スーパームーンと地震の関係など
毎度のお付き合いをありがとうございます。
昨晩の福島県沖M5.6以降、震源域が内陸部を含む各地に拡散したと思えたのですが、
また茨城への集中砲火が再燃し、非常に居心地の悪い状態が続いております
一方、
心配していた磁気嵐の方は、ようやく9/30 3:00(JST)に終息に向かってくれたようです。
JAXAのETS-VIII(技術試験衛星)によるリアルタイムデータは、こちらからどうぞ。
ただし、およそ3日間にも及ぶ磁気嵐の影響は、今後どのような形で現れてくるか未知数です
さて、
本日は読者の方から
潮位の異常について疑問が寄せられましたので、関連する事象についてご報告致します
まず、潮位の異常原因としては、気圧の変化(台風など)、台風による大波拡散、地形による共振現象、月の
異常接近など、様々な要素が関係するようですが、私が最も気になったのは、月の異常接近です。
いわゆる「スーパームーン」と呼ばれる現象で、大体年間3~4の頻度で起き、距離の変化も意外に大きく、
40.8万km~35.6万kmの間で約15%もの差異がありました。
ただし、スーパームーンが潮位に及ぼす影響は、逆に意外なほど小さく、月の距離の最遠端と最接近で
約20cm程度の差異のようです。
以下のグラフは、スーパームーンと地震発生に相関があるのかについて、調査した結果です。
確かに、震災のあった3/11に近い3/20にスーパームーンはありましたが、冷静に見れば3/11時点での月は
ほぼ最遠端で、その後のM6クラス以上の発生時期と比較しても、特には直接的な関係は無さそうです
ちなみに、太陽でも同様の現象はありますが、こちらは潮位にして約3cmの差異になります。
最近の潮位の異常は、大体9/26頃から始まっているようですので、9/28のスーパームーン、ならびに
台風からの大波によるものと推察されます。
私の結論としては、現段階では潮位の異常と地震との関連は特に無いものと判断致します
また、視点を変えた分析をしましたので、ご紹介致します。
これは、私の予測表から±60分以内に発生した地震について、グループ別に発生頻度を比較したものです。
ご覧のように、
M3クラスはグループ間での発生頻度に極端な差異は見られませんが、M4クラスはAグループが他の
1.3倍、M5クラスはCDグループで約70%、M6以上はCグループがほぼ100%という結果が出ました。
この分析から、今後の発生が予想されるM7クラスに関しては、CDグループが特に要注意のようです
皆さまには、いつ大きな揺れが襲ってくるかもしれませんので、十分な備えをお願い致します。
以下、今後の予測日時です。
※M7超の震源が横ずれ断層となるのは、非常に稀ですので、予測時刻に近い時間帯で発生するものと、
考えておりますが、規模が大きくなるほど予測時刻よりも早くなる傾向は過去に数回ありました。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部、
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
上(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
△10/1(土) 02:52 05:53 08:54 10:59
-----14:00 17:02 19:03 22:04
△10/2(日) 03:43 06:44 09:46 11:45
-----14:46 17:47 19:46 22:47
△10/3(月) 04:27 07:28 10:30 12:29
-----15:30 18:31 20:33 23:34
△10/4(火) 05:07 08:08 11:09 13:13
-----16:14 19:15 21:23 –:–
凡例
★ 特異日(確率3倍超)
☆ 注意日(確率2倍超)
◇ 予備日(平均確率)
△ 平均以下の日
青字は、最近発生した3つの磁気嵐から40h,100h,140後に符合する日時を示しています。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
また、何か変化があれば、お知らせしたいと思います。
では、また。