長男の入園式

毎度のお付き合いをありがとうございます。

今日は、
長男(3人兄妹の末っ子)の幼稚園への入園式でした。

幼稚園は、
震災の影響で、校舎の2階部分が補修中でしたが、
会場の遊戯室は無傷だったので、予定通りの開催でした。

本来なら、
上の子2人は、十分にお留守番もできる年齢ですが、
余震の事を考えると、子どもたちだけ残して留守には
出来ないので、家族全員で入園式に出席です。

上の子も通った幼稚園なので、細かいところの傷跡が
良く分かり、改めて今回の震災の驚異を感じました。

入園式自体は、
小さい子が多いので、終始ざわざわしていましたが、
それも微笑ましい日常の風景として、一時は震災を
忘れさせてくれるものでした。

我が家は
とりあえず、節目の行事を終えて一段落した感じです。
(まだ、片付けは済んでしませんが。。。)

4月の新学期、
また新しい年度が始まり、子どもたちも、またひとつ
それぞれに成長してくれることでしょう。

では、また。

次女の入学式

毎度のお付き合いをありがとうございます。

今日は、次女の小学校への入学式でした。

その朝、
次女と手をつないで登校する水戸の街並みも震災の傷跡が生々しく、
まだまだ復興気分にはなれませんが、
長女が在学中で、今年から次女も通うことになる小学校は、体育館と
プールなどが被災し、入学式でも体育館は使えず、校舎の大広間での
ちょっと窮屈な入学式となりました。

それでも、学校が無事に残っていて、地元で入学式ができ、通うこと
ができるのは、幸せなことです。

先生方や、子どもたちの様子を見ながら、
あぁこれでも十分に日常的な生活が戻りつつある、ここ水戸の地は、
東北の子どもたちに比べれば、何の不自由もない環境でしょう。

ともかくも、今日は感慨深い一日でした。

がんばれ、東北! がんばれ、日本!
そして、がんばれ、我が子たち。

では、また。

最低だぞ!東電の清水社長

毎度のお付き合いをありがとうございます。

今回の大惨事の元凶となったM9.0という世界的に見ても非常に稀で、
まして国内では、歴史上の言い伝えに近いほど大昔(奈良時代)にあったと
される、貞観大地震(推定M8.3~8.6)をも上回るほどの激震であったことは、
言うまでもない事実である。

しかしながら、3/18の談話で東電の清水社長が開口一番に言ったのは
福島第1原発について、
「(国際原子力事故評価レベル5について)極めて重く受け止めている。
 わが国が経験したことのない大規模地震に伴う津波といった自然の脅威に
 よるもの
とはいえ、このような事態に至ってしまったことは痛恨の極み」
であった。

つまり清水社長は、
これは、いまだかつてない天災(巨大津波)によるものであり、想定外で不可
抗力な事象であると、天に唾吐くような、責任逃れの言い訳に終始している。

前回のブログでもお伝えしたように、
この規模の地震と津波は、以前から想定されたシミュレーションもあったし、
東電と国が専門家の意見を聞き入れなかっただけの事であり、人災といっても
過言ではないのである。

何度も繰り返すようだが、原子力は猛毒物質を扱っているプラントである以上、
万一にも過ちがあってはならなかったのである。

しまいには、過労で入院して雲隠れして、尻拭いを勝俣会長に押しつけた。
まるで、どこかの国会議員と同じではないのか。

福一原発で復旧に当たっている現場の人間は、もっと劣悪な環境で毎日放射能
を浴びながら、十分な食事や休養も取れずに頑張っているのですぞ。

ふざけるのも、いい加減にしてくれと言いたい。

それから、東電は各地に多くの社宅(空き部屋)や保養施設を保有していますが、
避難難民を受け入れる用意はないのでしょうか
他の電力会社では、とっくにその辺の対応もしているのに。

皆さんは、どう思われますか?

