【速報】 関東直下M6の可能性を試算

関東直下地震
 昨年12月頃から「関東直下」で有感地震が1ヶ月弱で8回発生しております。
 気象庁のデータを確認して思い出しましたが、昨年末も同様の動きはありました。
 以下は、12/6~1/3現在までの震源プロット(M0.5+ N=422)ですが、
 ご覧のように、M6の可能性のある震源域が数多く点在している様です。
20150103関東M6GRa2
微小地震の頻度が異常値
 しかし、今回は微小地震の頻度が、元旦夕方から急変し、本日昼頃には最大70回/日の異常値となり、
 そのまま現在も、50回/日オーダーで異常値が続いております。
GR則(グーテンベルグ・リヒター則)
 地震に代表される離散的自然現象は、そのエネルギーと発生頻度を両対数軸で表すと
 ほぼ直線的に近似される、というものである。
今回は「GRデータ区間」を急変前12/31~1/3現在で試算
 平均発生期間は36日と、非常に切迫した結果です。
20150103関東M6GRb2a
関東直下M6の発生時期推定
 今回M6を想定した発生時期は、ご覧のように2月上旬~下旬となりました。
20150103関東M6GRc2 
 (注)この計算結果は、筆者が可能性として試算したものであり、実際の地震発生時期を確定する
   性質のものでは無い事だけは是非、ご理解のうえご覧いただきます様、よろしくお願い致します。
  ※この地震想定の判断材料として、何かご提示できれば良いのですが、M6級の場合は、
   前震など、何の前触れも無く、突如発生する可能性が高いため、引き続き「微小地震」の
   発生頻度などを監視し、変化があればお知らせしたいと思います。

◆参考(計算震度)
 震源深さを50kmと仮定すると、「半径50km以内は最大震度5弱(※)」になると考えられます。
 ※実際は地盤状況により、最大震度5強となる地域もあると考えられます。
◆地震の様な自然現象が、統計学の予測通りに発生するとは、元々筆者も思ってはいないが、
 ある程度の指標にはなり得ると思われるので、今からでも出来るだけの準備を進めてみては
 いかがでしょうか?

余震はいつまで続くのか?その604(磁気嵐スパイラル29)

昨晩 1/3 3時からの地磁気反応を確認 (3計測点で±100nT超)
コロナホールの影響が、まだ続いている様です
これに伴う、磁気嵐ロジックの計算結果です。
M7+対応 (M6+確率40%超) 1/3~5
 M6+対応 (M6+確率30%超) 
1/6~7
 M5+対応 (M6+確率20%超) 1/7~9
磁気嵐解析1053b89                     

◆予測表です

(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
 予測表の見方はこちら→「予測表の見方と意味合いについて
 (A~Dグループ:過去のCMT解析すべり角と潮汐ベクトル角との相関が強い震源域を示す)
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、房総沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、房総沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、房総沖、沖縄
磁気嵐解析1053c89                                                                 
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
磁気嵐ロジック確率についての解説。
 元々は磁気嵐によるM6超クラスの発生確率(遅延特性を含む)をUSGSデータ39年分から調査
 したもので、実績との比較から地震規模との相関関係(M5-~M7++)があり表記に採用したものです。
 
赤太字は要注意時間帯を表わし、±1hの幅を持ちます。
月齢相関に基づく記号の解説
 これは、311震災後の月齢とM5以上(N=5885)の地震発生確率の相関を取ったもので、以下に分類。
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日

※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。

毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
地震は時間を選びません。皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認を推奨しております。
(※近くに落下物や崩れる物が無いないか、照明類や履物を手の届く範囲に置くなど)
また、いつ大きな揺れに遭っても慌てないよう、その場に応じたイメージトレーニングも推奨致します。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