海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その17)
今日は、肋骨の痛みで集中力に欠け、なかなか作業が進まず、この時間になってしまいました。
さて、このシリーズも第17回目です。
(昨年12/17から毎週末に約3ヶ月半続いており、M4.0以上で1週間検証し 平均で7割の正解率です)
解説:[海水温度分布★の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
★先週から、海上保安庁のデータに切り替えました。 以下の理由によります。
・GIFファイルで一気に30日分を取得できること。
・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
・当日分まで反映されていること。 等々
以下は、先週3/23にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
この間M4.0超の地震は計24回、内19回が想定範囲に入っておりました。正解率79%でした。
予想から外れた5回は、宮城と福島のやや沖合の地震でした。
◆今週も なかなかの正解率の1週間でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
今週も、強震度を想定する範囲が 北海道~九州のほぼ日本全域です。
特に、関東から西については、内陸部を含むので、場合により震度5以上の可能性があります。
また何か変化があれば、お知らせ致します。