余震はいつまで続くのか?その49 (特異日)
毎度のお付き合いをありがとうございます。
昨日完成したばかりの
予測式の二階層化について、早速今日、読者の方から、その解釈についての問い合わせがありました。
予測値Aは、プレートの大きな歪みの解放に連動する動きであり、予測値Bは、プレートの局所的な歪みの解放に
連動する動きではないか、と言うものです。
この解釈は、
正に私のイメージそのものです。世の中、察しの良い方は沢山いるものだと感心しました。
さて、現在のグラフの状態ですが、このところコンスタントにM5クラスの余震が続いており、予測値Bは、ほぼM5で
横ばいのままですが、予測値Aは不気味に上昇を続けております。
ここで、注目すべきは、
余震確率(※)を見てみると、特に余震確率が3倍超の日は、特異的にM6クラスの余震が発生している点です。
(※余震の平均発生頻度を1.0とした場合の倍率)
7/10のM7.3も、正に、この特異日のタイミングで発生しています。
そこで、
この後の余震確率を見ると、7/14,21が特異日に該当することが判ります。
特に、7/21は、このままM5.9以上のリセットが掛からないと、最悪ケースでM7クラスの再来となります。
皆さまには、この日は特にご注意下さい。ちなみに、時間帯を抜粋すると、以下になります。
------月齢--月出3h前--南中時--南中3h後--
7/14(木) 12.8 15:05 23:07 翌2:07
7/21(木) 19.8 18:48 3:41 6:41
ここからは蛇足と言うか、全く仮説の域を出ませんが、
M7の余震がM5.9でリセットが掛かっているとすれば、エネルギー比でM7/M5.9=10^[1.5*(7.0-5.9)]≒45倍。
つまり、本体のたった2%強の局所的なエネルギー解放でも、巨大地震を抑制する効果があるということになります。
あくまでも、
私の感覚論ですが、地震は意外に非常に微妙なバランスの上に成り立っているのではないかと考えています。
そう言えば、今日は17:35の福島県沖でM4.2を最後に、もう4時間以上も有感地震がありません。
今までの経験則から行くと、そろそろ中規模(M5クラス)以上の余震があるはずです。
時間帯としては、本日の月南中時の22:11前後と思われます。
では、また。