【やはり警戒か?】 千島列島 (得撫島近海) の群発について

6/2から突如始った、千島列島(得撫島近海)の群発
 EMSC(欧州地中海地震学センター)によれば、M4以上が、6/2~本日6/4で
 最大M5.5×2回を含む、計10回 に達しっている。
USGS279b1.jpg
◆気になるのは、この後の動向だが、
 USGS(アメリカ地質調査所)の過去データを再調査したら、物凄い群発の記録があった。
 1991/12/8~12/22 にM4以上が計135回で、最後は12/22にM7.6
USGS279b.jpg
◆この時の国内記録を気象庁データから確認すると、北海道で震度2を記録していた。
 これは、図の計算震度とも一致する。(震源から約460kmとして試算)
◆さて、一番の問題は津波だ。
 該当する日の気象庁の潮位記録は見つからなかったものの、
 これまでの実績から、最悪ケースでは、北海道まで1h以内に最大70cmの津波
 押し寄せる可能性がある。
USGS279c.jpg
◆ここでは、全て最悪ケースを条件として試算しているため、必ずしも、この通りの結果
 に成るとは限らない。
 しかしながら、常に最大リスクを考慮する事が、万全の防災に資する私の考えから、
 今回の試算結果をご紹介しました。
 当然ですが、何事も起こらないのに越した事はりません。
 私も、そう願っております。

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その76)

このシリーズも 第76回目を迎えました。
(一昨年末から毎週末、約1年7ヶ月続いており、M4以上で1週間検証し 平均対応率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★この演算には、以下の理由から海上保安庁のデータを使用しております。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週5/25にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20130526WA
この間 M4超の地震は12回、全てが想定範囲内でした。対応率100%
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
◆先々週から2週間続いた太平洋側全域の海水温上昇から一転、今度は急激に低下しました。
 これも解析を始めてから1年半の中でも特筆すべき事態です(異常な動き)
 やはり「巨大地震の前兆を捉えている可能性」も否定できません。
 更に注意深く観察を続けたいと思います。

水温20130602W
◆今週の強震度想定域は、
 38週目となったアウターライズは、北海道~房総沖まで広範囲に拡大。

 (ここは数カ月の前兆の後、昨年12/7にM7超が発生。次はM8超が危惧されます)
 13週目の東日本沿岸は、岩手・宮城・福島・茨城・房総まで。
  6週目の日本海域は中央~東側に縮小方向。
  4週目の北海道は若干縮小だが、内陸を含み広範囲のまま。
  3週目の沖縄本島近海は、元位置に戻る。
  2週目の小笠原海域は、大幅に縮小。
  豊後~淡路~紀伊・東シナ海の強震度想定域は消滅しております。
今週は先々週から2週間続いた太平洋側を中心とする高温域が一転、
 宮城~房総沿岸、ならびに東南海域の広範囲で急激な温度低下となりました。

 これまでの実績から、急激な温度変化のあった場合には、低温域で発震の可能性が高まります。
解説:強震度想定域とは、
   海水温が急激に上昇した範囲で、過去の実績からM5超発震の可能性がある事を意味します。
   (橙線M4、赤線M5超を示唆)

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

余震はいつまで続くのか?その478(磁気嵐スパイラル22)

本日6/2 17時からの地磁気反応 (3計測点で100nT超) にを確認。
磁気嵐解析1040a
今回はNASAシミュレーションから、まだコロナホールの影響が残ったものと考えます。
以下、磁気嵐ロジックの計算結果です。
再び、確率40%台(M7+対応)が、明日6/3午後まで続きます。
 ピークは今夜3時頃に42%まで上昇

 (本日6/2 14:43JST台湾でM6.2の直下型地震発生)
磁気嵐解析1040b
ご覧のように、「ピーク」は3回、「魔のくぼみ」は7回、「急変点」は17回です。
そして、磁気嵐の影響は6/10昼頃まで残ることになります。
◆本日の深発6回 (伊豆半島、えびの、四国沖、十勝ほか)から、本日の「要注意解除」
 東日本域 6/3(月),5(水)「要注意」
 北海道東方沖 6/4(火)「要注意」

◆最新の深発連動グラフは、ページ上にある、
 最近の記事◆現在の深発地震連動の後発地震想定からご確認ください。


皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
◆予測表です。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
 予測表の見方はこちら→「予測表の見方と意味合いについて
 (A~Dグループ:過去のCMT解析すべり角と潮汐ベクトル角との相関が強い震源域を示す)
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
磁気嵐解析1040c2
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
磁気嵐ロジック確率についての解説。
 元々は磁気嵐によるM6超クラスの発生確率(遅延特性を含む)をUSGSデータ39年分から調査
 したもので、実績との比較から地震規模との相関関係(M5-~M7++)があり表記に採用したものです。
 
赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
月齢相関に基づく記号の解説
 これは、311震災後の月齢とM5以上(N=5885)の地震発生確率の相関を取ったもので、以下に分類。
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日

