余震はいつまで続くのか?その123 (温度低下海域の分離)
毎度のお付き合いをありがとうございます。
今日になって、有感地震の回数が激減しました。
一昨日15回、昨日15回、本日はまだ5回、残すところ6時間を考慮しても6~7回でしょう。
これまでのパターンから、このようなケースでは以下の様な2パターンがあります。
◆パターン1:この後M4~5クラスが数回あって、小休止後(1日~数日)にM6超が発生する。
◆パターン2:この後も有感地震が無く、突然、M6超が発生する。
何れにしても、待っているのはM6超の発生に、ほぼ間違いないと思います
さて、震源域の候補ですが、
相変わらず、内陸部の直下型の可能性と、海水温度の低下した海域を指摘しておきます。
その海水温度ですが、また若干の変化がありました。
端的に言えば、ほぼ3箇所(茨城沖、伊豆半島、三重県沖)の海域に分離集中したことになります。
何せ、これまで経験のない事象の連続ですので、一体どこが本命なのか私にも判りません。
以下、今後の予測日時です。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります。
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部、
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
上(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
◇9/6(火) 06:31 09:31 12:30 14:27
-----17:27 20:26 22:27 00:24
★9/7(水) 07:29 10:28 13:28 15:32
-----18:31 21:30 23:51 01:26
◇9/8(木) 08:22 11:21 14:20 16:34
-----19:34 22:33 –:– 02:50
△9/9(金) 09:13 12:12 15:11 17:37
-----20:36 23:35 01:07 04:06
◇9/10(土)09:58 12:57 15:56 18:36
-----21:35 –:– 02:22 05:21
★9/11(日)10:42 13:41 16:40 19:34
-----22:33 00:34 03:35 06:34
△9/12(月)11:26 14:24 17:23 20:31
-----23:30 01:32 04:47 07:46
◇9/13(火)11:36 14:37 17:39 20:49
-----23:50 02:28 05:43 08:44
凡例
★ 特異日(確率3倍超)
☆ 注意日(確率2倍超)
◇ 予備日(平均確率)
△ 平均以下の日
※予測誤差はこれまで±40分目安としております。
皆さまには、いつ大きな揺れが襲って来くるかも知れませんので、十分な備えをお願い致します。
また、何か変化があれば、お知らせしたいと思います。
では、また。
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毎日チェックさせていただいております。
緻密なグラフに、とても感心しました。
ところで、一つ質問があります。以前、台風は地震による磁場の変動に引っ張られて、地震が起きるあるいは起きた方へ方向を変えると聞いたことがあります。
また、関東大震災の同時期に来た台風が、今回の台風とまったく同じ動きをしていたそうで、こちらの説も気になるところです。
台風と地震との間に相関関係はあるものなんでしょうか?
また、9月26日に惑星の位置が一直線になって、それにより大地震が起きるという、いささか眉唾の予言がネット上で話題になっています。
こちらについては、どう思われますか?
私は、こんな使い古されたデマは信じられませんけど、少しは関係もあるんでしょうか?
