海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その62)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも 第62回目を迎えました。
(一昨年末から毎週末、1年2ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★この演算には、以下の理由から海上保安庁のデータを使用しております。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週2/2にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20130202WA
この間 M4超の地震は26回、内22回が想定範囲内でした。正解率85%(優秀です)
外れた4回は、何れも海水温変化の無い範囲でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
先週と比較すると、再び日本海側の水温が上がっております。
水温20130209W
◆今週の強震度想定域は、
 22週目に突入した、三陸沖アウターライズ。
(更に南下し縮小)

 (ここは数カ月の前兆があり、遂に12/7にM7超が発生し、次はM8超が危惧されます)
 また、8週目となった九州西部は豊後水道と再度一体化、東海は伊豆半島中心に移動。
 更に、6週目となった山陰~北海道の西は、再び拡大方向
 3週目となった宮城・福島沖は、内陸側に移動。
 2週振りに秋田・山形境界、大阪3週振りにに九州南部に強震度想定域が出現。

 能登半島の強震度想定域は消滅しております。
 今週も全体的に、強震度想定域が日本を取り囲むようにに点在しております。
解説:強震度想定域とは、
   海水温が急激に上昇した範囲で、過去の実績からM5超発震の可能性がある事を意味します。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ


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