カナダM7.7に伴う八丈島での津波観測値で感じた危機感

ツイートでは、既にお知らせしておりますが、八丈島での津波について、気象庁HPにて、
実際に確認してみました。
以下が、10/28~10/29にかけての、八丈島での津波観測値(潮位変化)です。
震度の予測287
ご覧のように、潮位変化の最大値は48cmで、第1波到達は約10h後でした。
津波の到達時間は、ほぼ予測通りでしたが、津波高については、予測値を大きく上回りました。
この、津波高が予測値を大きく上回ったことは、防災面から見過ごす事は出来ません。
一歩間違えれば、人命に関わる誤報であるからです。
これは以前、サーフィンをしている知人から聞いた話ですが、
たかが50cmの津波と馬鹿にすると、シチュエーションによっては、命を落としかねないそうです。
たかが50cmと侮っていると、その波の力は、人間など とても太刀打ちできない凄い力を持っていると。
海を知っている人間の言葉は、非常に重いのです。
関係機関の方々も、太平洋を隔てての津波の予測は非常に難しいとは思いますが、
今後このような「過小評価」での誤報が無いよう十分な検討と配慮をお願いしたい、
私は、そのように感じました。
では、今夜はこれにて失礼致します。バイバイ

カナダM7.7地震の余震からGR則でM9の可能性を試算(その2)

一昨日10/28 12:04JSTカナダ北西部でM7.7(D17.5km)の直下型地震が発生しました。

昨晩は、津波注意報の無かった日本にも八丈島で50cmの津波が観測されており、
改めてM7.7の凄さを実感しております。
そして、
その余震は地震発生後17hだけで、M4超が50回も発生しており、GR則による精度も十分と考え、
危機管理的な意味合いから、緊急速報として11/2までにM9発生確率97.7%をご紹介しました。


その後、大変多くの反響があり、この計算の重大さを痛感しております。

◆私としては、311東日本震災の予兆を察知できた、GR則による予測手法の精度を確信しており、
 更に余震も続いていることから、再度の試算をする事と致しました。

さて、余震の方ですが、現在までの27hでM4超が63回発生しております。
また、余震域の面積から、宇津則により地震規模想定をするとM8.79となり、
M9の想定が、ほぼ妥当であることがお判り戴けたかと思います。

USGS188.jpg
以下、地震の時系列とGR則の最新データによる試算結果です。
震度の予測285
ご覧のように、今回の試算では
M9発生の可能性が11/5までに97.7%と、当初の逼迫度からは若干下がったものの、
かなりの逼迫度であることに変わりはありません。

参考ですが、
311東日本震災での計算では、本震M9の至近3日間のデータから、10日以内に97.7%でした。

願わくば、この計算が外れる事を祈ります。

カナダM7.7地震の余震からGR則でM9の可能性を試算

昨日10/28 12:04JSTカナダ北西部でM7.7(D17.5km)の直下型地震が発生しました。
そして、その後の余震もM6.3を最大に、これまで50回が発生しております。
USGS187.jpg
さて、拙ブログでは、
これまでに、世界各国で発生している群発地震についてGR則による見通しをご紹介して来ました。

今回は、本震から現在までの17h弱で、余震が合計50回以上発生しており、
データ数的に、それなりの精度が期待できると判断しての試算です。

以下、地震の時系列とGR則の試算結果です。
震度の予測283
ご覧のように、
今回の試算ではM9発生の可能性が11/2までに97.7%とかなりの逼迫度であることが判ります。

311東日本震災の時は、2日前にM7.3の前震があり、本震がM9でした。
 今回の余震データを見ると、東日本震災時と時系列が非常に酷似しており、
 M7.7を前震と考え、この後の本震をM9に設定致しました。

願わくば、この計算が外れる事を祈ります。

カナダ北西部でM7.7(D17.5km)の直下型地震発生!

