更なる磁気嵐の可能性について (含む戯言や雑感)

毎度のお付き合いをありがとうございます。

先日ご紹介した、[NASA/spaceweather.com]の中を良く探したところ、[Solar Wind Prediction]というページで、
惑星間の太陽風シミュレーションを詳細に公開していることが判りました。
まだ見つけたばかりなので、データ更新の頻度までは分りませんが、驚くなかれ、1週間先までを1h単位で
太陽風速度やプラズマ密度について、詳細にシミュレーションした結果が公開されております。

そして、次の磁気嵐になりそうな時期を見ると、以下のように12/8(木)16:00(UT)→12/9(金)1:00(JST)から
丸一日程度は続きそうなデータがありました。
磁気嵐解析108.jpg
なお、図のSTEREO A,Bとは、NASAによるSolar TErrestrial RElations Observatory/太陽立体観測プロジェクト
に使用される、地球のラグランジュ点にある2機の調査衛星を指しており、コロナガスの噴出 (CME) などを立体的
に調査する壮大な観測体制により、このようなシミュレーションが可能になったということです。

さて、これに基づき、磁気嵐ロジックを試算した結果が、以下の通りです。
磁気嵐解析109.jpg

M6発生の可能性のある確率30%超のピーク時期が、新たに2日間も出現しました

spaceweather.comで公開しているシミュレーションデータは、太陽の詳細な観測結果に基づくものなので、
確度としては、冗談ではなく天気予報よりも当たる確率は高いと見ております。

このように、色々なデータを見ていると、まだまだ心配は尽きませんが、
私が絶対的な信頼をおいているグーテンベルグ・リヒター則によれば、東日本大震災の本震M9に対しては、
まだM8が1回とM7が4回残されております
 (酷かも知れませんが、既に歴史が証明しております)

皆さまも、まだ記憶に新しいと思いますが、2004年12月のスマトラ沖地震では、本震M9.1に対する余震は、
グーテンベルグ・リヒター則の回数(M8×1回、M7×10回、M6×100回)を消化するのに約2年を要しました

東日本大震災とスマトラ沖地震との地殻構造の類似性は、地震学会などでも良く取り沙汰されおりますので、
日本での余震も数年間は続くことが容易に想像が付きます。

私はこのブログを、決して皆さまを威かそうとして書いている訳ではありません。
もう二度と、あのような惨事を繰り返したくない。 そして、皆さまの防災の一助、参考になれば幸いと思っての
活動です。

そして、私の予測は、全ての可能性を排除せず、万事に備えるため、リスク側の予測をしておりますので、
当然に外れることもあります。

しかしながら、これまで蓄積してきたデータやノウハウから、ブログ創世当初よりは精度も高くなって来ました。
今後も、現状に満足することなく、より高精度の情報が提供できますよう、努力を惜しみません。

皆さまも、まだまだのお付き合いをよろしくお願い致します。

では、また。


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