※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
地震は時間を選びません。皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認を推奨しております。
(※近くに落下物や崩れる物が無いないか、照明類や履物を手の届く範囲に置くなど)
また、いつ大きな揺れに遭っても慌てないよう、その場に応じたイメージトレーニングも推奨致します。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

余震はいつまで続くのか?その477(磁気嵐スパイラル21a) [6/2 17:30更新]

昨日6/1 11時からの地磁気反応 (3計測点で100nT超) について、ACE太陽観測衛星データから
継続時間を7h想定で磁気嵐ロジックを更新しましたが、大幅に超え12hとなった為、更新するものです。
磁気嵐解析1039a2
今回はNASAシミュレーションから、強力なコロナホールによるものと考えます。
そして今回のカレントリングは、最大で何と3億2000万アンペアの超弩級! (・_・;
以下、磁気嵐ロジックの計算結果です。
確率30%台(M6+対応)が、6/3深夜まで続きます。
 ピークは6/2深夜にほぼ40%まで上昇

 (本日6/2 14:43JST台湾でM6.2の直下型地震発生)
磁気嵐解析1039b2a
ご覧のように、「ピーク」は3回、「魔のくぼみ」は3回、「急変点」は16回です。
そして、磁気嵐の影響は6/7深夜まで残ることになります。
◆本日の深発4回 (伊豆半島、えびの、四国沖、十勝) から、
 東日本域 6/2(日),3(月),5(水)「要注意」
 北海道東方沖 6/2(日),4(火)「要注意」

◆最新の深発連動グラフは、ページ上にある、
 最近の記事◆現在の深発地震連動の後発地震想定からご確認ください。


皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
◆予測表です。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
 予測表の見方はこちら→「予測表の見方と意味合いについて
 (A~Dグループ:過去のCMT解析すべり角と潮汐ベクトル角との相関が強い震源域を示す)
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
磁気嵐解析1039e
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
磁気嵐ロジック確率についての解説。
 元々は磁気嵐によるM6超クラスの発生確率(遅延特性を含む)をUSGSデータ39年分から調査
 したもので、実績との比較から地震規模との相関関係(M5-~M7++)があり表記に採用したものです。
 
赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
月齢相関に基づく記号の解説
 これは、311震災後の月齢とM5以上(N=5885)の地震発生確率の相関を取ったもので、以下に分類。
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日

※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
地震は時間を選びません。皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認を推奨しております。
(※近くに落下物や崩れる物が無いないか、照明類や履物を手の届く範囲に置くなど)
また、いつ大きな揺れに遭っても慌てないよう、その場に応じたイメージトレーニングも推奨致します。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

余震はいつまで続くのか?その477(磁気嵐スパイラル21)

◆昨晩6/1 0:30頃にACE太陽観測衛星データの太陽風速度が明らかに上昇しました(-_-)
磁気嵐解析1038g2
 そして、本日6/1 11時からの地磁気反応 (3計測点で100nT超) を確認しました。
磁気嵐解析1039a
今回もNASAシミュレーションから、強力なコロナホールによるものと考えます。
そして今回のカレントリングは、見える範囲だけでも何と1億2000万アンペア!
以下、磁気嵐ロジックの計算結果です。
確率30%台(M6+対応)が、6/3深夜まであと約2日半続きます。
 ピークは6/2深夜にほぼ40%まで上昇!

磁気嵐解析1039b
ご覧のように、「ピーク」は3回、「魔のくぼみ」は3回、「急変点」は20回です。
そして、磁気嵐の影響は6/7深夜まで残ることになります。
◆本日の深発4回 (網走、十勝、青森ほか) から、
 東日本域 6/1(土)「要警戒」
 北海道東方沖 6/1(土)「要警戒」6/2(日),4(火)「要注意」

◆最新の深発連動グラフは、ページ上にある、
 最近の記事◆現在の深発地震連動の後発地震想定からご確認ください。


皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
◆予測表です。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
 予測表の見方はこちら→「予測表の見方と意味合いについて
 (A~Dグループ:過去のCMT解析すべり角と潮汐ベクトル角との相関が強い震源域を示す)
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
磁気嵐解析1039c
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
磁気嵐ロジック確率についての解説。
 元々は磁気嵐によるM6超クラスの発生確率(遅延特性を含む)をUSGSデータ39年分から調査
 したもので、実績との比較から地震規模との相関関係(M5-~M7++)があり表記に採用したものです。
 
赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
月齢相関に基づく記号の解説
 これは、311震災後の月齢とM5以上(N=5885)の地震発生確率の相関を取ったもので、以下に分類。
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日

※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
地震は時間を選びません。皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認を推奨しております。
(※近くに落下物や崩れる物が無いないか、照明類や履物を手の届く範囲に置くなど)
また、いつ大きな揺れに遭っても慌てないよう、その場に応じたイメージトレーニングも推奨致します。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

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