの地磁気反応 (3計測点で100nT超) を確認。
 (NASA到達予測から半日経って反応無しだったので、今回は軌跡の回避?と思いきや…)
磁気嵐解析1002a
今回が、M1LDE【本体】による磁気嵐と考えます。
NASA-iSWA地磁気圏シミュレーションを確認すると、見える範囲だけでも
約1億アンペアが地磁気圏にカレントリング(円状電流)を形成。
以下、磁気嵐ロジックの計算結果です。
確率30%台(M6+対応) 本日3/17夕方~20午後まで続きます。
磁気嵐解析1002b
ご覧のように、「ピーク」は2回、「魔のくぼみ」は6回、「急変点」は18回です。
そして、磁気嵐の影響は3/26朝まで残ることになります。
◆現在までの深発は 4回。(愛知、薩摩、知床ほか)
 東日本域 3/17(日),18(月),20(水)「要注意」
 北海道東方沖 3/17(日)「超警戒」3/18(月),19(火)「要警戒」3/20(水)「要注意」
◆最新の深発連動グラフは、ページ上にある、
 最近の記事◆現在の深発地震連動の後発地震想定からご確認ください。

皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
◆最新の深発連動グラフは、ページ上にある、
 最近の記事◆現在の深発地震連動の後発地震想定からご確認ください。

◆予測表です。【今夜~明朝が「魔のくぼみ」です 】
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
 予測表の見方はこちら→「予測表の見方と意味合いについて
 (A~Dグループ:過去のCMT解析すべり角と潮汐ベクトル角との相関が強い震源域を示す)
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
磁気嵐解析1003
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
磁気嵐ロジック確率についての解説。
 元々は磁気嵐によるM6超クラスの発生確率(遅延特性を含む)をUSGSデータ39年分から調査
 したもので、実績との比較から地震規模との相関関係(M5-~M7++)があり表記に採用したものです。
 
赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
月齢相関に基づく記号の解説
 これは、311震災後の月齢とM5以上(N=5885)の地震発生確率の相関を取ったもので、以下に分類。
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日

※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
地震は時間を選びません。皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認を推奨しております。
(※近くに落下物や崩れる物が無いないか、照明類や履物を手の届く範囲に置くなど)
また、いつ大きな揺れに遭っても慌てないよう、その場に応じたイメージトレーニングも推奨致します。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