では、また。

福島第一原発で想定した津波はたったの5m

毎度のお付き合いをありがとうございます。

そもそも、
これほどの大惨事を誰が予想していたでしょうか

今後、
福島第一原発の大惨事を引き起こした一番の原因として、津波に
対する想定のあまさ(5m程度)としている根拠と責任が問われる
ことになると思います。(国もこれを認可したのだから同罪です)

なぜならば、
独立法人 産業技術総合研究所 活断層・地震研究センター発行の
活断層・地震研究センターニュース[AFERC No.16-2010/8月号]
「平安の人々が見た巨大津波を再現する-西暦869年貞観津波-」
と題して、約1142年前の貞観大地震について、詳細な解析データが
紹介されており、実測データに基づく大津波のシミュレーション例
では、およそ2時間に亘って10mクラスの津波が次々と押し寄せ
ている様子が判ります。

貞観大地震については、幅100km、長さ200kmの断層モデルにおいて、
断層すべり量7mでのシミュレーション結果が、最も津波堆積物の
分布域と一致すると紹介されています。


[貞観地震の断層モデルに基づく津波の3Dシミュレーション結果]

この貞観大地震のマグニチュード換算値は、およそMw8.3~8.6程度と
推定されています。

また、地層堆積物の解析結果から、この地域では度々同じ規模の
大津波が襲来していることも判明しており、およそ450~800年程度
の幅をもっていたようです。

一部報道でも言われているように、正に1000年に一度の大災害だった
のかも知れませんが、原子力という危険をはらんだプラントを安全に
運転する上では、万一(一万年でも?)をも考慮すべきだったのではな
いでしょうか。

今さら、
何を言っても仕方のないことかも知れませんが、日本は大きな代償を
払って、これからの原子力政策(設計構想)を決めなくてはなりません。

では、また。

巨大地震は、今後も予断を許さない

毎度のお付き合いをありがとうございます。

あの大惨事から、早くも2週間が過ぎようとしています。

私の住む水戸周辺でも、
かなりの被害は出ているものの、一応ライフラインはほぼ回復してきており、
東北の甚大な被災状況を見るにつけ、「何のこれしき」と思うのです。

原子力からの放射能汚染の拡大も、今では風評被害にまで発展してきており、
とにかく早く収拾させて頂きたいものです。

ところで、
これほどの大きい地震には、長期間に亘って大きな余震が続くことは容易に
想像がつくところですが、静岡大学小山教授の興味深い内容の論評がありま
したので、ご紹介したいと思います。
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◆東日本沖で起きた巨大地震について
 [静岡大学防災総合センター教授 小山真人2011/3/21]

日本海溝に沿ったすべてのプレート沈み込み境界が同時に破壊し、
マグニチュード9.0という超巨大地震が起きました。
(中略)
これほどの規模は、少なくとも歴史上に無かったことで、おそらく
1000年に1度か、それ以上の低頻度大規模災害が起きたのです。
(中略)
こうした中で大規模余震や続発地震や津波が起き、原発周辺に再び
被害を与えて収拾がつかなくなることが今もっとも心配です。
(中略)
また、今回の地震では、三陸~茨城沖にある南北500kmにおよぶ巨大
な震源断層面が最大30mほどずれ動きました。さらに、地震後も震源
断層は安定化せず、「余効変動」と呼ばれるゆっくりとした断層運動
が継続しており、さっそく富士山の真下で3月15日夜の地震M6.4を引き
起こし、さらに茨城沖南側の房総沖プレート境界でのM8級の続発地震
も心配です。
(中略)
今回のメカニズムと類似する2004年スマトラ沖地震(M9.1)の南側に隣接
したプレート境界で、3ヶ月後にM8.6の大地震と大津波が生じました。
その後も、M8級の大地震が何度か引き続いて今日に至っています。
つまり、
日本の地殻は、言わばパンドラの箱が開いてしまった状態にあります。
これまでの地学的に安定した時代は終わりを告げたと認識すべきです。
スマトラ地震との比較.jpg
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そこで、
私なりに、過去の巨大地震について、本震と余震の関係を調査しました。

過去の地震調査.jpg

最大規模とされる1960年チリ沖地震では、本震こそ大きいものでしたが
最大余震は、その1/300ほどで数日のうちに来ています。

ところが、今回の地震と発生メカニズムが似ているとされる、
2004年スマトラ沖地震では、3ヶ月後に本震の約1/10の余震がありました。
これを仮に今回の地震に当てはめると、6月中旬にM8.3の余震が房総沖で
起こる可能性があるという結果になります。

3ヶ月後と言えば、
おそらくは、やっと今回の地震からの復興ムードが出てきた矢先に、出鼻を
くじかれるようなものです。

この世に神様が本当にいるならば、
どうか願わくば、こんな惨い二重苦となるような試練は起こさないで下さい。

ただ、ただ、ひたすらに願うばかりです。

では、また。

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