現在の予測A,Bロジックの延長線は。

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
本日の13:57 千葉県北東部M5.0震度4は、久々に驚きました。
ちょうど、本日の予測表14:08(誤差11分)の対応地震と考えます。
さて、いつもの様に予測A,Bロジックに発震実績を入力し、今日はその延長線を見てみました。
現在の予測ABロジック20121012pm
これは、今年の元旦にあった鳥島近海M7.0深発地震の際に、たまたまで気付いたことなのですが、
予測A,Bロジックの予測AとBの差が0.5以下になると、予測A相当の地震が発生していたのです。
今回を、これに当てはめると、少し先になりますが、このまま予測A,Bともリセットがないとして、
そのまま延長していくと、12/3に最大M8.2という想定が出て来ます。

以下に比較参考として、昨年11月~今年2月の予測A,Bロジックを載せておきます。
予測ABロジック2012元旦
如何でしょうか。予測AとBが接近すると、見事に発震している様子が判ると思います。
では、今夜はこれにて失礼いたします。バイバイ

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その45)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第45回目となりました。
(昨年末から毎週末、約10ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★既に8/22から北緯35度線から北の高温状態 (今までの経験則が全く通用しません)
   が約2ヶ月も継続
しており、
   これまでの演算方法だと、全く温度変化が抽出できず、正解率0%と惨敗を喫しました。
   試行錯誤の結果、何とか変化を抽出できたのが、8/21までの海水温データと8/22以降データ
   との差分を取る方法でした。今週もこの方法により演算しております。

以下は、先週10/5にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20121005W11dA
この間 M4超の地震は21回、内17回が想定範囲内でした。正解率81%(なかなかです)
はずれた4回の内3回が深発型、あと1回は内陸型で、この手法での弱点でもあります。
(今週から、深発型を水色で表示する事にしました=これもこの手法での弱点です)
そして、上記の方法による次の震源域の想定は、以下の通りです。(使用データに注意)
やはり、先週とほぼ同じ想定となりました。
(全体に拡大方向です)
水温20121012W11d
◆今週の注目は、
 13週目に突入した、北海道の内陸部を含む強震度想定域です。

 三陸沖アウターライズも6週連続のランクイン。

◆他にも、先週と同様に、福島~茨城沿岸と豊後水道が強震度想定域です。
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