地震微動から見た日本の現在の状況(その4)

昨日ご紹介した、東日本全体の微動が続いている件について、
本日アップされた、6/8分をつないで4日分にしてみたところ、
以下のように、微振動が小さくなっていました。
この現象は、微動のあった東日本全体で同様の傾向です。

微振動20120608B
◆このデータの解釈は、本当に専門家でも難しい問題だとは思います。
過去のデータを見ると、先の震災までに何度か今回の様な緩急を繰り返しており、
このデータのみで、ただちに嵐の前の静けさ」と考えるのは拙速だとは考えます。

しかしながら、ごく普通に考えると、今回の房総沖M6.3トリガーで、東日本全体に
微動が観測され、突然に止まると言うのは、以下の何れかになると思います。

・地殻すべりが発生し、微動が観測されたが、2日間で歪みが解放されきった。→ 安全
・地殻すべりが発生し、歪みの一部が解放されたが、再び蓄積され始まった。→ 危険信号
まだ、しばらくの間は、監視体制を継続します。


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