余震はいつまで続くのか?その23 (ロジック復活)

毎度のお付き合いをありがとうございます。

今朝のM6.7では不意を突かれ、不覚にも敗北をきしました。。。

にも関わらず、今日も500超のアクセスをいただき、ありがとうございます。

これは、技術屋としてのプライドに懸けても、何とか最適なロジックを探し出すべく、
つい先程まで格闘しておりました。

結果、何とか誤差範囲±M0.4以下に収まるロジックが完成いたしました。
震度の予測10.jpg

変更点は、
グーテンベルク則平均余震に採用していたMw=6.485について、3/11本震から24時間後を起点とした
48時間後までの24時間に発生した余震の累積合成値Mw=6.890を基底値としました。

また、時間積分過程では、
グーテンベルク則平均余震と累積合成値の差を指数関数と組み合わせ、最適化をしました。

これらの工夫により、
最適化ロジックについては何とか納得のいくレベルになりましたが、その一方で、グーテンベルク則
平均余震の基底値を上げたために、リセットレベルが現在で約M5.6(100日後)となり、これ以下
の余震については、予測が出来なくなってしまいました。

これも、予定外の大きな余震を見逃さない為の割り切りと考えざるを得ません。

更に、新しいロジックの留意点として、
4~5時間程度の余震空白時間があると、予測曲線にM0.3~0.4程度の急上昇があることです。

グラフの予測曲線を見てみると、
“ならびに”“は、ほぼ同じ傾斜角で上昇していますが、”“は2度のリセットがあるにも係わらず、
b1“と”b2“に急上昇があり、ほぼリセットが帳消しになっているのが分かります。
これは、”b1“と”b2“のいずれも、4~5時間程度の余震空白時間があるための現象です。

したがって、このロジックでは、
最悪ケースとして、この空白時間の直後に予測曲線が急上昇する可能性を留意しておく必要があります。

グラフでは、一応6/23を起点として、
これまでの平均的な傾斜角(M1.0/16日)で予測曲線を描いた場合に、予測誤差±M0.4を考慮すれば、
最短で7/10にM7級の余震の可能性があります。
もちろん、余震の空白時間があれば、これも早まることとなりますので、あくまでも参考程度として
受け止めて下さい。

月齢の関係では、7/13,14,19,21あたりを次の余震時期として候補に挙げておきます。

では、また。


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