余震はいつまで続くのか?その497a(磁気嵐スパイラル-)

◆今夜で磁気嵐ロジックが10%以下となり終息するため、
 深発連動と月齢相関のみの予測表を掲載致します。
◆明日7/26(金)は、深発連動から北海道「要警戒」東日本「要注意」です。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
 予測表の見方はこちら→「予測表の見方と意味合いについて
 (A~Dグループ:過去のCMT解析すべり角と潮汐ベクトル角との相関が強い震源域を示す)
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖磁気嵐解析1048n
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
磁気嵐ロジック確率についての解説。
 元々は磁気嵐によるM6超クラスの発生確率(遅延特性を含む)をUSGSデータ39年分から調査
 したもので、実績との比較から地震規模との相関関係(M5-~M7++)があり表記に採用したものです。
 
赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
月齢相関に基づく記号の解説
 これは、311震災後の月齢とM5以上(N=5885)の地震発生確率の相関を取ったもので、以下に分類。
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日

※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
地震は時間を選びません。皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認を推奨しております。
(※近くに落下物や崩れる物が無いないか、照明類や履物を手の届く範囲に置くなど)
また、いつ大きな揺れに遭っても慌てないよう、その場に応じたイメージトレーニングも推奨致します。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

有感地震2回という境界線

◆これは「311震災からの有感地震回数推移グラフ」である。
 初めて有感2回以下となったのは、446日目の2012/5/30
有感回数5a
・今年2/25栃木北部M6と4/17三宅島M6は、グラフから明らかに飛び抜けており、
 少なくとも311震災の余震とは、全く別の機構からの発生と考えている。

◆それから現在まで2回以下の日は23回で、うち21回が6日以内にM5超発震ありで対応率91%
有感回数5b
◆そして、本日7/25は未だ1回、然るに7/31までにM5超が確率9割で発生する可能性がある。
 グラフから見れば、最頻度は3日以内だが、そもそもが確率論なので、あくまでも可能性である。
---7/26追記---
昨晩は早く休んだため、今朝になってあの後2回の有感を確認。
合計で3回と成りましたので、今回は、この法則から外れます。

至近で東日本域でのM7級発生の可能性、F1は大丈夫なのか?[7/25更新]

ツイではご紹介しましたが、こちらにもアップします。
 本日7/23 8:25茨城沖M4.6の震源は、7/20からM4~5級が連発しており要注意です!
 最大は7/20 15:06M5.6(気象庁)、これを前震と仮定すれば、至近にM7級の可能性も?
(今週の「海水温解析」の図を同縮尺で付けてありますが、茨城沖は水温低下域の南端でした)
USGS291c3a.jpg
◆【参考】ですが、
 311震災前半月と現在の発震状況を対比してみました。(多少発震が前後しております)
 (こちらは、私の直感を図にしただけなので参考程度にご覧下さい)
 昨日7/24奄美で発震あり、残る中部→九州と続けばあと数日ほどでM7の可能性も?
311震災との比較a
M7級の想定で、福一原発は大丈夫なのか試算しました。(予測A=M7.3を想定)
 福一が震度5弱以下(裕度を見た)となる範囲は、L=65km以上震源から離れる事
 (30km以内なら震度5強となり、直下型なら震度6弱となる)
良く見れば、「女川原発」と「東海原発」の直下を「強震度想定域(M5超想定)」が通っている!
F1がM7でS5弱以下の範囲
◆津波はどうでしょうか。
 東大HPリンクによれば、福一直近でM7.3発生すれば、最大5mの津波発生!
 一応10m+αの仮設防波堤はあるけど、どう見ても土嚢と変わらないよね(-.-)
F1仮設防波堤
一番心配なのは4号機プールの健全性ですが、東電発表では不等沈下はしておらず、
 震度6強にも耐え得ると言う事だが、果たして本当に大丈夫なのだろうか?
 プールに水冷格納されている1,533本の燃料棒(新燃料202本、使用済み燃料1331本)
F1-4号機プール
---以降、7/25 追加情報---
◆【最悪ケースを考える】
 一昨日7/23のM4~5級震源を断層面として S=6770km2
 宇津則から、M=Log10(6770)+3.9=M7.7と言う値も出て来た!(予測Aの最大値)
 震央を三点の重心とすると、ちょうど「強震度想定域の真上」に来る。
 これで震度を計算すると、半径50km以内は震度5強、95km以内は震度5弱
 津波は最大8mとなる。発生する可能性がゼロとは言えない…
F1でM77想定

