イラン北部地震のエネルギーは地球を1周以上回っていた!

イラン北部を襲ったM6超2回の本震から約50時間が経過し、M4超の余震も16回。
一部報道では、
イラン政府が海外からの支援をかたくなに拒否し、既に救助活動も打ち切ったと報じられ、
犠牲者は既に300人を超え、政府も把握しきれていない(する気が無い?)様です。
一説には、
既に周辺の病院が負傷者で溢れ返り、これ以上受け入れ出来ない事を理由にしているとも。
イラン政府の要人は「人の命を、一体、何だと思っているのか!」と叫びたくなります。
◆日本政府も、これほど露骨ではないけれども、似た様な事をやっていますよね。
これだけでも、本当に胸が痛くなるほど、切なくなります。
さて、この地震がどれほどのエネルギーを発散させたのか
たまたま見つけた、Hi-netの地震波形で垣間見ることが出来ましたので、ご紹介致します。
以下の波形は、
上のリンクから2時間分を繋いだものですが、裕に1時間以上も地球が揺れ続けているのが判ると思います。
震度の予測230
特に赤い波形は、地震発生45分後に日本に到達した、長周期(0.05~0.07Hz)の大きなものですが、
地球内部の地震波の伝わり方を見ると、なぜこの様な波形になるのか、何となく判りました。
震度の予測231
地震発生から約11分後に到達の第1波は、ほぼ赤い矢印に沿って日本に到達したものと思われます。
(イランと日本の経度差は約100度で、ほぼマントル内を最速11km/sで進んだものと考えられます)
そして、地震発生45分後に日本に到達した第2波は、およそ緑の矢印に沿って来たものと思われます。
(地震波は深くなるほど速くなるので、この場合 約25,000kmを9.3km/sで進んだものと考えられます)
また、波形が長周期になるのは、
地震波が長い距離を進む中で、地球の自由振動に同期する形で振り子効果が働き、エネルギーの大きい
低周波振動に変換されたものと考えます。
これらの事から、
イラン北部を襲ったM6超の本震による地震波は、裕に地球を1周以上回っていたと考えられます。
(やはり、想像以上に凄いエネルギーだった事が、これらのデータから良く判りました)
最後に、今回の地震で亡くなられた、数百人の方々に黙祷を捧げたいと思います。

余震はいつまで続くのか?その374(磁気嵐スパイラル41)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
本日8/13 18時(JST)からの地磁気反応を確認ました。
磁気嵐解析668
ACE観測データから太陽磁場(Phi水平)の反転が主因と見て、コロナホールの影響と考えます。
(以下の計算は、地磁気反応5h継続を想定しております)
以下、磁気嵐ロジックの計算結果です。
今夜~明後日深夜まで、確率30%(M6+対応)が続きます。

磁気嵐解析669
ご覧のように、「ピーク」は2回、「魔のくぼみ」は3回、そして「急変点」は11回あります。
そして、磁気嵐の影響は8/18午後まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
磁気嵐解析670
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  至近実績との比較により、ほぼ上記の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
◆赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
◆磁気嵐による地殻歪みは、必ずどこかに蓄積され、今もトリガーを待っています。
私に出来るのは、この後の災害が最小限になるよう祈る事のみです。
I pray for all the worlds.

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その36)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第36回目となりました。
(昨年末から毎週末、約8ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週8/4にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20120803WA
この間M4超の地震は21回、内16回が想定範囲でした。正解率76%。(今週は合格です)
予想から外れた5回は、全て沖合でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
水温20120810W
◆今週の注目は、
 北海道の根室付近に、内陸部を含む強震度想定域があります。

 今週は、なぜか全国的に強震度想定域が消滅しております。
三陸沖のアウターライズ域では、
 先週の水温急上昇から一転して急降下し、変化が激しい事から要注意です。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

余震はいつまで続くのか?その373(磁気嵐スパイラル40[予測表アップ])

ツイートでもお知らせしましたが、
今日は体調が酷く、今やっとACE観測値を観て、本日8/9 14時から5hの地磁気反応を確認しました。
磁気嵐解析665
原因はNASAシミュレーションから、8/4のAR1538~1540の約40万km長大なフィラメント噴出に伴う
CMEが到達したようです。

本来なら、ここで磁気嵐ロジックの更新ですが、
今はグラフのご提示が精一杯のため、申し訳ありませんが、これで大体の時間帯を見て下さい。
磁気嵐解析666
少なくとも、今現在「魔のくぼみ」の中。今夜から明日にかけて確率40%台(M7+)ピークが続きます。
私はこれにて、今夜も枕元に照明と履物を置いて就寝致します。
皆さまには、どうかお気をつけて。大難が小難になる事を祈ります。
では、お休みなさい。

[7:10追記]
お早うございます。
予測表を更新します。

皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
磁気嵐解析667
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  至近実績との比較により、ほぼ上記の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
◆赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
◆磁気嵐による地殻歪みは、必ずどこかに蓄積され、今もトリガーを待っています。
私に出来るのは、この後の災害が最小限になるよう祈る事のみです。
I pray for all the worlds.

予測ABロジックの延長線上にあるもの (試算)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
この記事も、ややシリーズ化して来ました。(ほぼ2ヶ月間隔でご紹介しております)
以下は、予測ABロジックで、このまま大きな発震ないと仮定した場合の試算です。
現在の予測ABロジック20120808L
今年の元旦M7.0(鳥島近海)では、図の予測AとBとの差がちょうどM0.5でした。
この試算によれば、9/8が同条件となりますが、予測される規模は、恐ろしい事にM8.6です。
グラフ予測Bの傾きを良くご覧いただくと、7/10を境に急激に上昇しているのが判ると思います。
7/10は、奄美大島M5.3,長野M5.0を筆頭に、有感地震が22回もあった日でした。
これ以降、有感地震の規模と回数がかなり減っていたため、この様な動きになったものと推察します。
本当に、このままの静けさが続けば、そのツケはますます巨大化して行く事になります。
現在のリセットレベルは、予測A=M6.7,予測B=M5.7ですが、何れも東日本震災余震域での
発震のみ、リセット対象としております。

これは、これまでの予測A,Bロジックが誤差最小となる様、実績の積み重ねに基づく処理方法です。
したがって、適度な発震(M5クラス)がガス抜きになっている、とも考えられます。

解説しますと、
この予測ABロジックの示唆する地震規模は、現在の日本が持つ地震のポテンシャルエネルギーを
表していると考えます。

例えば、今日8/8の現在値ですが、
本来M6以下の予測に最適化した予測BでもM7.1、そして予測AはM8.1です。

前回、6/1の記事では、6/27にM7.5を想定していましたが、6/18に宮城沖でM6.1があり、
予測Bにリセットがかかり、現在に至ります。

予測Aのリセットは、今日現在の下限値でもM7.6でかなり恐ろしいレベルですが、
せめて、そろそろ予測Bリセットの現在下限値M6.8でガス抜きが欲しいものです。
それでも、十分に恐ろしいレベルですが。

では、また。バイバイ

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