新発見か?「海面水温」平年差の分布と震源地の関係

毎度のお付き合いをありがとうございます。
今日も、気象庁HPを眺めていたら、物凄い事に気付いてしまったのです
気象衛星の可視カラー画像で見ていた、
地震雲による予測は、ことごとく裏切られて来ましたが、今度は違います。
それは「日本近海日別海面水温」の「平年差」海水温分布と震源地の関係です。
まずは、東日本を地獄のどん底に落としめた、M9の本震での検証です。
左は2011.2/34の海水温分布、右が2011.3/10(前日)の海水温分布で、
その下にあるのは、この差分を取った画像です。
なお、温度変化の差分を2週間の間隔で見ると、震源域との相関が良くなるようなので、全てこれで揃えました。
海水温解析1.jpg
どうですか? この黄色で囲った部分。
右上側、M9の震源域での水温変化が異常に大きいことが判ります。
左下側、茨城沿岸でも本震直後にM7クラスが発生しています。
では、次の検証。 2011.4/11の福島浜通りM7.1の場合ですが、
左は2011.3/27の海水温分布、右が2011.4/10(前日)の海水温分布で、
その下にあるのは、この差分を取った画像です。
海水温解析2.jpg
こちらは、三陸から茨城沖まで広範囲で水温上昇が大きいですよね。
実は、2011.4/11の福島浜通りM7.1から4/12までの有感地震110回中
70回(約64%)が、この黄色で囲った部分を震源とする地震でした。
では、最新のデータでは、どうなっているか
左は2011.8/1の海水温分布、右が2011.8/15の海水温分布で、
その下にあるのは、この差分を取った画像です。
海水温解析3.jpg
参りました、
一番厄介なところ、しかも3箇所同時に温度上昇の傾向があります。
まずは、宮城から茨城沖で、しかも沿岸に近い場所。
また、駿河湾から伊勢湾にかけて、こちらも沿岸に近い場所。
それから、いわゆる南海トラフの東南海の震源域に相当する場所。
あと、三陸、北海道沖の300km以上離れた場所でも温度変化がありますが、ここは完全に日本海溝の東側なので、
仮にM7クラスが発生しても沿岸への影響は軽微と見ました。


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