フィリピン・カリフォルニア・ヴァージン諸島の群発地震をGR則で見ると

笑顔毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このブログで良くご紹介している「GR則」について少しだけ解説します。
GR則とは、グーテンベルグ・リヒター則の略称
この法則は、全ての変動事象は、大きいものほど頻度が少なく、小さいものは頻度が多いという、
至極当たり前の事を言っているのですが、重要なのは、それらが指数的に分布している点です。
このGR則は、地震や台風などの自然現象に限らず、株価や為替の変動など経済活動についても
適用が可能なようです。
以下の図は、USGS(アメリカ地質調査所)の地震データベースで検索可能な、
過去40年間地震規模と発生回数の関係をグラフにしたものですが、見事にフィティングしていますね。
地震におけるGR則は、マグニチュードが1小さくなると発生頻度が10倍になるというものです。
10年毎の分布ではM8以上で多少のバラツキはありますが、概ねGR則に沿っています。
地震規模と発生回数(GR則)
これら解説は、2012/2/24の記事[GR則と前兆地震の考察について]にありますので、ご参照ください。
前置きが長くなりましたが、
表記の「フィリピン・カリフォルニア・ヴァージン諸島の群発地震」は現在も続いており、
今後の動向が気になり、今回の記事となりました。なお、ツイートでは、既にご紹介しております。
【重要事項】
 私としては、大自然を相手にして、正確無比で確定的な予測まで出来るとは考えておりません。
 しかしながら、その発生の可能性を広くお伝えする事は、大難を小難へと減災に資すると考えます。
 したがいまして、可能性のあるハイリスクに対しては、常に備える事が一番大切との考えから、
 以下に示すような、嫌なデータでも、全て包み隠さずお伝えする様にしております。
 私が悪戯に不安を煽っていると思われる読者は、これらのデータは、どうぞ無視して下さい。

◆フィリピン
8/31 21:47フィリピン東部でM7.6(35km)の地震発生。
一時、太平洋沿岸に津波警報・注意報が発令された。最大津波高は1.2mで約3時間後に解除された。
至近の島では、半径180km以内の約2万人が震度5弱の中に居たと考えます。
USGS151.jpg
以下、これまでの地震実績をGR則に当てた計算結果です。
これによれば、M7.6を前震と考えれば、1週間以内にM8.5の本震の可能性を示唆する結果となった。
GR_PRPfig.jpg
◆カリフォルニア
8/27に突如、M5.5を筆頭に発生から僅か12hで106回の地震発生。(震源域は12kmに集中)
少しずつ鎮静化してきたものの、9/1までに114回の地震が発生し、現在も継続中。
GR_CALFmap.jpg
以下、これまでの地震実績をGR則に当てた計算結果です。
これによれば、グラフの延長線上に、2ヶ月以内にM6.5の可能性を示唆する結果となった。
GR_CALFfig.jpg
◆ヴァージン諸島
カリフォルニアとほぼ同時の8/27に突如群発化。
特に8/30のM4.7発生から僅か12hで112回の地震発生。(震源域は100kmに集中)

何度か群発を知り返し、現在までに236回の地震が発生し、現在も継続中。
GR_VGNmap.jpg
以下、これまでの地震実績をGR則に当てた計算結果です。
これによれば、グラフの延長線上に、2ヶ月以内にM6.0の可能性を示唆する結果となった。
GR_VGNfig.jpg
最後に、繰り返しになりますが
ここでご提示しているデータは、全てGR則の延長線上に、隠れた本震があると仮定した計算であり、
いわば最大リスクを可能性としてお知らせするものですので、当然ながら確定的なものではありません。
その辺りの前提をご承知の上で、ご覧下さいますよう、よろしくお願い致します。

では、本日は、これにて失礼致します。


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