予測ABロジック数式公開
◆予測ABロジック
日々発生する地震とGR則に基づく発震ポテンシャルとの乖離度を最適化計算により、
現時点での国内における発震ポテンシャルをABの2階層で表します。
さらに、特異点(※)の導入により、国内M7級発震の発生時期と地震規模を予測可能
としています。
計算結果はグラフとして表され、私が考案したロジックで最も分かり易いロジックです。
現時点からの予測ABの勾配は、予測Aが80日で+M1.0、予測Bが30日で+M1.0なので
予測ABともリセット後は、平均約35日程度で次の特異点が現れます。
なお、この予測ABロジックでは、過去実績やバックテストで、M7級発震のほぼ全ての
予測に成功していることを付け加えておきます。
(※)特異点
予測AとBは勾配が異なるため、グラフ上のある1点で必ず交差します。
この差が「0.2~0.4」の期間で予測Aの示す規模の地震が確率95%で発生しています。
確率95%は、特異点における発生時期の誤差±5日、規模±M0.5以内での一致率です。
こちらは、昨年10月末~今年2月末の予測ABロジックです
M6~M7級が「特異点」により、ほぼ正確に予測出来ている事が確認できます。
◆以下、予測ABロジックを数式で表現したものです。
ただし、係数群については、2015/4時点での値で、日々「最適化計算」により変化します。
◆Hnの第1項についての補足
Mnは日々発生する毎回の地震規模を表します。
そして、ほとんどは (In-Mn) 項が正の数となりますが、
負の数の場合は関数がエラーとなってしまいますので、
実際の計算では、以下の様に処理しています。
In < Mn → -(Mn-In)^d In > Mn → (In-Mn)^d