X5.4フレアに伴うCMEの到達予測について

日中もお知らせした通り、本日3/7 9:01(JST)にX5.4の大規模フレアが発生しました。
画像は、NASAの太陽観測衛星SDO(Solar Dynamics Observatory)が捕えた、
X5.4フレア発生直後のフレアループの詳細な構造です。
磁気嵐解析348
まさか、Xクラスのフレアが、こうも続けて発生するとは驚きました。
さて、問題は地球への到達時期ですが、
[NASA惑星間の太陽風シミュレーション] によれば、明日3/8 19:00(JST)頃を予測しております。
磁気嵐解析345
X5超のフレアは 2011/8/9のX6.9以来、約7ヶ月ぶりですが、前回は地球に対して真横だったため
CME(コロナ質量放出)の直撃は回避されました。
今回のシミュレーションを見ると、どうやら完全にCMEの直撃を受けることになりそうです。
また、CMEの地球到達時の速度も 1000km/sに達しています。
前回 1/30発生のX1.8フレアは、2/1から9日間に亘り、毎日激しい地磁気変動を起こしました。
そして、2/2 バヌアツM7.1、2/6 フィリピン・セブはM6.7とM6.2が連続して発生しました。
明日のCMEは、1/30に対して規模3倍・速度2倍の強烈な磁気嵐が予想されています。
CMEの運動エネルギーε=1/2*m*v^2とすると、今回は 3倍*2倍^2=12倍のエネルギーです。
最悪ケースを考えておくのは、心の準備としては必要だと思います。
仮に、前回のX1.8フレアの12倍のエネルギーが、今後発生する地震規模と比例すると考えると、
計算上、バヌアツM7.1を基準に Log10(10^(1.5*M7.1)*12倍)/1.5=M7.8発生の可能性があります。
とにかく、大規模災害が起こらないことを祈ります。
p.s.
To the Mark which lives in Sydney.
Please send some messages, if you can found my blog.
And to Eric.
Cautions are required especially this weekend.


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