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その83)

このシリーズも 第83回目を迎えました。
(シリーズ化からは約1年半続いており、M4以上で1週間検証し 平均対応率は8割程です)
◆実は過去記事を検索すると、2011/8/17「新発見か?「海面水温」平年差の分布と震源地の関係
 の中で、既に海水温の2週間差分に着目しており、この解析は、もうすぐ2年近くに成ります。
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★この演算には、以下の理由から海上保安庁のデータを使用しております。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週7/14にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20130714WA2
この間 M4超の地震は24回、うち21回が想定範囲内でした。対応率88%
外れた3回は、想定域より更に低温側または温度変化の無い海域での発震でした。
◆M4超の7割が東日本域での発震でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
◆先週と逆に、北海道~東日本の広範囲で海水温が急激に低下しております。
 至近1ヶ月ほど、実に変化の激しい状態が続いております。
 これは解析を始めてから1年半の中でも特筆すべき異常事態だと考えます。
 やはり「巨大地震の前兆を捉えている可能性」が否定できません。
 更に注意深く観察を続けたいと思います。

想定範囲を南西諸島まで拡大。西は西表島、南は南硫黄島まで
水温20130721W
◆今週の強震度想定域は、
  
9週目の小笠原海域は、東方はるか沖に一部残すのみ。
  4週目の北海道は、北・東・南方沖と広範囲に拡大。
  3週振りに三陸アウターの強震度想定域が復活しました。
  (ここは数ヶ月の前兆の後、昨年12/7にM7超が発生。次はM8超が危惧されている震源域です)

  3週振りに東日本沿岸も強震度想定域が復活です。

  初めて南西諸島に強震度想定域が出現です。
太平洋南方の小笠原~東南海~九州~沖縄本島近海での広範囲な高温域は継続中。
 (上の図では、高温を保ったまま温度変化が無いため、黒くなっております)
 三陸アウター・東日本域の強震度想定域消滅→復活は、何らかの大きな変化を捉えている可能性あり。
 また、過去の実績から、急激な温度変化のあった海域では、低温側で発震の可能性が高まります。
伊豆諸島、房総沖三重合点、九州南方、豊後水道の強震度想定域は消滅しております。
解説:強震度想定域とは、
   海水温が急激に上昇した範囲で、過去の実績からM5超発震の可能性がある事を意味します。
   (橙線M4、赤線M5超を示唆)

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

「予測ABロジック」と「串田氏予測」の関係[7/20再更新]

7/9にご紹介した、串田氏の地震予報が昨日7/19に更新されました。
◆八ヶ岳南麓天文台(1985/12開設)串田嘉男氏の提唱する「FM波による地震予報(2013/7/19最終報)
 では、琵琶湖周辺でM7.9±0.5/内陸浅発地震が9/2~8頃に発生する可能性が示唆されております。
 以下は、串田氏の地震予報の要旨を図解したもの。
(注)串田氏の地震予報については、PHP新書「地震予報」フォローページ「よくある質問」をご一読
戴き、串田氏の地震予報の性質を十分ご理解の上でご覧下さいます様、よろしくお願い申し上げます。
なお今回発表の地震予報は、現在観測中のFM波終息が7/21前後から更に延びた事に依る様です。

串田20130719
◆そして、私の提唱する 現在の「予測ABロジック」の現在値を以下に示します。
現在の予測ABロジック20130720pm
◆ご覧のように、本日の茨城沖M5.6で予測Bリセットとなりました。
 (参考ですが、予測Aリセットが無い限り、現在の特異点は12月上旬です)
これを以て、
 串田氏の想定時期と乖離が大きくなったため、この関連記事についてはクローズとさせて戴きます。

◆ただし、M8級が発生する可能性は、以下の記事でご紹介の様に、既に十分にあります。
・釧路東方沖 M8 → 「十勝M6.5余震からGR則でM8.5の発生時期を試算
・宮城はるか沖M8→ 「宮城沖アウターライズM7.3余震からGR則でM8.5の可能性を試算(その2)
(注)拙ブログで串田氏の地震予報を引用・ご紹介している件について、現在串田氏にコンタクトを取って
 おります
が、本件に関する串田氏へのお問い合わせはご遠慮戴きますよう、よろしくお願い致します。

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