ツイートでは、既にお知らせしておりますが、これまでの経過をここにまとめておきます。
10/28 12:04JSTカナダ北西部でM7.7(D17.5km)の直下型地震発生。
震央では震度6強で、半径35km以内の約1万5千人が震度6弱の中に居たと考えます。
現在も、アラスカ~北米西部一帯~ハワイなどの太平洋沿岸一帯に津波警報・注意報が発令中です。
ハワイのオアフ島東部の町、マカプでは最大予測41cmに対して90cmの津波が観測されたもよう。
USGS184.jpg
私の知る限り一番情報の早い[earthquake-report]でも被害状況は未だ不明なようです。
M7級のエネルギーの凄さは、言うまでもありませんが、
F-Netで確認すると、約6,800km離れた日本にも10分弱 11.4km/s(マッハ34)で地震波が届いていました。
USGS183.jpg
やはり、もの凄いエネルギーです。
カナダ地震の余震ですが、
M4以上が本震後7hで24回発生。これまでの最大余震はM5.3(10km)で、震央で震度4程度ですが、
GR則からはM-1なる、M6.7発生の可能性も残ります。

USGS185.jpg
それから、今回のM7超の発震については、
いつも、磁気嵐が来る度にデータ更新してご紹介している磁気嵐ロジックは一昨日で終息後しており、
正直、驚いている処です。
しかしながら、以前にも似たようなケースがありました。
前回は、磁気嵐ロジック確率が高い時期の発震が少なく、やはり磁気嵐ロジック終息後にM7超の発震
ありました。(10/1 コロンビアM7.3です)
磁気嵐解析806b
今回もこれと同様に、
磁気嵐ロジック確率が高い時期の発震が少なく、磁気嵐ロジック終息後にM7超の発震となりました。

磁気嵐解析806a
今はただ、大難を小難に祈るのみです。

余震はいつまで続くのか?その407(磁気嵐スパイラル-)

笑顔 皆さま、おはようございます。
今朝は早朝から、4:33福島沖M4.2 4:44高知中部M4.5 5:35宮城沖M4.0と、立て続けでした。
これらの発震については、以下の図から深発地震に連動した発震と考えます。
明日までは、深発連動から見ると要注意レベルですので、ご注意下さい。
震度の予測281
ただ、高知中部は、後発地震域の定義から外れるので、海水温(地殻温度変化)起因と考えます。

さて、本日は9/27以来ちょうど1ヶ月振りの磁気嵐ロジック終息となります。
今のところ地球直撃のCMEシミュレーションはありませんので、暫くは月齢相関のみの予測表です。
(若干の地磁気反応はありましたが、磁気嵐ロジック対象外でした)
現在の予測A,Bロジックです。 現在の最大値は 予測A=M7.53 予測B=M6.27です。
(日本で起こる地震規模のポテンシャルを、GR則と発震実績との乖離度合いから計算しております)
現在の予測ABロジック20121027am
◆予測AとBの差0.5となる注意日は、至近の若干多めの発震に伴って、11/26でM8.03となりました。

以下に、予測表を掲載します。(右サイドにも月齢相関のみの予測表を来年の5月まで掲載しております)
皆さまに於かれましては、引き続きの警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
  上(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
  下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
磁気嵐解析805
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  至近実績との比較により、ほぼ上記の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
◆赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
◆磁気嵐による地殻歪みは、必ずどこかに蓄積され、今もトリガーを待っています。
私に出来るのは、この後の災害が最小限になるよう祈る事のみです。
I pray for all the worlds.
何事もありませんように。。。

Post Script.
This message is a thing to you who are looking at my blog from overseas.
In this blog, although Japan Standard Time (JST) has indicated the prediction time
of an earthquake
occurrence, if time difference with your country is taken into consideration,
I will tell that it is a prediction table sharable all over the world.
Especially important,
Is that the earthquake occurrence time by a magnetic storm is sharable all over the world.

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