フィリピンの群発地震をGR則で再び試算(その3)

これまで2度に渡りご紹介している、フィリピンの群発地震ですが、
依然として逼迫度は格段に高い事から、現在までのデータで再度試算を致しました。
現在までに、この群発域では、M7.6をふくめて、合計46回の地震が発生しました。
当初の試算時より、データ数は約2.5倍になりましたので、精度の向上が期待できます。

◆以下、地震の時系列とGR則の試算結果です。
GR_PRPfig3.jpg
ご覧のように、今回の解析でも、ほぼ1週間以内にM8.5の可能性を示唆しております。
◆更に、直感的に逼迫度が見える様に、時系列で発生確率を表示してみました。
GR_PRPfig3a.jpg
(この計算は、基本的に日本時間でやっておりますので、現地時間は-1hしてご覧下さい)
このグラフからは、M8.5の発生する可能性として、
9/10朝までに確率50%、9/12昼までに確率99%
ある事になります。

願わくば、この計算が外れる事を祈ります。


2 comments

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    M5が45回で、M7が1回だったら傾きはもっと急峻になるんじゃない?

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    UMさま
    ご指摘のように、急峻な線引きも確かに可能です。
    例えば、+3σをM7.6から引く場合は、M8.5の発生時期が約3ヶ月後となります。
    しかし、私は減災に資すべく、常にハイリスク側の情報をお伝えしております。
    この記事が、不安を煽っているとお考えならば、どうぞ無視して下さい。
    それで予測が外れても、それは承知の上です。
    私も信念を以て、記事を書いております。
    BOPPO

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA