海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その28)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第28回目となりました。
(昨年末から毎週末に約6ヶ月続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週6/2にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20120608WA
この間M4超の地震は25回、内14回が想定範囲でした。正解率56%でした。(また赤点です)
予想から外れた11回は、2回が沖合深発、1回は静岡内陸、2回は九州南部、
残る6回は水温の変化では読み取れなかった宮城北部~岩手沿岸、三陸沖での発震でした。
6/9静岡中部M4.1(D30km)での発震は、1995/4/18のM4.8(D26km)以来、実に17年振り。
 新たな動きとして、今後の推移に要注意です。

そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
(先週から更に、太平洋側プレート境界に沿って水温が急激に低下しております)
水温20120615W
◆今週の注目は、
 新たに出現した伊豆半島沖の強震度想定域です。
 他にも、北海道南部と九州南西部にも強震度想定域があります。

豊後水道(四国~九州)の強震度想定域を見逃しておりました。(1週空けての出現です)
 
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

次の磁気嵐は地球の真正面に到達

昨日のトルコと台湾の浅発直下型地震の情報が何故か伝わってきません。
私の知る限りでは、一番情報の早い下記のリンクでも、
トルコで23人負傷という意外は、まだ詳しい情報がありません。
一方、6/11発生のアフガニスタン地震では、大きな地滑りがあり、いまだ80名が行方不明です。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
何れの地震も、私の試算からは日本の震度5弱~5強あり、相当の被害が想定されます。
さて、磁気嵐ですが、
NASAの予測によると、次の磁気嵐は、2つのCME(6/13C6.8+6/14M1.9)が金星の軌道辺りで
合体して、超強力なプラズマ塊に成長しながら、地球の真正面に到達するようです。速度700km/s

磁気嵐解析512
◆到達予想日時は、6/17 4:00(JST)で、約14hも続きます。
以下は、この磁気嵐が来たとして試算した、磁気嵐ロジックです。
磁気嵐解析512b
6/16深夜から翌午前中が「魔のくぼみ」となり、6/18昼頃に40%ピークが来ます。
この後、大きな余震が来ない事を祈ります。
I pray for all the worlds.

トルコ東部国境付近でM5.3の直下型地震発生!

速報には遅いですが。
本日 6/14 14:52(JST)トルコ東部国境付近でM5.3(D10km)の直下型地震が発生しました。
何故かUSGSからメリカル震度の発表がないので、EMSC(欧州・地中海地震センター)の図を添付。
USGS94.jpg
私の知る限りでは、一番情報の早い下記のリンクでも、
少なくとも18人の負傷者が出たという意外は、まだ詳しい情報がありません。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
私の考案した簡易震度計算では、
震央の真上にある都市Silopiで、少なくとも人口約7万人が、
Log10(10^(1.5*M5.3)/(10km/5)^2.5)/1.5=s4.80 は日本の震度5弱相当に襲われたものと思われます。
したがって、相応の被害が出ているものと考えます。
◆磁気嵐によるエネルギーは必ずどこかに歪みとして蓄積され、ずっとトリガーを待っています。
この後、大きな余震が来ない事を祈ります。
I pray for all the worlds.

地震微動から見た日本の現在の状況(その6)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
何となくシリーズ化して来た、微振動についての観測ですが、
本日のTwitterによると、関東地方(東京23区・多摩西部・神奈川県茅ヶ崎・平塚・藤沢・横浜など)で
身体に感じる振動が頻発しているようなので、F-net(広帯域地震観測網)で波形を確認しました。

以下は、今回の観測データ地点の位置です。
微振動20120613map
まずは、群馬県鬼石の本日の観測波形ですが、
地震情報で出ていない「不明」の微振動が4時台にあります。
微振動20120613A
次に、山梨県都留菅野の本日の観測波形ですが、
やはり、地震情報で出ていない「不明」の微振動が2,5,11時台にあります。
微振動20120613B
◆更に1時間波形を見ると、見事に微振動の続いている様子がハッキリと判ります。

まずは、群馬県鬼石の本日の観測波形ですが、縦軸が「分」横軸が「秒」を表わしております。
ご覧のように、60秒で15振動なので、結果 0.25Hzの微振動が観測されました。
微振動20120613A2
同様に、山梨県都留菅野の観測波形ですが、
60秒で14振動なので、結果 0.23Hzの微振動が観測されました。
微振動20120613B2
◆このように、地震波形を見てもハッキリと微振動の続いている様子が確認出来ました。
 本日は、体感者の方の多くが、耳の激しい痛みや圧力、頭痛、吐き気、めまいなど、
 色々な症状があり、その度合いもいつもに増して酷くなっている様です。
 斯く言う私も、ずっ~と続いている13,000Hzの耳鳴りに加えて、
 ポーと言う少し音圧のある400Hzの音が混じっております。

この問題に対しては、更に色々な切り口から、しばらく監視体制を継続します。

地震微動から見た日本の現在の状況(その5)

先にご紹介した、東日本全体の微動が続いている件について、
観測点の中でも、一番微動の激しい「神津島」のデータを5/20~6/10の22日分つないで見ました。
微振動20120610K-map
すると、以下のように、
全国のM6クラスの発震に同期して、その後2~3日も微動が続いている事が判明しました。
この現象は、微動のある東日本全体で同様の傾向です。
微振動20120610K
◆ここからは私個人の考えですが、
 気象庁が常に言う「プレートが違う震源域の地震は連動しない=関連性が無い」と言うのは、
 この実測値から見ても、完全に否定出来るのではないでしようか。

 だって、直線で800km以上も離れた東北の地震でフィリピンプレートに乗ってる「神津島」が
 3日間も揺れ続けるんですから。

この問題に対しては、色々な切り口から、しばらくの間、監視体制を継続します

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