とにかく地震が無さ過ぎて不安です。
それとも、これで終わりってことは・・・無いんだろうなあ
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ふくふくさんへ
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
私も、このようなコメントを戴くと大変励みになります。
さて、私は全ての可能性を排除しない主義ですので、ふくふくさんの疑問について、
ひとつずつ検証してみたいと思います。
◆まず台風と地震の相関について
少なくとも、311以降で日本に台風が接近(2,6,12号)した際の地震データからは、
台風接近に伴う、地震の増減に有意な相関は見あたりませんでした。
◆台風と地震による磁場の関係について
台風に限らず、雲には必ず帯電現象が伴うことから、仮に磁場に乱れがあれば、
原理的に電磁力は働きますが、地震の継続時間が一般に数十秒程度であるため、
地電流で台風の全質量が動くほど長時間の力は働かず、これも無いと考えられます。
◆惑星直列による潮汐力の変化
地球への潮汐力は、対象とする天体の質量に比例し、距離の3乗に反比例します。
仮に全惑星が一直線に並んでも、全惑星の潮汐力を全て合計しても、月から受ける
潮汐力の1/17400にしかなりません。(一番大きい木星でも距離が遠く1/17万です)
ちなみに太陽は、月の0.454倍の潮汐力がありますので、私の計算にも反映して
おります。
以上、私の検証では、全て地震との関連性は考えられないと言う結論になりました。
◆最後に「嵐の前の静けさ」は、台風だけではなく、地震にも使える言葉です。
お忘れなく。
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いつも分析ありがとうございます。
久しぶりに不気味ですね。
グラフの予測を見ていて思ったのですが、時間が経つにつれ、余震の回数そのものは減ってきますから、逆に一つ一つの地震は大きくなっていくんですかね。。。
スマトラ島と比べて東日本はプレート構造が複雑ですので、尚のこと気をつけなくてはいけないと思っています。。。
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なかなか興味深く見させてもらってますさん
私も嵐の前の静けさに、妙な胸騒ぎがあって、気持が落ち着きません。
私の計算式では、グーテンベルグリヒター則に従って、日々起こるべき最大震度が
対数的(Log(Mo/Days)に比例)に下がっていきます。そして、毎日の有感地震との差分
を積分したのが予測曲線となります。
当然、回数が減っていくのも、この式に反映される訳ですね。
単発の地震規模が大きくなる、というよりも頻度が減っていく感じになると思います。
ところで、今日あたり、嫌な予感がしてなりません。
なかなか興味深く見させてもらってますさんも、どうかお気を付けて。
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毎日祈るようにして拝見してます。
コメントの中で地震と台風の相関関係をおっしゃってたのを見て、ちょっと気になったのですが…
近年とても雲の量が多いそうですね!
雲の量が多い年には宇宙線が比例してとても多いそうです
もしかしたら、台風や地震は此の宇宙線と何ら関連があるのでしょうか?
昨今の地球の変化は何が何だか理解が出来ません
とても恐ろしい気がします‥‥‥
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りかさん
ご無沙汰しております。いつもご覧戴き、ありがとうございます。
さて、宇宙線と雲の量についてですが、ご指摘の通りで、私の調べた範囲でも両者には強い相関関係が認められました。(詳細は、左側Categoryの地球温暖化の記事をご覧下さい)
ただし、因果関係は逆のようです。そもそもの原因は、太陽活動の強弱にあります。
以下、私の調査結果です。
太陽黒点が多い→太陽風(磁気嵐)が強くなる→太陽系外からの宇宙線がシールド(吹き飛ば)される→宇宙線由来の雲の発生が少なくなる→太陽光の(雲による)反射率が低下する→地球全体が温暖化する→気候変動が大きくなる→台風の発生が増える(或いは巨大化する)
と、こんな感じです。(私は以前から地球温暖化の原因はCO2ではないと確信しております)
残る議論は、宇宙線と地震の関係ですが、これについては興味がありますので、今後調べてみたいと思います。
ちなみに、太陽黒点は2009年にほぼゼロまで極小化し、2010年から増加に転じ2013年にピークを迎えると予想されています。その後は、数百年来の極小期に入り、上記理論から、地球は温暖化どころか、雲の量が増え、長期間の小氷河期に入ると考える学者も多く存在します。
だいぶ、話が飛躍してしまいましたが、以前、私のブログの主要テーマでしたので。
では、また。
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私も無知ながらもここ最近の太陽の黒点の活動には大変興味を抱いてました。
そして聞きかじりですが既に地球は氷河期に突入していなければならないのに現時点で温暖化状態で有ることが何か異変の現れではないかと…言われてるらしいです‥
何れにせよ何か私たちの知らない処で何かが起こっていることは間違いないのではないでしょうか?
先生の地道で賢明な分析のお陰で最悪の事態に対して自分自身で覚悟を決めて最善策を考える指針とさせていただいて感謝してます!
此れからもどうぞ頑張ってください!
宜しくお願いいたします!!
毎日欠かさず此れからも拝見させていただきます~
どうかもうこれ以上、地震や津波や自然災害で一人の犠牲者が出ないことを祈ってやみません… 心から願っております
りか