毎度のお付き合いをありがとうございます。
見た瞬間、人間の科学技術も結構すごいところまで来ているんだなぁ、
と思った記事がありました。
代理母はアフリカ象、凍結細胞でマンモス再生 [2011年1月5日16時06分 読売新聞]
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約1万年前に絶滅したマンモスをクローン技術で復活させる計画を進める入谷(いりたに)明・
近畿大生物理工学研究科教授(京都大名誉教授)らの研究グループが、今年から取り組みを本格化させる。
凍結細胞から正常なDNAを取り出す技術を確立したほか、良質なマンモス組織が今夏、ロシアの
マンモス研究所から入手できる見込み。入谷教授は「実現可能な体制がようやく整った」と自信をみせる。
計画では、核を抜いた象の卵子にマンモスの細胞の核を入れて、マンモスの遺伝子を持つクローン胚
を作製。それを代理母となる象の子宮に移し、赤ちゃんマンモスを誕生させる。研究は1997年に
始まり、3回のシベリア凍土の発掘調査でマンモスの皮膚や筋肉組織を得た。だが、細胞核の大半が
氷の結晶で傷付いていて利用できず、計画はいったん頓挫した。
2008年、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の若山照彦博士が、16年間
凍結保存したマウスの死体の細胞からクローンマウスを誕生させることに世界で初めて成功。
入谷教授らはこの手法をベースに、解凍組織に2~3%含まれている、状態の良い細胞核を、
壊さずに取り出す技術を確立した。
また、大阪市天王寺動物園長を昨春退官し、近畿大教授に就任した宮下実さんをグループに迎え、
全国の動物園に対し、メスの象が死んだ際にクローン胚作製に必要な卵子を提供してもらえるよう
依頼してもらった。ロシアのマンモス研究所長と米国のアフリカ象研究者の2人も客員教授として
近畿大に招き、日米露で共同研究を始めている。
マンモスのクローン胚作製に成功すれば、動物の体外受精に詳しい宮下さんや米研究者らが、代理母の
アフリカ象への移植を手がける。順調にいけば今後5、6年でマンモスの赤ちゃん誕生が期待できるという。
入谷教授は「クローン胚ができれば、子宮に移植する前に、飼育や公開のあり方を議論する必要がある。
誕生後は生態や遺伝子を詳しく調べ、絶滅理由などの研究を進めたい」と話す。
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なんと、
シベリアの永久凍土に眠っているマンモスからクローン技術を駆使して、
純粋なマンモスを誕生させようという計画が日露協同で進んでいるそうな。
これまでは、
凍結されたマンモスの精子から、状態の良いDNAを見つけ出して、現代の
アフリカゾウの卵子と受精させ、マンモス度を50%→75%→87.5%
と段階的に引き上げ、限りなく純粋なマンモスを誕生させようと試みられて
いたが、なかなか状態の良い精子が得られず、計画が頓挫していたらしい。
ところが、
最近になって、凍結された皮膚や筋肉組織からでも、クローン再生に耐えうる
状態のDNAを得られる技術が開発されて、これにより、一気に100%純粋な
マンモスが誕生する可能性が見えてきたそうだ。
近い将来、
ジュラシックパークさながらの風景が、実際の映像としてテレビに出てくるかも
知れません。
んんんん。。。。。と、思わず、うなってしまいそうです。
では、また。