余震はいつまで続くのか?その384(磁気嵐スパイラル51)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
磁気嵐ロジックの更新も、5日振りとなります。
本日9/1 19時(JST)からの地磁気反応を確認ました。
磁気嵐解析712
今回はACE観測データで、
高エネルギー陽子が急上昇したことから、強力なコロナホールの影響が出たものと考えます。
以下、磁気嵐ロジックの計算結果です。
確率20%台(M5+対応)ですが、昨日M7級もあり、まだ気は抜けません。

磁気嵐解析713
ご覧のように、「ピーク」は1回、「魔のくぼみ」は2回、そして「急変点」は5回あります。
そして、磁気嵐の影響は9/4深夜まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
磁気嵐解析714
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  至近実績との比較により、ほぼ上記の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
◆赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
◆磁気嵐による地殻歪みは、必ずどこかに蓄積され、今もトリガーを待っています。
私に出来るのは、この後の災害が最小限になるよう祈る事のみです。
I pray for all the worlds.

フィリピンでM7.6(D35km)の地震発生!

ツイートでは、何度かお知らせしておりましたが、
これまでの経過をここにまとめ、お知らせ致します。
昨晩8/31 21:47フィリピン近海でM7.6(35km)の地震発生。
一時は、太平洋沿岸一帯に津波警報・注意報が発令されましたが、3h後に解除されました。
結果的には、フィリピン沿岸でも最高1.2mほどで済んだようです。
至近の島では震度5弱。半径180km以内の約2万人が震度5弱の中に居たと考えます。
USGS151.jpg
これまでに判っている被害状況では、
震源に近いサマール島では、多くの建物や橋・道路が損壊する被害が出ており、
ミンダナオ島では、地滑りで家屋が崩壊し54歳の女性が犠牲になりました。
他に5歳の幼児も負傷した模様。

被害の全容は、今後の救助活動が進むにつれ、判ってくるのでしょう。
ここに、犠牲者のご冥福をお祈り致します。
M7級のエネルギーの凄さは、言うまでもありませんが、
F-Netで確認すると、約3000km離れた日本にも6分弱 9km/sで地震波が届いていました。
USGS148.jpg
更には、フィリピンのちょうど裏側のブラジルへも20分強で地震波が到達していました。
やはり、もの凄いエネルギーです。
USGS149.jpg
フィリピンM7.3の後、
日本国内でも 23:26福島浜通M4.4 翌0:22奄美大島M3.6 0:31福島沖M4.5と続きました。

これらは、ある意味で誘発地震の可能性も考えられます。
予測表には、この後魔のくぼみ12:02 15:03 18:03と要注意時間帯が続きます。
そして、偶然にも本日9/1は1923年(大正12年)に関東大震災があった日です。
フィリピン地震の余震ですが、
本震後12hで12回発生。これまでの最大余震はM5.7(35km)で、至近の島で震度3程度ですが、
GR則からはM-1なる、M6.6発生の可能性も残ります。

USGS150.jpg
今はただ、大難を小難に祈るのみです。

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その39)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第39回目となりました。
(昨年末から毎週末、約9ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週8/24にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
この間M4超の地震は16回、内13が想定範囲でした。正解率81%。(今週も合格です)
水温20120824WA
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
水温20120831W
◆今週の注目は、
 既に7週間も続く、北海道の内陸部を含む強震度想定域です。

 (想定域からは若干ずれましたが、十勝南部でM6.1もありました)
そして意外なのは、見ての通り、強震度想定域が他に無い事です。
 強いて言えば、東南海~東シナ海の広範囲で海水温の急激な低下があり、
 M4程度の発震リスクがあることでしょうか。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

【今度こそ重大かも知れない情報】 東南海沖地震計の微振動(その3)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
7月中旬頃にお知らせした、東南海沖地震計の微振動については、海洋研究開発機構による海底調査
のため、エアガン発振による人工振動が観測データに混入したものでした。
そして 昨晩、読者の方からの情報があり、再度調査してみると
8/19頃から、その微振動が顕著に現れ、現在まで続いていたのです。
Hi-net連続波形から[気象庁 JMA]→[中部地方]を選んで、以下の赤丸の波形をご覧ください。
震度の予測239
[24時間プレビュー]すると、以下の様な微振動が現れます。
今回は、海底調査などのアナウンスも特にありませんので、自然発生の微振動と考えます。
震度の予測238
特に「東海1」の観測点では、本日8/30の7~8時台の振動が顕著であり、
 Hi-netでも地震の実績が無いことから、この海底から微振動が発生しているものと考えます。

この後も、しばらく監視体制を取りたいと思います。

予測ABロジックの秒読み回避

笑顔 皆さま、お早うございます。
さて、今朝早朝4時05分宮城県沖M5.7震度5強の地震が発生しました。
震源に近かった皆さま、お怪我はありませんでしたでしょうか?
久々の震度5強は、5/24青森県東方沖M6.1以来の約3ヶ月振りになります。
朗報です。
今朝のM5.7は震災余震域につき、予測Bリセットとなり、本日のM6.7は回避されました。

現在の予測ABロジック20120830AM
今までの経過を辿ってみると、
なぜか、これまでも想定の手前でうまくリセットがかかり、何とか難を逃れて来ました。
・4/8の想定では 5/15にM7.5 → 17日前にBリセット
・6/1の想定では 6/27にM7.5 → 9日前にBリセット
・8/8の想定では 9/11にM8.6 → 25日前にA,Bリセット
そして今回、当日朝にBリセットとなりました。

これで、予測ABロジックの0.5差想定は遠のきましたが、一応お知らせしておきます。
次は、10/9に最大M7.4の想定となりました。
ただし、本日は磁気嵐ロジックで「急変点」10:35,16:36「魔のくぼみ」19:16,22,15,翌0:15
と続き、何れも想定は確率30%(M6+対応)です。

どうか、今しばらくは、警戒モード継続でお願い致します。
そうそう、昨晩の記事で日本の現状をGR則で試算した結果、M7級までまだ1ヶ月以上
ありそうな結果となりましたが、結果、昨晩の試算が正解となりましたね。

では、また。
今日も「お気を付けて、いってらっしゃい!」

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