有感地震と無感地震の回数差の考察について

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、
先日来 [有感地震が多い日=24h地震回数が少ない] という図式について、何度か触れましたが、
データを分析した結果、意外な事が判りました。
まずは、昨日までの4日間の地震をマグニチュード別の分布にしたものです。
ご覧のように、日々の差異はあまり見られません。
震度分布1
しかも、一日分の地震エネルギー総量を発生回数で割った平均Mw=3.18~3.32で、こちらも差異なし。
では、24h地震回数の違いは何に起因するのか。
対数目盛で少々判り難いと思いますが、グラフを良く観察すると、M3.0以下の回数が倍以上違います。
(Mw4.0以上での差異は数回程度で、24h地震回数に占める割合から、あまり関係ないと考えます)
更に、考察を深めるため、マグニチュードと震源深さの分布図を見てみます。
◆グラフに示す S≒Log(10^(1.5*Mw)/(D/5km)^2)/1.5 は、私が考案した気象庁震度を表わす簡易式です。
JMA震度
このグラフでは、左上になるほど震度が大きくなります。(これは、極々当たり前の関係です)
そこで、見て戴きたいのは、有感地震の少なかった2/6~2/7と、多かった2/8~2/9の違いです。
見ての通り、2/6~2/7と比較して、断然に2/8~2/9のプロットは左上にあることが判ります。
◆結論
24h地震回数の差異は、Mw3.0以下の微小地震の回数差であり、有感地震が多く感じるのは、
2番目のグラフで左上にプロットされる地震 (震度が大きくなる方向) が多くなるためである。

本日は、これにて就寝いたします。バイバイ


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