海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その21)
毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第21回目になりました。
(昨年から毎週末に約4ヶ月続いており、M4以上で1週間検証し 最近の正解率は8割超です)
解説:[海水温度分布★の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
・当日分まで反映されていること。 等々
以下は、先週4/20にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
この間M4超の地震は計31回、内24回が想定範囲に入っておりました。正解率77%でした。
予想から外れた7回は、北海道の深発地震と、ここ数日で急上昇した岩手沖震源の地震でした。
◆先週はM4超が45回でしたが、今週はほぼ平均ペースに戻りました。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
◆ここ数日で太平洋側沿岸の水温が急激に上昇しており、要注意箇所が増えております。
(先週の様子と比較すると、赤の高温域が拡大しているのが判ると思います)
◆今週は 北海道南西部、東北太平洋側、房総~東南海、
そして、4/25に群発化して現在小康状態の銚子が強震度想定域です。
(遠洋の低温域境界も震源候補ですが、全体が見難くなるため、あえて書き込みはしておりません)
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。