[緊急検証] 三陸沖地震のGR則による今後の見通し

緊急情報です。
皆さま、特に東北にお住まいの方々に、どうか冷静に、この情報をご覧ください。
5/19から突如として群発化した、三陸はるか沖の日本海溝を震源域とする地震については、
既に [緊急情報] 三陸はるか沖の地震について(その2) で、M8発生までの猶予期間が迫っており
ひっ迫度も、極限まで高まっていることをお伝えしました。
本日は、先出のGR則による今後の見通しについて解析が終わりましたので、ご紹介致します。
まずは、今回のデータ諸元ですが、
5/19~5/21の気象庁一元化データを利用し、以下の範囲での地震発生状況について解析しました。
三陸沖GR則MAP
プロットは、[Hi-net地震観測システムによる自動震源情報]から至近7日間の震央データです。
さて、この範囲内で発生した地震発生の状況を時系列で見てみましょう。
三陸沖20120519余震
5/20の午後からは、特に発生頻度が高まっている様子が判ると思います。
この3日間のGR則プロットの図です。
三陸沖GR則グラフ20120519
右の数字は、24h*3=72hでのM8発生回数を表わしております。
これを正規分布にしたものが以下の図になります。
三陸沖GR則正規分布20120519
中心の50%,μ=21.2daysとは、3週間以内に50%の確率でM8発生の可能性があると言う事です。
仮に最大値3σ(99.9%)で見ても、1ヶ月以内には確実にM8が発生する事を示唆しております。
私は、いたずらに皆さまを驚かすつもりなどありません。
◆こうした嫌なデータも、包み隠さず皆さまにお伝えすることが、私の使命だと信念を持っております。
今回のデータに、更に付け加えるならば、311東日本震災での検証では、
前日3/10までのデータ解析からM8が7日以内、M9が10日以内に発生する事を示唆しておりましたが、
現実は、その次の日にM9が発生しました。
したがって、最悪値を解析データの1/10程度と考れば、3日以内にM8が発生する事も
 考慮すべきなのです。

今までの経験から、読者の皆さまには、備えるべき要点は既にご存じとは思いますが、
私の考え得る最低限必要と思われることは、数点のみ。
・家族1週間分の食糧と水分の備蓄(2L×人数×7日間:5人ならば70L程度)
・地震発生後の集合場所の確認(原則として徒歩による集合を考える)
・停電による銀行ATM閉鎖に備えた現金化(最低1,000円×人数×7日間:5人ならば35,000円程度)
 できれば、全額を千円札で用意することが望ましい。内1/10は小銭が大変役立つ
・熱源の確保(カセットコンロ)
・単機能の電話機(長期停電に備えて、100V電源を必要としないものを用意)
 電話線は48Vの直流電圧があり、単機能の電話機なら電源は要らないのです。
・お風呂の水はトイレに使えます。抜かずに溜めておきましょう。
・できれば、洗濯も出来ないと考えて、下着類を多めに用意しておく
       などです。
今からでも、遅くはありません。
損得を抜きにして、備えておいて、多少のロスが出るのは仕方の無い事です。
非常時に、うろたえずに済むためのコストだと思えば良いのです。
では、本日はこれにて休みます。


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