フィリピンの群発地震をGR則で再び試算(その4)

これまで3度に渡り、GR則による検証をしてきた、フィリピンの群発地震ですが、
発震頻度に若干の低下はあるものの、依然として逼迫度は格段に高いと考えております。
そして本日は、前回の検証で予測した、明日9/10を前にして、4度目の試算を致しました。
現在までに、この群発域では、M7.6を含めて、合計51回の地震が発生しました。
USGSの地震データも修正がかかり、当初の試算からデータが変化しております。

◆以下、地震の時系列とGR則のプロットです。
GR_PRPfig4.jpg
ご覧のように、今回の解析では、M8.5の切片が随分ピンポイントになったことが判ります。
◆これに基づく正規分布と時系列の発生確率のグラフです。
 (この計算は、基本的に日本時間でやっておりますので、現地時間は-1hしてご覧下さい)
GR_PRPfig4b.jpg
前回の試算からすれば、少し余裕が出ました。でも約3週間後という結果です。
 時系列のグラフから、M8.5の発生する可能性として、
 9/27深夜までに確率50%、9/29昼までに確率99%
ある事になります。

これ以降の検証は、このまま群発が続くようであれば、再度実施したいと思います。
願わくば、この計算が外れる事を祈ります。


4 comments

  • C静岡@関西

    SECRET: 0
    PASS: f599d5667952c195d6c8180a0717deba
      FMノイズでテンパってる方や、日本だと緊張しておられる方に、ココを紹介・転載させてくださいな。
    <(_ _)>

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    C静岡@関西さま
    ご無沙汰しております。最近コメントを戴かないので、どうされたのかと思っておりました。
    私のブログは、全ての方にオープンです。転載、引用は、どうぞご自由に。
    色々な方にご紹介して戴けるのは、こちらからお願いしたいところです。
    このところ、なぜか日本だけを外して、海外での大きな地震が相次いでおります。
    私は、その付けは、何れ日本にも廻ってくると考えております。
    国内の動きでは、東海沖に設置されている海中地震計の異常波形が、現在の最たる要注意事項です。

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    PASS: 403e07dc57659a1eec25c00bd7c241db
    東海1の微振動ですが「そうだ気象庁へきいてみよう」と思い、夜なのでとりあえずメールをしてみました。 気象庁の方々もお忙しいと思うので恐縮ですが、複数の方から問い合わせが届いたほうが早めに回答が得られる気がしますし、FAQに掲載されれば効率的です。
    ところでBOPPO様、以前連載されていた雲の画像処理は検証の結果もうお使いにならないのかもしれませんが、改めて今日の衛星画像を見るとトカラ列島から四国、東海と日本を縦断するように雲がとどまっています(単なる前線にも見えますが)・・・とりあえず就寝環境だけ整えることが今出来る確かな備えですね。

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    fjさま
    私からも、メールで問い合わせ中です。
    さんざんお騒がせしておいて、
    「故障」とか言われそうな気もしますね。
    さて、気象衛星と天気で確認したところ、
    日本を縦断している雲は、前線と伴うものの
    ようです。
    ツイートしておきますので、ご覧ください。
    では、またよろしくお願い致します。
    BOPPO

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