海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その16)
気が付いたら、またこんな時間になっていました。
このシリーズも第16回目です。
(昨年12/17から毎週末に約3月続いており、M4.0以上で1週間検証し ほぼ7割の正解率です)
解説:[海水温度分布★の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
★今週から、海上保安庁のデータに切り替えました。 以下の理由によります。
・GIFファイルで一気に30日分を取得できること。
・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
・当日分まで反映されていること。 等々
以下は、先週3/16にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
この間M4.0超の地震は計32回、内29回が想定範囲に入っておりました。正解率91%でした。
予想から外れた3回中2回は伊豆諸島と日本海の超深発地震、1回は北海道南西沖の地震でした。
◆今週は 自分でも驚くほど、震源の想定域がピッタリの1週間でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。(先週より演算が滑らかになったのが歴然です)
今週は、結果的に強震度を想定する範囲が 北海道~九州のほぼ日本全域です。
また、黄色の点線は、周囲より温度の低下している範囲で、M4クラス発生の可能性があります。
今週は、範囲が沖合が殆どなので、あまり影響は無い様です。
ところで、しばらく磁気嵐の到来が無く、「魔のくぼみ」も明晩を最後に小休止となる予定です。
このまま、何事も無く過ぎて欲しいものです。 あと一日です。
また何か変化があれば、お知らせ致します。