磁気嵐ロジックの実績検証について

◆磁気嵐ロジックとは
磁気嵐と地震発生の関係(筆者の仮説)については、以下のリンクをご覧下さい。
・「磁気嵐についての物理的な考察
磁気嵐によって地磁気圏にリングカレント(約1億アンペア環電流)が形成され、
地磁気発生源の地球コア電流(約12億アンペア)と相互作用で地殻歪みを発生
→これを地震のエネルギー源として考えるもの
磁気嵐模式図

・「磁気嵐発生から大地震までの遅延時間相関
磁気嵐と地球コア電流との相互作用で発生した地殻歪みが地震に至る遅延特性
を過去40年分の世界M6+発震との相関から導出したもの
磁気嵐遅延特性

◆磁気嵐ロジックの実績検証(その1)
定義:磁気嵐からM6+発震の遅延特性に基づき、磁気嵐発生時刻を起点とする確率曲線を
磁気嵐発生の度に乗じ算出する確率曲線(特にピーク、ボトム、変曲点での発震が多い
以下は過去900日間における出現率
磁気嵐ロジック出現率

◆磁気嵐ロジックの実績検証(その2)
過去900日間の国内M5+実績と検証結果を示す
元々の定義M6+発生率では、磁気嵐ロジック確率と地震発生率は良い相関である
磁気嵐ロジック出現率

◆過去実績からの考察
M5+やM5.5+でも相応の相関はあるが、M6+とM6.5+以外の範囲では実用に適さないと判明した
また、M7+以上においては、サンプル数の問題もあるが、全く相関を見いだせなかった
したがって、今後M5+対応などの表現はしないこととする

なお、磁気嵐ロジック確率は全世界で発生するM6+発震確率であり、その約1割が日本国内で発生
していることから、磁気嵐ロジック確率50%の期待値50%×10%=5%に対して、実績は2倍であり、
指標として十分実用に耐えると考えられる。


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