スカイツリー どこまで見えるマップ
「東京スカイツリー」の続き
私の計算にお付き合いいただいている方々、ありがとうございます。
先日の計算では、東京スカイツリーが見える距離と高さ(標高)(※)が判りました。
(※)逆にスカイツリーから見える範囲とも考えられます。
今回は、これに続いて、
ならば、具体的に地図上のどこまでが、スカイツリーの見える範囲(可視範囲)なのか
気になり、色々と調べてみました。
使えそうなツールとして、以下のものをピックアップしました。
◆カシミール3D(本体はフリーだが詳細地図データは有料)
元々は山岳景色やある地点(山)からの360度パノラマ風景をパソコンで
シミュレーション(なかなか凄い)するソフトですが、その中の「可視マップ」
という機能が使えます。
http://www.kashmir3d.com/kash/intro/intro_3.html
私も実際にインストールしてから、「可視マップ」という機能が使えるよう
になるまでに、結構ハードルが高かったので、ただ試してみたいという方には
不向きかも知れません。
さて、
東京スカイツリーが見える一番遠いところですが、驚きました。
なんと、福島県と山形県の県境まで伸びていて、西吾妻山の脇にある藤十郎
というところでした。
その距離、実にスカイツリーから230km(標高1820m)
◆天体山望(シェアだが詳細地図データ付き)
こちらは、山岳シミュレーションと天体シミュレーション機能を併せもち、
カシミール3Dよりも、マニアックな感じがします。(個人的な感じです)
建造物そのものもシミュレーションできるようです。
http://www.k3.dion.ne.jp/~mlb/hanfree/sanbo/sanbotop.htm
特に、天体現象に力を入れており、奇跡的な写真(ダイヤモンド富士とか、
太陽や月をバックにした山やビル群など)を撮影したい人向きだと思います。
私はそこまでマニアックではないので(有料だし)、試してません。
◆HeyWhatsThat(おい、あれ何だ)
グーグルマップの機能を利用したページで、WEB上で「可視マップ」が計算
できてしまう優れものです。
お勧めです。
http://www.heywhatsthat.com/
何といっても、一番の利点はオンライン処理(向こうで計算する)であること。
これなら パソコンの処理能力は無関係なので、今はやりのネットブックでも大丈夫。
約1分半で精密な計算結果が帰ってきます。
ちなみに、カシミール3Dでは結構 重い処理をしているようで、同じ程度の
計算をさせようとすると、それなりに速いパソコンを使っても、約30分くらいは
平気で待たされます。
下の画像は、この「HeyWhatsThat」によるものです。
拡大して見ると、非常に細かい部分まで計算されているのが判ります。
感動です。
使い方指南(ページは全て英語で書かれていますが、気にしませんよ)
1.【New panorama】というタブを選び
2.【[1. Click on the map —->
【 Or search for an address:
[ **** ]の中に、堂々と日本語で[押上1]と入力して
3. [Find]を押します。
4.すると、カーソルが東京に移ります。
5.続いて、グーグルマップの[+]ボタンで、どんどん拡大(寄って)
いくと、スカイツリーの建設箇所が見えてきました。
6.カーソルを正確なスカイツリーの中心に移動させたら、
7.【3. Specify your elevation or leave blank for
【 the default (2 meters above ground level):
Elevation[ *** ]meters の中に[634]と入力して、
8.【4. Enter a title:[ ******** ]
これは計算結果のタイトルなので、[東京スカイツリー]とでも、
入れておきましょう。
9.[Submit request]を押すと、スポンサータイトルが出ますが、
無視して、何もしないでいると約1分半で計算結果が出ます。
10.英語で[ん~たら、かんたら]とメッセージが出るので、[OK]を押します。
11.最後に[Visibillity cloak]を押すと、スカイツリー634mの可視範囲が
ピンク色で表示されます。
どうですか、 楽しんでいただけましたか?
あなたの住む町には、ピンク色がありましたか?
今日も、かなりガンハリましたよ。
では、また。