海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その22)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第22回目になりました。
(昨年から毎週末に約4ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 最近の正解率は8割超です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週4/28にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
温度低下20120427WA
この間M4超の地震は計29回、内21回が想定範囲に入っておりました。正解率72%でした
予想から外れた8回は、2回が硫黄島、6回がここ数日で急上昇した三陸沖震源の地震でした。
◆先々週はM4超が45回もありましたが、先週から平均ペースに戻りました。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
4/29から急上昇した太平洋沿岸の水温は平衡し、要注意箇所が絞り込まれた感じです。
(先週と比較すると、赤の高温域がやや縮小しているのが判ると思います)
温度低下20120504W
◆今週の注目は、
4/25にも群発化した千葉震源
ですが、東京湾周辺と伊勢湾は4週連続ランクインです。
また、伊予灘と九州天草も2週間ぶりにランクインしております。
注意
(遠洋の低温域境界も震源候補ですが、全体が見難くなるため、あえて書き込みはしておりません)
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ


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