[もうすぐ期限] 三陸沖地震のGR則による今後の見通し(その3)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
今朝の5:32宮城沖M6.1は、約2週間振りのM6クラス。お近くの方大丈夫でしたか?
我が町、水戸でも揺れが長く続き、次いで緊急地震速報メールが携帯に届きました。
気象庁からは震度4と発表されましたが、私の計算ではs4.63で震度5弱下限値。
したがって、震度5弱に近い震度4と推察します。
発震時刻は、CMT解析による横ずれ分補正 Dグループ 7:19-2:21=4:58でUSGS98.jpg
さて、約一ヶ月前
5/22「[緊急検証] 三陸沖地震のGR則による今後の見通し」と題して、
5/19から突如として群発化した、三陸はるか沖の日本海溝を震源域とする
地震について、5/19~5/21の気象庁一元化データを利用し、GR則による
今後の見通しについて解析した結果、99.9%の確率で1ヶ月以内にM8発生
と結論しました。

今回は、その1ヶ月を間近にして、再度5/19-6/16の気象庁一元化データを
利用したGR則解析を行いました。

以下は、データ解析範囲と
[Hi-net地震観測システムによる自動震源情報]から至近30日間の震央データです。
三陸沖GR則MAP2
さて、この範囲内で発生した地震発生の状況を時系列で見てみましょう。
三陸沖20120616余震
5/20~5/26頃は、特に発生頻度が高まっている様子が判ると思います。
そして、5/19-6/16の気象庁一元化データによるGR則プロットの図です。
三陸沖GR則グラフ20120616
右の数字は、24h*29d=696hでのM8発生回数を表わしております。
これを正規分布にしたものが以下の図になります。
三陸沖GR則正規分布20120616
中心の50%,μ=307daysとは、約10ヶ月以内に50%の確率でM8発生の可能性があると言う事です。
一ヶ月前のGR解析から見ると、そのひっ迫度は随分と下がりました。
それでも、+1σ(84.1%)で見ると、約1年以内にはM8が発生する事を示唆しております。
やはり、警戒は継続して戴きたいと思います。
5/22にGR解析した際には、感覚的だけでなく、データからもひっ迫度が極限にまで高まっており、
読者の皆さまには、先の記事を見て驚かれた方も多かったと思います。

私も、いたずらに読者の皆さまを驚ろかすつもりは御座いませんが、嫌なデータでも包み隠さず
皆さまにお伝えすることが、私の信念です。

何せ、太古から存在する地球相手の計算です。たかが一年の勉強で全てが判る筈もありません。
当ブログの読者には、今回のように「空振りも結構」として、ご覧戴けるものと信じております。

宜しければ、今後ともお付き合い下さい。


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