深発地震から後発地震までの遅延特性による今後の想定(その5)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
ツイートでは、既にお知らせしておりますが、本日10/31御蔵島近海M3.0-160kmの深発地震が発生。
これを入れて、深発地震から東日本での後発地震遅延特性をグラフにすると、
明日11/1(木)の警戒レベルは更に上昇。また、その後も11/3(土)まで要注意レベルが継続します。

震度の予測289a
◆前回の警戒日10/25宮城沖M5.6震度5弱発生のレベルを超えております。
 念のため、ご注意を!

では、また。バイバイ

深発地震から後発地震までの遅延特性による今後の想定(その4)

笑顔 皆さま、おはようございます。
ツイートでは、既にお知らせしておりますが、10/29はM3級深発が3回発生。
伊豆大島M2.8-151km、新潟沖M3.7-290km、房総沖M2.5-127km。

これを入れて、深発地震から東日本での後発地震遅延特性をグラフにすると、
明日11/1(木)が最大警戒レベルに上がっております。

震度の予測288
◆前回は、このレベルで10/25宮城沖M5.6震度5弱が発生しております。
 念のため、ご注意を!

では、また。バイバイ

カナダM7.7に伴う八丈島での津波観測値で感じた危機感

ツイートでは、既にお知らせしておりますが、八丈島での津波について、気象庁HPにて、
実際に確認してみました。
以下が、10/28~10/29にかけての、八丈島での津波観測値(潮位変化)です。
震度の予測287
ご覧のように、潮位変化の最大値は48cmで、第1波到達は約10h後でした。
津波の到達時間は、ほぼ予測通りでしたが、津波高については、予測値を大きく上回りました。
この、津波高が予測値を大きく上回ったことは、防災面から見過ごす事は出来ません。
一歩間違えれば、人命に関わる誤報であるからです。
これは以前、サーフィンをしている知人から聞いた話ですが、
たかが50cmの津波と馬鹿にすると、シチュエーションによっては、命を落としかねないそうです。
たかが50cmと侮っていると、その波の力は、人間など とても太刀打ちできない凄い力を持っていると。
海を知っている人間の言葉は、非常に重いのです。
関係機関の方々も、太平洋を隔てての津波の予測は非常に難しいとは思いますが、
今後このような「過小評価」での誤報が無いよう十分な検討と配慮をお願いしたい、
私は、そのように感じました。
では、今夜はこれにて失礼致します。バイバイ

カナダM7.7地震の余震からGR則でM9の可能性を試算(その2)

一昨日10/28 12:04JSTカナダ北西部でM7.7(D17.5km)の直下型地震が発生しました。

昨晩は、津波注意報の無かった日本にも八丈島で50cmの津波が観測されており、
改めてM7.7の凄さを実感しております。
そして、
その余震は地震発生後17hだけで、M4超が50回も発生しており、GR則による精度も十分と考え、
危機管理的な意味合いから、緊急速報として11/2までにM9発生確率97.7%をご紹介しました。


その後、大変多くの反響があり、この計算の重大さを痛感しております。

◆私としては、311東日本震災の予兆を察知できた、GR則による予測手法の精度を確信しており、
 更に余震も続いていることから、再度の試算をする事と致しました。

さて、余震の方ですが、現在までの27hでM4超が63回発生しております。
また、余震域の面積から、宇津則により地震規模想定をするとM8.79となり、
M9の想定が、ほぼ妥当であることがお判り戴けたかと思います。

USGS188.jpg
以下、地震の時系列とGR則の最新データによる試算結果です。
震度の予測285
ご覧のように、今回の試算では
M9発生の可能性が11/5までに97.7%と、当初の逼迫度からは若干下がったものの、
かなりの逼迫度であることに変わりはありません。

参考ですが、
311東日本震災での計算では、本震M9の至近3日間のデータから、10日以内に97.7%でした。

願わくば、この計算が外れる事を祈ります。

カナダM7.7地震の余震からGR則でM9の可能性を試算

昨日10/28 12:04JSTカナダ北西部でM7.7(D17.5km)の直下型地震が発生しました。
そして、その後の余震もM6.3を最大に、これまで50回が発生しております。
USGS187.jpg
さて、拙ブログでは、
これまでに、世界各国で発生している群発地震についてGR則による見通しをご紹介して来ました。

今回は、本震から現在までの17h弱で、余震が合計50回以上発生しており、
データ数的に、それなりの精度が期待できると判断しての試算です。

以下、地震の時系列とGR則の試算結果です。
震度の予測283
ご覧のように、
今回の試算ではM9発生の可能性が11/2までに97.7%とかなりの逼迫度であることが判ります。

311東日本震災の時は、2日前にM7.3の前震があり、本震がM9でした。
 今回の余震データを見ると、東日本震災時と時系列が非常に酷似しており、
 M7.7を前震と考え、この後の本震をM9に設定致しました。

願わくば、この計算が外れる事を祈ります。

1 2 3 8